キャンプを始めてしばらくすると、誰もが一度は憧れる2ルームテント。広々としたリビングスペースに、プライベートな寝室。家族みんなで快適に過ごせる夢のギアに見えますよね。
でも実際に購入した人の中には、「思ってたのと違った」「こんなはずじゃなかった」と感じて手放した方も少なくありません。
私もその一人です。
初めてのファミリーキャンプに向けて張り切って購入したものの、わずか3回の使用で売却することに。今回は、2ルームテントをやめたリアルな理由と、「じゃあ代わりに何を選べばいいの?」という疑問に正面から答えていきます。
これからテント購入を考えている方も、今まさに2ルームテントの処分を迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。
2ルームテントをやめたくなる4つのリアルな理由
良いところばかりが目立つ2ルームテントですが、実際に使ってみると「これはしんどい」と感じる場面がいくつも出てきます。SNSや口コミでもよく挙がっている、リアルな不満点をまとめました。
設営と撤収があまりにも重労働
これが最大の理由です。
私が使っていたコールマン 2ルームテントの重さは約20kg。車からの積み下ろしだけでも一苦労なのに、サイトまで運ぶだけで腕がパンパンになります。
設営はというと、ポールの本数が多くて構造も複雑。夫婦二人がかりでも小一時間はかかっていました。到着してすぐに遊びたがる子どもたちを待たせる罪悪感といったらもう。
さらに撤収時は疲れた体に鞭打って、また同じ作業の繰り返し。楽しいはずのキャンプが「設営と撤収のためのイベント」になってしまっていたんです。
雨上がりの乾燥が本当に大問題
キャンプ中に雨が降ったらどうしますか?
2ルームテントの場合、その答えは「家に帰ってからが地獄」です。
帰宅後に広げて乾燥させようにも、マンションのベランダではまったくスペースが足りません。近所の公園で広げるわけにもいかず、結局は車の中である程度乾かして、あとはカビと戦う日々。
一度でもカビが生えると臭いは取れないし、見た目も最悪。高価な買い物だっただけに、このメンテナンスの大変さは本当にこたえました。
設営できるキャンプ場が限られる
意外と見落としがちなのがこの問題。
人気のキャンプ場は区画サイトが多く、2ルームテントのような大型テントだと「はみ出してしまう」「そもそも張れない」というケースが頻発します。
実際、予約時に「テントサイズを教えてください」と聞かれて、サイズを伝えたら「すみません、そのサイズですと2区画必要になります」と言われたことも。予約の選択肢が狭まるのは地味にストレスでした。
開放感が足りない
壁に囲まれた2ルームテントは、確かにプライバシーは確保できます。
でもその反面、せっかく自然の中に来ているのに景色が見えない。焚き火の火の粉でテントに穴が開くのが怖くて、結局リビング部分では火が使えない。
「もっと青空の下で過ごしたい」「焚き火を囲みながらのんびりしたい」という自分のキャンプスタイルに、どうしても合わなくなっていきました。
2ルームテントをやめてわかった「自分に合うスタイル」
2ルームテントを手放した後、試行錯誤してたどり着いたのが「軽量テント+タープ」の分離スタイルです。
これがもう、想像以上に快適でした。
なぜテントとタープを分けるのが正解なのか
設営が圧倒的にラク
軽量ドームテントならポール2〜3本で自立するものがほとんど。設営時間は10分もかかりません。タープも慣れれば15分程度で張れます。
しかもテントとタープを別々に運べるので、重さも分散されて体への負担が激減。到着後すぐに遊び始められるようになりました。
自由度が段違い
タープ下は開放感たっぷり。風を感じながら食事をしたり、焚き火を囲んだり。雨が降ってきたらタープの張り方を調整すればいいだけです。
また、デイキャンプならタープだけ持っていけばOK。その日の気分や天候に合わせてギアを選べるようになりました。
乾燥が格段にラク
テントもタープもコンパクトなので、ベランダでも余裕で干せます。帰宅後のメンテナンスストレスから解放されたのは本当に大きかった。
2ルームテントをやめた人におすすめの代替ギア3選
実際に私が使ってみて「これだ!」と思えた組み合わせと、友人の評判が良かったアイテムを紹介します。
初心者にやさしい入門セット:スノーピーク エントリーパックTT
テントとタープがセットになったスノーピークの入門モデル。
テントは設営が簡単なドーム型で、タープとの連結も可能。連結すれば雨の日でも行き来がしやすく、2ルームテントのような使い勝手も実現できます。
「まずはこのセットでキャンプに慣れて、必要に応じて買い足していく」というスタートがおすすめです。
設営スピード最優先:ロゴス イージーセットキャビンテント
「設営に時間をかけたくない」という方には、ロゴスのワンタッチテントが強い味方。
ポールを伸ばすだけで約90秒で設営完了。収納時はコンパクトになるので積載もラクちんです。前室もあるので、ちょっとした荷物置き場としても使えます。
これにコールマン ヘキサタープを組み合わせれば、最小限の労力で快適なサイトが完成します。
悪天候にも対応したい人へ:ogawa ティエラ
「でもやっぱり雨の日も安心したい」という方は、シェルター+インナーテントの組み合わせがおすすめ。
ogawaのティエラは、スクリーンタープとしてもテントとしても使える優れもの。2ルームテントより軽量で、必要なときだけインナーテントを吊るせば寝室に早変わり。
冬キャンプでストーブを使いたい方にも対応できるモデルです。
こんな人は2ルームテントをやめなくていいかも
ここまで2ルームテントのデメリットばかり話してきましたが、もちろんメリットもあります。
以下のような方には、むしろ2ルームテントのほうが合っているかもしれません。
小さな子どもがいて、虫対策や防寒を重視したいファミリー
寝室とリビングが一体化しているので、夜中に子どもがトイレに行くときも安心。フルクローズできるので虫の侵入も最小限です。
冬キャンプや標高の高い場所での使用が多い方
防風性・保温性に優れているので、寒い時期のキャンプには最適。ストーブも使いやすい設計になっています。
設営は夫婦や仲間と協力できる体制がある方
一人で設営するのは厳しいですが、複数人で役割分担すれば時短も可能。むしろ設営自体をコミュニケーションの時間と捉えられるなら問題ありません。
まとめ:2ルームテントをやめて見えた快適キャンプの形
2ルームテントは確かに魅力的なギアです。広さも機能性も申し分ありません。
でも、「自分にとって本当に必要なものか」を考えたとき、軽さと自由度を優先するならテント+タープの分離スタイルのほうが断然ストレスフリーでした。
キャンプギアに正解はありません。
大切なのは、自分の体力やキャンプスタイル、行きたいキャンプ場の環境を正直に見つめること。そして「ちょっと合わないかも」と思ったら、無理して使い続けるより潔く手放す勇気も必要です。
2ルームテントをやめた先には、もっとラクで自由なキャンプライフが待っていますよ。

コメント