でも、大丈夫です。ちょっとしたコツをつかめば、どんなモデルでも気持ちいいくらいスッと袋に収まるようになります。ここでは、基本からちょっとした裏技まで、ヘリノックスの正しいしまい方を徹底的に解説していきますね。
なぜ「しまい方」でつまずくのか?その原因を解剖します
まず、多くの人が「できない!」と感じる原因を知っておきましょう。理由は主に二つです。
一つ目は、ポールのバネ構造。ショックコード(ゴム紐)で繋がれているので、放っておくと元気よく広がろうとします。この暴れるポールをうまく手なずけられないと、シートを巻き込む段階で大苦戦することに。
二つ目は、シートの厚みの偏りです。シートの四隅にある、ポールを差し込むための「パイプ受け」部分。ここが極端に厚くなっています。この厚みを無視して適当に畳んでしまうと、部分的にボコボコとかさばり、収納袋のジッパーを噛み込んでしまう最大の原因になるんです。
失敗しない!ヘリノックス収納の基本手順
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。ここではスタンダードなヘリノックス チェアワンを例に説明します。他のモデルでも基本は同じです。
1. シートをフレームから外す
最初に、座面と背もたれのシートをフレームから外します。コツは、まず座面側の四隅を外すこと。背もたれ側を先に外してしまうと、椅子が不安定になって外しにくくなるので、順番を意識するだけでストレスが減りますよ。
2. フレームを折りたたむ
これが最初のヤマ場です。ポールの繋ぎ目を外して、小さく折りたたんでいきます。何も考えずにやると、ショックコードの力でピンと伸びて大変なことに。
そこで、「足から順に、重ねていく」のが鉄則です。地面に接する4本の足のポールから外し、それを手に持って束ね、最後に中央の背もたれ部分を外してまとめると、驚くほど大人しくなります。もし出荷時に付いていた輪ゴムがあれば、ここで束ねておくと後が本当にラク。無くしてしまったなら、次の一手があります。
3. シートをベスト型に畳む
フレームがまとまったら、いよいよシートです。平らな場所に広げてください。
まず、座面部分を背もたれ側に向かって折りたたみます。次に、左右から内側に折り込んでいくと、服の「ベスト」のような形になりますよね。この時、絶対に意識してほしいのが、四隅にある厚いポケット部分をすべて重ならないように、意識的に「ずらす」こと。これをするかしないかで、最終的な厚みが雲泥の差になります。
4. フレームを包み込む
さあ、ここからが楽しい仕上げです。先ほど畳んだシートの上に、束ねたフレームを置いて、くるくると巻いていきます。ここでの裏技は、フレームの中央(少し細くなっているくびれ部分)に、シートの厚みが集中している部分を合わせるように巻くこと。これで、仕上がりがスリムな「マンガ肉」のような形になり、驚くほどコンパクトになります。
5. 収納袋にしまう
最後は落ち着いて。巻いた本体を握りしめながら、収納袋の奥まで一気に滑り込ませます。ジッパーを閉める時に無理やり引っ張る必要がなければ、完璧です!
しまい方をもっと快適にするおすすめアイテム
基本手順をマスターしたら、道具の力を借りてさらに快適にしましょう。特に「あの輪ゴム、もうないんだよな…」という方には、専用アイテムが救世主になってくれます。
暴れるポールをスマートに束ねる
ポールを束ねるのに一番おすすめなのが、ヘリノックス ベルクロタイです。これ一本で、折りたたんだポールをガッチリ固定できます。輪ゴムと違って劣化しにくく、着脱も簡単。座椅子風にセッティングしたい時にも使えるので、持っていて損はない万能選手です。
「とにかく今すぐ困っている」というなら、100円ショップで売っている大きくて厚みのある輪ゴムでも代用できますよ。自分のスタイルに合った方法で、まずはポールを制御してください。
ギアを長持ちさせる護り
直接「しまい方」とは違いますが、ヘリノックス チェアカバーも視野に入れておくと良いでしょう。焚き火の火の粉から大切なシートを守ってくれるので、「次も気持ちよく使うため」の投資としておすすめです。片付けの時、汚れを気にせずさっと畳めるという精神的な余裕も生まれます。
あなたのチェアに最適なしまい方、見つかりましたか?
ここまで、ヘリノックスの基本的なしまい方と、ワンランク上のコツをお伝えしてきました。「ベスト法」や「マンガ肉法」など、いくつか試してみて、ご自身のモデルに一番フィットするやり方を見つけてみてください。
キャンプの最後の片付けまでが、大切な思い出の一部です。焦る気持ちをちょっと抑えて、この手順を実践すれば、不思議と気持ちがスッと軽くなりますよ。次回のキャンプを気持ちよくスタートさせるために、ぜひマイスターを目指してくださいね。

コメント