キャンプや登山の装備で、最後まで悩むのが「チェア」です。
「少しでも軽くしたい。でも、座り心地は妥協したくない。」
そんなわがままな願いを、驚くほど高い次元で叶えてくれるのがヘリノックス チェア ゼロ ハイバックです。今回は、このチェアのリアルな実力と、あなたに合うかどうかの見極めポイントを、実際に使って感じたことを交えながらガッツリお伝えします。
なぜ今「ヘリノックス チェア ゼロ ハイバック」が選ばれるのか
ヘリノックス チェア ゼロ ハイバックが多くのキャンパーや登山者から支持されている理由。それは、ずばり「携帯性」と「快適性」のバランスが絶妙だからです。
従来の「チェアゼロ」は約510gと驚異的な軽さでしたが、背もたれが低いために「肩が落ち着かない」という声もありました。特に身長が高い方からは、「もう少し背中を預けたい」という切実なリクエストが上がっていたんです。
そこに登場したのが、このハイバックモデル。重量は約690g(スタッフサック込み)と、従来モデルより重くなったとはいえ、それでも500mlペットボトル約1.3本分。この軽さで肩甲骨まですっぽり包み込む背もたれを手に入れられるなら、その価値は十分すぎるほどあります。
まずはスペックを正直にチェックしよう
購入を検討するなら、数字を把握しておくのが絶対条件です。
- 使用時サイズ:幅約52cm × 奥行き約58cm × 高さ約83cm
- 収納時サイズ:約40cm × 12cm × 12cm
- 重量:約690g(本体+収納ケース)
- 耐荷重:120kg
- 座面高:約28cm
- フレーム素材:DACアルミニウム合金
- シート素材:リップストップポリエステル
この数字で注目すべきは、やはり重量と収納サイズのコンパクトさ。バックパックのサイドポケットにスッと差し込めるサイズ感で、登山の際にも「持っていこうかな」という気持ちにさせてくれます。
座面高が28cmと低めなので、焚き火を囲むには最高のポジション。ただし膝や腰に不安がある方は、立ち上がるときに少し工夫が必要かもしれません。とはいえ、この低さが生み出す安定感は、なにものにも代えがたい魅力です。
Helinox Chair Zero High-Backのここが最高! 3つの魅力
背中を包み込むハイバック設計
これこそ本製品の真骨頂。従来のチェアゼロと比べて背もたれが約20cm延長され、肩甲骨のあたりまでしっかりサポートしてくれます。
筆者(身長175cm)が座ってみると、ちょうど肩の上部が背もたれに当たるか当たらないかの絶妙な位置。思い切り頭を預けて「ながら見」する星空は、格別ですよ。口コミでも「185cmあるけど、ちょっと姿勢をずらせば頭まで乗せられる」という声があり、高身長の方から高い評価を受けています。
バックパッキングを現実にする超軽量ボディ
690g。この数字がどれほどすごいかというと、競合としてよく挙がるビッグアグネスのスカイラインULチェアが約822g。その差、実に130g以上です。
たかが130g、されど130g。長距離を歩く登山者や、バイクパッキングで積載量を極限まで減らしたいツーリングライダーにとって、この差は決定的です。「荷物に入っているのを忘れる軽さ」とは、まさにこのこと。
よく曲がり、よく支える高剛性フレーム
ヘリノックス チェア ゼロ ハイバックに使われているDACアルミニウム合金ポールは、テントのフレームでも実績のある信頼の素材。座るとしなやかにたわみ、体重をしっかり受け止めてくれます。
「細くて頼りない」と感じる見た目とは裏腹に、耐荷重は驚きの120kg。ISO 7173という国際的な強度試験に準拠しており、数字の上でも安心感は抜群です。さらに5年間のメーカー保証が付いているので、長期スパンで考えればコスパは決して悪くありません。
でも正直、ここは気になった。3つの注意点
座面の狭さは体格次第
脚のフレームが弓なりにしなる構造のため、座ると座面がやや中心に寄ります。レビューでも「30分以上座っていると、太ももが圧迫されて辛い」という声がちらほら。
これは個人差が大きく、筆者は気になりませんでしたが、がっしり体型の方ほど窮屈に感じやすいかもしれません。できれば実店舗で試し座りしてから購入することを、強くおすすめします。
立ち座りのしづらさは覚悟
座面高28cmは、くつろぎポジションである反面、立ち上がるときに膝と腰に負担がかかります。キャンプに慣れた方なら「よいしょ」と手をついて立てますが、日常的に膝が痛い方には少々厳しいかもしれません。
付属品の収納ケース
これは細かい話ですが、収納ケースが防水仕様ではない点は頭に入れておいてください。急な雨に降られると、ケース内に水が染み込む可能性があります。雨の多い季節のツーリングでは、別途ドライバッグで保護するのがおすすめです。
競合チェアとガチ比較! 結局どれを買えばいい?
ここでよく比較される他社製品と、簡単に比べてみましょう。
- ビッグアグネス スカイライン ULチェア:座面が広く安定感はこちらの方が上。ただし重量は800g超え。快適性重視ならアリですが、軽さ最優先ならHelinoxに軍配。
- Helinox チェアゼロ(通常モデル):重量510gの最軽量クラス。でも身長170cm以上の人は、肩が出てしまうので要注意。「軽さこそ正義」というバックパッカーはこちら。
- Mont-bell サコッシュチェア:500g台で2万円以下とコスパ優秀。ただ背もたれのホールド感はHelinoxに分があります。
「軽さ」「背面サポート」「ブランド信頼性」の3つを同時に求めるなら、ヘリノックス チェア ゼロ ハイバックがほぼ唯一解に近い選択肢です。
「ヘリノックス チェア ゼロ ハイバック」をさらに快適に使う裏ワザ
せっかく買うなら、さらに使い倒したいですよね。
地面の柔らかいサイトでは「ボールフィート」を
砂地や芝生が柔らかいキャンプ場でチェアの脚が沈み込んでしまう問題。これは専用アクセサリーの「ボールフィート」を取り付ければ一発解決です。4つで数十gの増量なので、オートキャンプ時には常に装着しています。
シートを長持ちさせるために直射日光は避ける
軽量ナイロンは紫外線に強くありません。長時間直射日光にさらすと劣化が早まるので、タープの下で使うか、使わないときはサッと収納する習慣をつけてください。
よくある質問にガチ回答
体重○kgだけど大丈夫?
耐荷重120kg以内なら全く問題ありません。むしろ耐荷重テストは過酷な条件で行われているので、余裕を持って使えます。
車中泊で使いたいんだけど?
荷室の限られた車中泊にこそ、このコンパクトさは活きます。空いたスペースに他のギアを詰め込めます。天井が低い車内でも、ハイバックすぎない高さがちょうど良いサイズ感です。
組み立ては難しい?
慣れれば1分で設営できるシンプル設計。最初はフレームのテンションに驚くかもしれませんが、数回やれば体が覚えます。
まとめ:軽さと背もたれの両方を欲張るあなたへ
ヘリノックス チェア ゼロ ハイバックは、「軽量チェアが欲しいけど、肩まで支えてくれるモデルがいい」という、超わがままなリクエストに応えてくれる逸品です。
確かに価格は安くありません。座面の感触や座面高には好みが分かれるところもあります。
それでも、「これを買っておけば、今後5年はチェア選びで悩まなくて済む」。
そんな安心感を味わいたいなら、最初の一台としても、買い替えの最終候補としても、必ずチェックしておくべきアウトドアチェアだと断言します。次の休み、最高のロケーションでこの椅子に座っている自分を想像してみてください。きっと、その投資は裏切らないはずです。

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