キャンプやアウトドアで使うチェアって、本当に悩みますよね。軽さを取るか、座り心地を取るか。見た目か、機能性か。そんな中で「ヘリノックス チェアツー コヨーテ」は、そのバランスに惹かれて手に取る人が増えている一脚です。
今回は実際に使ってみた感想を交えながら、どんな人におすすめなのかを本音でお伝えしていきます。
まず「コヨーテ」ってどんな色?
「コヨーテって何色?」という疑問、もっともです。公式のカラー名だけではイメージしづらいですからね。
実物は、カーキとブラウンの中間のような、絶妙なくすみ系のアースカラーです。明るすぎず、暗すぎず、乾いた大地を思わせる色味で、サイトに置くだけで風景にスッと馴染みます。
ブラックほど重たくならず、オリーブほど緑が強くない。この「ちょうどよさ」がコヨーテの最大の魅力です。ナチュラル系のテントや焚き火のそばに置くと、その美しさが際立ちますよ。
チェアツーってどんな椅子なのか
Helinox Chair Two は、ヘリノックスの中でも高い背もたれを持つ人気シリーズです。
スペックをざっと挙げると、こんな感じ。
- 重量:約1.2kg(収納時)
- 耐荷重:145kg
- 収納サイズ:44cm × 13cm × 11cm
- 座面高:約30cm
この数字だけ見ると「ふーん」で終わってしまうかもしれません。でも実物を持つと、驚くほど軽いんです。ペットボトル数本分の重さしかないので、持ち運びのストレスがほとんどありません。
収納サイズもコンパクトで、バックパックのサイドポケットに差し込めるほど。ソロキャンプやバイクツーリング、徒歩サイトまで幅広く使えます。
実際の座り心地はどうなのか
座った瞬間の印象は「包まれるような安心感」です。
背もたれが高いので肩甲骨あたりまでしっかり支えてくれて、深く腰掛けられます。座面はハンモックのような構造になっていて、体のラインに沿って優しくフィットします。
ただ、注意したいのが座面の低さ。約30cmなので、一般的なローチェアよりさらに低い部類に入ります。地面に近いぶん、焚き火を眺めながらボーッとするのには最高です。
でも、テーブルを出しての食事には正直向きません。高さが合わなくて前かがみになるので、長時間だと腰が疲れます。リラックス特化型と割り切って使うのが正解です。
立ち上がるときはちょっとだけ気合がいります。特に膝に不安がある方は、試し座りをおすすめします。
設営と片付けの手間
ポールをショックコードで連結するタイプなので、最初だけ少し戸惑うかもしれません。でも一度覚えれば30秒もかからず組み立てられます。
骨組みに生地を通すとき、少しきつく感じるのは、張りを出すための仕様。コツは、対角線上にはめていくこと。慣れれば女性でも問題なく設営できます。
収納も簡単で、付属の収納ケースにスッと入るのでストレスフリーです。
ちょっとしたデメリットも正直に
完璧な椅子かと言えば、もちろんそうではありません。
まず脚先が細めなので、砂地や柔らかい地面だと沈みやすいです。グラウンドシートやボールフィートなどのオプションがあると安心です。
あと、骨格構造ゆえの「揺れ」はあります。体重をかけたときにフレームがしなるため、安定感を重視する人には少し頼りなく感じるかもしれません。逆に、ここがハンモック的な心地よさに繋がっているので、好みの問題とも言えます。
それから価格はアウトドアチェアの中では高め。ただ、5年保証がついていることや、パーツ交換ができることを考えれば、長期で使える分コスパは悪くありません。
こんな人にすすめたい
最後に、ヘリノックス チェアツー コヨーテ が向いている人をまとめます。
- とにかく軽量コンパクトなチェアを探している
- 焚き火を眺めるためのリラックス用がほしい
- ナチュラルで渋い色味が好き
- ソロキャンプや徒歩キャンプが多い
- 長く使える信頼できるギアを選びたい
逆にテーブルでの快適な食事を重視する人や、立ち座りのしやすさを求めるなら、座面の高いチェアワンや他ブランドのハイバックチェアも検討してほしいです。
ただ、「あの焚き火の時間を最高にする一脚」を求めているなら、ヘリノックス チェアツー コヨーテは間違いなくベスト候補に入ります。アースカラーの落ち着いた佇まいと、軽やかな使い勝手は、どんなサイトにも心地よい時間を運んできてくれますよ。

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