キャンプを始めたいけど、テントの設営が面倒そうで二の足を踏んでいませんか。
重たい荷物を運ぶのが嫌で、ソロキャンプやツーリングキャンプを諦めている方もいるかもしれません。
実は僕もかつてはそうでした。週末の貴重な時間を設営と撤収に奪われるくらいなら、家でゴロゴロしていたほうがマシだと本気で思っていたクチです。
でもある日、友人が使っていたモンベル ムーンライトテントを見て考えが変わりました。ポールを通して吊り下げるだけのシンプルな構造に、心底驚かされたんです。
今回はそんな僕の体験も交えながら、モンベル ムーンライトテントの本当の魅力をお伝えしていきます。
モンベル ムーンライトテントとは?吊り下げ式が生む圧倒的な設営のラクさ
まず最初に知っておいてほしいのが、ムーンライトテント最大の特徴である「吊り下げ式」という構造です。
一般的なドームテントって、ポールをスリーブに通す作業が地味に面倒じゃないですか。夜に到着して真っ暗な中でポールを通そうとして、途中で引っかかってイライラした経験がある人も多いはず。
ムーンライトは違います。
本体の四隅と上部にポールをセットして、あとはフックでインナーテントを吊り下げていくだけ。これが本当にラクで、慣れれば設営はわずか5分程度で完了します。初めての人でも10分あれば余裕でしょう。
撤収も同じく簡単で、フックを外してポールを抜くだけ。朝の忙しい時間にストレスを感じることが激減しました。
しかも吊り下げ式だからこそ、インナーテントがピンと張った美しいシルエットになるんです。見た目の美しさも、キャンプの満足度を上げてくれる要素だと僕は思います。
軽量コンパクトだから旅のスタイルが広がる
ムーンライトテントのもう一つの武器が、その軽さと収納性の高さです。
特にモンベル ムーンライトテント1型は驚異的で、収納サイズは約30×16センチ、重量はわずか1.49キログラムしかありません。これは500ミリリットルのペットボトル3本分くらいの重さです。
ツーリングキャンプをするライダーにとって、この軽さとコンパクトさはまさに救世主。バイクの積載量には限りがあるので、テントが場所を取らないのは本当にありがたいポイントです。
登山の際にも威力を発揮します。重たい荷物を背負っての長時間歩行は体力を消耗しますから、少しでも軽量化できるに越したことはありません。
ちなみにモンベル ムーンライトテント2型は1.65キログラムと少し重くなりますが、その分居住空間にゆとりがあります。ソロだけど広々使いたい人や、二人での使用を想定しているなら2型がおすすめです。
1型と2型、結局どっちを選べばいいの?
これ、めちゃくちゃ悩むポイントですよね。僕も購入時にかなり迷いました。
結論から言うと、ソロキャンプがメインで軽さ最優先なら1型、ゆとり重視や二人利用の可能性があるなら2型です。
1型は横幅が約90センチと決して広くはないんですが、不思議と圧迫感はありません。身長180センチの僕が寝ても足が当たることはなく、寝返りも問題なく打てます。ただ、荷物は全部前室に置く前提になるので、室内でくつろぐスタイルには向きません。
一方で2型は横幅が約130センチあり、ザックや着替えを室内に置いても余裕があります。雨の日にテント内でゴロゴロするなら、この広さは大きなアドバンテージになるでしょう。
僕自身はソロでの使用がほとんどなので1型を選びましたが、たまに友人と行くことも考えているなら2型にしておいたほうが後悔しないかもしれません。
日本の気候に最適化されたモンベル品質の高さ
海外製の軽量テントに手を出して失敗した経験がある方もいるのではないでしょうか。僕もかつて海外ブランドのテントを使っていて、結露のひどさに閉口したことがあります。
モンベルは日本のメーカーだけあって、高温多湿な日本の気候をしっかり考えた設計になっています。
まずフライシートの耐水圧は1,500ミリメートル以上を確保。これなら多少の大雨でも浸水の心配はまずありません。実際に僕も梅雨時期のキャンプでどしゃ降りに遭いましたが、内部はまったく濡れませんでした。
さらにベンチレーターが効果的に配置されていて、湿気がこもりにくい構造です。結露が少ないから朝起きたときに寝袋がびしょ濡れ、なんて悲しい事態も回避できます。
あと地味に嬉しいのが、インナーテントが全面メッシュにできること。夏場はフライシートを外して星空を眺めながら眠れるんです。虫除けメッシュのおかげで蚊の侵入も防げますから、高原サイトで最高の夜を過ごせますよ。
実際に使ってわかった気になる弱点と対策
良いことばかり書いても信憑性に欠けるので、正直なところもお伝えします。
まず軽量ゆえに生地が薄く、風の強い日はバタつきが気になることがあります。これは軽さとのトレードオフなので仕方ない部分ではありますが、ペグダウンと張り綱をしっかり行えば問題ないレベルです。
また2020年以降のリニューアルモデルは軽量化のために生地が変更されており、以前よりも風の影響を受けやすくなったという声もあります。僕は旧モデルを使ったことがないので比較できませんが、風速10メートル以上の予報が出ている日は場所選びに気をつけるようにしています。
もうひとつ、焚き火をする際には要注意です。生地が薄いので火の粉が飛ぶと簡単に穴が開いてしまいます。僕も一度やってしまいました。焚き火を楽しみたいなら、テントから十分な距離を取るか、難燃性のタープを併用するのがおすすめです。
長く使うためのメンテナンスと保管方法
モンベル ムーンライトテントは決して安い買い物ではありません。だからこそ長く付き合いたいですよね。
僕が9年近く使っているユーザーさんの話を聞いたことがありますが、ポイントは「濡れたまましまわない」ことと「直射日光を避けて乾燥させる」ことの二点に尽きるそうです。
撤収時に雨や結露で濡れている場合は、帰宅後に必ず陰干ししましょう。ベランダの手すりに引っかけておくだけでも十分です。これを怠るとカビの原因になり、生地の劣化を早めてしまいます。
収納時は付属のスタッフバッグに無理やり詰め込まず、ある程度余裕を持たせて収納するのが生地に優しい使い方。僕はもう少し大きめの収納袋を別途用意しています。
ポールのショックコードも定期的にチェックしておくと安心です。切れてしまうとポールがバラバラになって設営できなくなるので、ヘタってきたなと感じたら早めに交換しましょう。
他モデルとの比較で見えるムーンライトの立ち位置
モンベルにはモンベル ステラリッジテントという上位モデルもあります。こちらはより過酷な登山環境を想定したモデルで、耐風性能や強度がさらに高くなっています。その分価格も重量もアップするので、オートキャンプやツーリングがメインならムーンライトで十分だと僕は思います。
他社製品でよく比較されるのがコールマン ツーリングドームです。価格は圧倒的にコールマンが安いんですが、収納サイズと軽さではムーンライトに軍配が上がります。長く使うことを考えれば、ムーンライトへの投資は決して高くないはずです。
あとファミリー向けにはモンベル ムーンライトキャビン4という選択肢もあります。こちらはツールーム構造でリビングスペースを確保できるモデル。ムーンライトシリーズの設営の簡単さを受け継ぎつつ、ファミリーキャンプに対応したサイズ感が魅力です。
モンベル ムーンライトテントはこんな人におすすめ
ここまで読んでいただいて、なんとなく自分に合うかどうかイメージできたでしょうか。
改めて整理すると、モンベル ムーンライトテントはこんな人にぴったりです。
まずキャンプ初心者で、難しい設営に挫折したくない人。吊り下げ式の簡単さは間違いなくモチベーション維持につながります。
次にバイクや自転車で旅をする人。軽量コンパクトというメリットは、積載制限のある乗り物では絶大です。
そして登山でテント泊をしたいけど、本格的な登山用テントは高すぎると感じている人。ムーンライトなら十分な性能を持ちながら、価格も比較的抑えめです。
逆に、テント内で立って着替えたいとか、インナー内にテーブルを置いて食事したいという人には向きません。そういう方は最初からツールームテントやトンネル型テントを検討したほうが満足度が高いでしょう。
最後にもう一度だけ言わせてください。
設営がラクだと、キャンプのハードルは驚くほど下がります。面倒くさいを克服できれば、あなたのアウトドアライフはもっと自由でもっと楽しいものになるはずです。
モンベル ムーンライトテントが、そのきっかけになってくれたら嬉しいなと思います。


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