「チントンシャンテントン!」って、一度聞いたらなぜか頭から離れないフレーズですよね。テレビで小島よしおさんが元気よく叫んでいるのを見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。
でも、ふと思いませんか?
「この言葉、いったいどこから来たんだろう?」
「そもそも意味ってあるのかな?」
実はこの「チントンシャンテントン」、ただの意味不明な掛け声じゃないんです。ちゃんとルーツをたどると、日本の伝統芸能である三味線に行き着くんですよ。
今回は、この耳に残るフレーズの正体を、小島よしおさんのネタからアニメ『少年アシベ』、そして江戸時代から続く「口三味線」の文化まで、しっかり深掘りしていきます。読み終わる頃には、あなたも誰かに話したくなること間違いなしです。
チントンシャンテントンの意味とは?まずは結論から
最初に結論から言っちゃいましょう。
チントンシャンテントンは、三味線の音を口で真似た「口三味線」という表現技法のひとつです。
具体的には、三味線の弦をはじく音や奏法を、擬音語で表しているんですね。
それぞれの音には、ちゃんと意味があります。
- チン:三味線の一番細い弦(三の弦)を、左手で押さえてからはじいた音
- トン:真ん中の弦(二の弦)を、押さえずにそのままはじいた開放音
- シャン:二の弦と三の弦を同時にジャランとはじいた音
- テン:三の弦の開放音
つまり、でたらめな言葉じゃなくて、三味線を弾く人なら「ああ、あの音ね」とすぐわかる、れっきとした音楽用語の口頭バージョンなんです。
チントンシャンテントンと小島よしおの関係
このフレーズを一躍有名にしたのが、お笑い芸人の小島よしおさんです。
「そんなの関係ねぇ!」のネタでブレイクした後に生まれたのが、この「チントンシャンテントン」のギャグ。腰を振りながらリズミカルに連呼する姿は、子どもたちにも大人気でしたよね。
小島よしおさん自身、このフレーズのルーツについてインタビューで「三味線の口三味線から来ている」と語っています。芸人さんらしい、ちょっとした遊び心と文化のミックスが生んだ名フレーズだったんですね。
アニメ『少年アシベ』主題歌が元ネタ?その真相
ネットで検索すると「チントンシャンテントンはアニメ『少年アシベ』の主題歌が元ネタ」という情報もよく見かけます。
これは半分正解で、半分はちょっと違います。
1990年代に放送されたアニメ『少年アシベ』の主題歌「まかせて!チン・トン・シャン」(歌:田村英里子さん)の歌詞に「チントンシャン」というフレーズが登場するんです。この曲が当時の子どもたちに大人気で、一気に広まりました。
ただ、小島よしおさんが言うように、さらにその大元をたどると「口三味線」に行き着く。だから正確には、
口三味線 → 少年アシベの主題歌 → 小島よしおのネタ
という流れで、現代のポップカルチャーに受け継がれてきた言葉なんですね。
チントンシャンテントンの起源は江戸時代の口三味線
ここからは、ちょっとディープな和文化の話です。
口三味線(くちじゃみせん)って聞いたことありますか?三味線の音を口で「テケテン、トントロリ」なんて表現する技法のことです。
江戸時代には、三味線を持っていない場所でも、口でメロディを再現して楽しむ文化があったんですよ。落語や小唄の世界では、今でも稽古のときに先生が「じゃあここは、チントンシャン、テントンシャンのリズムでいきますね」なんて普通に使う表現なんです。
つまり、「チントンシャンテントン」は単なるギャグじゃなくて、200年以上続く日本の伝統音楽文化の一部だった、というわけです。なんだか急に奥深く感じませんか?
チントンシャンテントンの類語と使われ方
口三味線には「チントンシャン」以外にも、いろんな表現があります。
- テケテン:細かいリズムを刻む音
- トントロリ:ゆったりした三味線のフレーズ
- ジャンジャカ:勢いよくかき鳴らす音
こうして見ると、三味線の音って本当にバリエーション豊か。そして、それを全部口で表現しようとした先人たちの遊び心がすごいですよね。
現代では、小島よしおさんのネタ以外にも、子どもたちが遊びで使ったり、動画配信者がつかみの一言として使ったりと、コミカルな雰囲気を出すフレーズとして定着しています。
チントンシャンテントンに関するよくある疑問Q&A
ここで、よく検索されている疑問にも答えておきますね。
Q. チントンシャンテントンは何語?
A. 日本語の擬音語・擬態語です。三味線の音を日本語で表現したものです。
Q. 海外で通じる言葉?
A. 残念ながら通じません。英語で説明するなら「Japanese traditional shamisen sound imitation」という感じでしょうか。ちょっと伝わりにくそうですね。
Q. 似たようなフレーズで「チントンシャンでかっぽれ」ってあるけど関係ある?
A. 「かっぽれ」は幕末から明治にかけて流行した踊りの名前です。三味線の音「チントンシャン」に合わせて踊る「かっぽれ」という演目があったことから、セットで覚えている人が多いみたいですね。
まとめ:チントンシャンテントンは江戸から令和へ受け継がれる音の文化
ここまで読んでいただいて、「チントンシャンテントン」がただの意味不明なギャグじゃないってこと、伝わりましたか?
三味線の口三味線から始まり、アニメ『少年アシベ』の主題歌で90年代にリバイバルし、小島よしおさんのネタで全国区になったこのフレーズ。
江戸時代の庶民文化が、形を変えながら令和の時代にも生き続けているって、なんだかロマンを感じませんか?
次にテレビから「チントンシャンテントン!」が聞こえてきたら、あなたはきっと、ちょっとだけニヤリとできるはずです。
「あ、これ口三味線ね」って。

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