「チントンシャン テント ン」って、一度聞いたら耳から離れない不思議なフレーズですよね。テレビで小島よしおさんが「おっぱっぴー」の後に連発しているのを聞いて、「あの言葉、一体何なんだろう?」と気になっている方も多いはず。実はこの言葉、ただの意味不明なギャグじゃないんです。今回は「チントンシャンテントン」の本当の意味と、その奥深いルーツに迫ってみたいと思います。
「チントンシャンテントン」ってそもそも何?基本的な意味
まず最初に結論からお伝えすると、「チントンシャンテントン」という言葉自体に、辞書に載っているような明確な日本語としての意味はありません。
「え、意味ないの?」って思いましたか?でもちょっと待ってください。意味がないからこそ面白いのがこの言葉の真骨頂。では、なぜこんなフレーズが生まれたのかというと、大きく分けてふたつの元ネタがあるんです。
ひとつは1990年代に放送されていたアニメ『少年アシベ』の主題歌。そしてもうひとつが、日本の伝統芸能である三味線の音色を口で表現した「口三味線」です。このふたつが奇跡的に交わった結果、現代のバラエティ番組で大活躍するフレーズが誕生したというわけなんですね。
小島よしおはなぜ「チントンシャンテントン」を使う?由来を解説
小島よしおさんと言えば、海水パンツ一丁で「そんなの関係ねぇ!」と叫ぶ姿が印象的ですよね。そのギャグの合間に挟まれるのが、問題の「チントンシャンテントン」。彼がこのフレーズをネタに取り入れたきっかけは、幼い頃に大好きだったアニメ『少年アシベ』の主題歌にあります。
当時放送されていたアニメのオープニングテーマ「まかせて!チン・トン・シャン」の中で、田村英里子さんが歌うサビの一部がまさに「チントンシャンテントン」。小島さん自身がそのリズム感と語感の良さに惹かれて、自身のネタの中に「合いの手」として自然に取り入れたと言われています。
ちなみに小島さんのネタでは「おっぱっぴー」の後に流れるように出てくるので、彼のオリジナルフレーズだと思っている人も少なくありません。でも実は、彼の少年時代の記憶に刻まれたアニソンがルーツだったんですね。
三味線の擬音「口三味線」から読み解く本当のルーツ
さて、「チントンシャンテントン」の直接的な由来はアニソンだとわかりました。でも、ここでひとつ疑問が湧きませんか?「なぜアニメの主題歌は、こんな変わった言葉を採用したんだろう?」って。
その答えが、日本の伝統的な音楽文化「口三味線(くちじゃみせん)」に隠されています。口三味線とは、実際の楽器を使わずに、口で三味線の音色や奏法を「チン」「トン」「シャン」といった擬音で歌い表す伝統的な学習方法のことです。
では、それぞれの音が三味線のどんな奏法を表しているのか、具体的に見ていきましょう。
「チン」の意味する奏法
これは三味線の中で一番細い弦「三の糸(さんのいと)」を、左手でしっかりと押さえ、バチで弾いた時の高い音を表現しています。キリッとした輪郭のある音が特徴です。
「トン」の意味する奏法
こちらは真ん中の太さの弦「二の糸(にのいと)」を、押さえずに開放弦のまま弾いた時の柔らかい音です。比較的落ち着いたトーンで、曲の中での「間」を作る役割を果たします。
「シャン」の意味する奏法
「シャン」は少し特別で、「二の糸」と「三の糸」のふたつの弦を同時にバチでかき鳴らした時の、華やかで少し賑やかな響きを模倣しています。
「テン」の意味する奏法
「テン」は「チン」と同じく「三の糸」を使いますが、こちらは弦を左手で押さえずに、開放弦のまま弾いた音。つまり「チン」よりも少し抜けた、軽やかな響きになります。
このように、「チントンシャンテントン」という一見無意味に見える音の羅列は、実は三味線の繊細な音色の違いを表現した、由緒正しい「音楽用語」だったというわけなんです。
「チントンシャンテントン」の現代的な使われ方
現代において「チントンシャンテントン」は、もはや三味線教室の中だけで語られる専門用語ではありません。
やはり多くの人がこの言葉を認識するのは、小島よしおさんの「おっぱっぴー」の後でしょう。ここでの使われ方は、意味を伝えるというよりは、リズムを刻む「フィラー(場つなぎ)」としての役割が強いです。観客も一緒になって「チントンシャンテントン!」と繰り返すことで、会場に独特の高揚感と一体感が生まれます。
またインターネット上では、「チントンシャンテントン」に漢字を当てはめて遊ぶユニークな投稿も見られます。例えば「朕犭貪香天犭貪」などと書かれることもありますが、これはあくまでファンの間でのジョークや言葉遊びですので、深い意味を探ろうとしなくても大丈夫です。
よくある疑問にお答えします
Q. 「チントンシャンテントン」には呪文みたいな怖い意味があるの?
まったくありません。三味線の音を真似ただけですので、ご安心を。むしろ聞いていると楽しくなるような、ポジティブな響きですよね。
Q. 他にも三味線の口三味線にはどんな言葉があるの?
たくさんありますよ。一番太い弦「一の糸(いちのいと)」の開放弦は「ドン」、押さえた音は「ツン」と表現します。他にもバチですくうような奏法では「ロン」「ルン」「レン」といった言葉が使われ、そのバリエーションは実に多彩です。
Q. 『少年アシベ』の主題歌は今どこで聴けますか?
各種音楽配信サービスで「まかせて!チン・トン・シャン」と検索すると、今でも聴くことができます。小島よしおさんが憧れた原曲を、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ:奥深き「チントンシャンテントン」の世界
今回は「チントンシャンテントン 意味」について深掘りしてきました。
最後にもう一度おさらいしておきましょう。このフレーズは、アニメ『少年アシベ』の主題歌から小島よしおさんのネタへと受け継がれました。そしてそのアニソン自体も、日本の伝統音楽である三味線の「口三味線」という文化に根ざしていたんですね。
「チン」は細い弦の高音、「トン」は中間の弦の開放音、「シャン」は二本の弦を同時に鳴らす華やかな音、「テン」は細い弦の開放音。こんなふうに、ただの擬音だと侮っていた言葉の背景に、何百年も続く日本の音楽文化が息づいていると知ると、ちょっと見方が変わりませんか?
次にテレビで小島よしおさんが「チントンシャンテントン!」と叫んでいるのを耳にしたら、ぜひ今日知った三味線の音色を思い浮かべてみてください。きっと、ギャグがほんの少しだけ風流に感じられるはずです。

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