キャンプで「なんだか寝心地が悪かった」「朝方に背中が冷えて目が覚めた」なんて経験、ありませんか。実はそれ、テントの中敷きひとつで驚くほど改善されるんです。
テントの中敷き、つまりインナーマットは、地面からの冷気をシャットアウトして、ゴツゴツした地面の凹凸を和らげてくれる頼もしい存在。今回はキャンプ歴10年以上の目線で、本当に使えるテントの中敷きを厳選してご紹介します。
テントの中敷きってそもそも何?グランドシートとの違い
まず最初に押さえておきたいのが、テントの中敷きとグランドシートの違いです。この2つ、名前は似ていますが役割がまったく違います。
グランドシートはテントの「外側」、つまり地面とテント底面の間に敷くシートのこと。テントの底を傷や汚れから守るのが主な役目です。一方でテントの中敷きは、テントの「内側」に敷いて寝床の快適性を上げるためのもの。
「え、両方必要なの?」と思うかもしれませんが、グランドシートはテント保護、中敷きは睡眠の質向上と、目的が違うのでできれば両方揃えておきたいところです。ただ予算に限りがあるなら、まずは中敷きから揃えるのがおすすめ。寝心地が変わるだけでキャンプの満足度が段違いですから。
テントの中敷きを選ぶときに絶対チェックしたい3つのポイント
厚みで寝心地が決まる
テントの中敷き選びで最も重要なのが厚みです。薄すぎると地面の凹凸を拾ってしまい、せっかく敷いても意味がありません。
快適に眠りたいなら、最低でも4cm以上の厚みがあるものを選びましょう。特に家族キャンプで小さいお子さんがいる場合や、腰痛持ちの方なら、5cm以上の厚手タイプが安心です。
ただし厚みがある分、収納サイズも大きくなるのがネック。ソロキャンプやツーリングで荷物をコンパクトにしたいなら、薄手のマットと寝袋用マットを組み合わせる作戦もアリです。
断熱性で底冷えを防ぐ
春夏はいいけど秋冬キャンプで地味にキツいのが「底冷え」。地面からの冷気は想像以上に体温を奪います。
断熱性を左右するのは主に素材。アルミ蒸着タイプは熱を反射してくれるので冬場に強く、ウレタンフォームはクッション性と断熱性のバランスが優秀です。季節や行き先に合わせて選ぶのがベター。
サイズはテントに合わせるのが鉄則
テントの中敷きは、使っているテントのサイズに合ったものを選びましょう。大きすぎると端が立ち上がって邪魔になるし、小さすぎると隙間から冷気が入ってきます。
特にワンポールテントやポップアップテントなど変形床のテントを使っている場合は、専用設計のものを選ぶか、大きめのレジャーシートを折って対応するのがおすすめです。
タイプ別・テントの中敷きおすすめ15選
ここからは実際におすすめできるテントの中敷きを、タイプ別に紹介していきます。予算やキャンプスタイルに合わせて、ぴったりの一枚を見つけてください。
厚手で極上の寝心地を求めるならこれ
ロゴス エアウェーブマット・DUO
厚みがしっかりあるのに自動膨張式だから設営がラク。地面の凹凸をまったく感じさせない寝心地で、家族連れに大人気の一品です。収納時はちょっとかさばりますが、それを差し引いても快適性はピカイチ。
フィールドア アウトドアマット
厚さ5cmの自動膨張式マット。キャンプ道具にこだわり始めた中級者に特におすすめで、コスパと性能のバランスが絶妙です。インフレータブルなので撤収も簡単。
サーマレスト キャンプマット
アウトドアマットの世界的ブランド、サーマレスト。R値(断熱性能)が高く、冬キャンプでも安心して使えます。値は張りますが、買って損はしない名品です。
コスパ重視なら銀マット・レジャーシートが強い
cukulife 銀マット
「専用マットは高い…」という方に朗報です。銀マットは両面アルミで断熱性が高く、冬キャンプや車中泊で大活躍。薄いので単体だとクッション性は物足りないですが、これ一枚挟むだけで底冷えが格段にマシになります。
ユージャック 厚手レジャーシート フリース
表面がフリース素材になっている珍しいレジャーシート。冬場の底冷え防止はもちろん、テント内がちょっとおしゃれに見えるのも嬉しいポイント。女性キャンパーやファミリー層に支持されています。
キャプテンスタッグ EVAフォームマット
厚さ1.5cmで通気性が高く、蒸れやすい夏キャンプに最適。大判サイズなのに軽量で、サッと敷いてサッと片付けられる手軽さが魅力です。価格も手頃で入門用にもぴったり。
ワークマン アルミ蒸着マット
コスパ最強でおなじみワークマンからも中敷き代わりになるマットが登場。アルミ蒸着で断熱効果があり、価格は驚きの安さ。とりあえず試したい初心者にイチオシです。
テント専用設計でぴったりフィット
コールマン テントインナーシート
コールマンのテントにぴったりサイズで作られた専用インナーシート。カラフルなデザインが多く、テント内の雰囲気をガラッと変えられます。サイズ展開も豊富なので、愛用テントに合うものが見つかるはず。
スノーピーク インナーマット
スノーピークのテントを持っているなら、やはり純正が一番。サイズ感はもちろん、素材や縫製のクオリティもさすがの一言。長く使える一枚を探している方に。
ロゴス ワンポールテント用インナーマット
ワンポールテントは床が多角形で、普通の長方形マットだと端が余ってしまいます。これはそんな悩みを解決してくれる専用設計品。六角形や八角形のテントをお持ちの方におすすめです。
DOD カマボコテント用インナーマット
人気のカマボコテントシリーズ専用マット。サイズがぴったりなのはもちろん、DODらしい遊び心のあるデザインがキャンプ気分を盛り上げてくれます。
折りたたみ式でコンパクト派に
モンベル フォームマット
折りたたみ式でコンパクトに収納できるフォームマット。軽量で持ち運びやすく、ソロキャンプや登山に最適です。モンベルらしい機能美が光る一品。
サーマレスト Zライト
折りたたみ式フォームマットの金字塔。卵パックのような凹凸構造が空気の層を作り、高い断熱性を発揮します。座布団代わりにもなるマルチな名品です。
ネイチャーハイク 折りたたみマット
コスパに優れた中華ブランド、ネイチャーハイクの折りたたみマット。Zライトに似た構造で、価格はかなりリーズナブル。初めての折りたたみマットにちょうどいいです。
バンドック フォームマット
国内ブランドの安心感と手頃な価格が魅力。厚みは控えめですが、その分軽くて扱いやすい。ちょっとしたお昼寝マットとしても使えます。
シーン別・テントの中敷きの賢い選び方と代用テク
夏キャンプにおすすめの中敷き
夏はとにかく「蒸れ」との戦いです。厚手のウレタンマットは寝心地がいい反面、熱がこもりやすいのが弱点。
おすすめはEVAフォーム素材のマットか、表面にメッシュ素材を使ったタイプ。通気性が高く、寝汗でベタつくストレスから解放されます。キャプテンスタッグのEVAフォームマットはまさに夏向きの代表格です。
冬キャンプで底冷えを防ぐ裏ワザ
冬キャンプで暖かく眠るコツは「重ね技」にあります。銀マットを一番下に敷き、その上に厚手のインフレータブルマット、さらに寝袋用マットを重ねるのが最強の組み合わせ。
予算が限られているなら、銀マット2枚重ね+フリース素材のレジャーシートでも十分効果があります。大事なのは地面からの冷気を何層かでブロックすること。安上がりなのに効果は抜群なので、ぜひ試してみてください。
ワンポールテントや変形テントの中敷き問題を解決
ワンポールテントやポップアップテントなど、床が長方形じゃないテントって意外と多いですよね。そんなときは専用マットを買うのがベストですが、「そんなの売ってない!」という場合はレジャーシートで代用しましょう。
大きめのレジャーシートを床の形に合わせて折り込み、端をテントの壁に沿わせるだけ。見た目は多少アレですが、冷気をシャットアウトする効果はちゃんとあります。どうしても気になるなら、上から敷くラグやブランケットでカバーすればOK。
ソロキャンプ・ツーリングにおすすめの軽量マット
荷物を極限まで減らしたいソロキャンパーやツーリング勢には、折りたたみ式フォームマット一択です。サーマレストのZライトやモンベルのフォームマットなら、ザックの外側に付けられてかさばらない上に、クッション性もそこそこ確保できます。
「寝心地が物足りない」という場合は、銀マットをプラスするのがおすすめ。銀マットは丸めてコンパクトになるので、ツーリングでも問題なく持っていけます。
テントの中敷きのお手入れと収納のコツ
せっかく買ったテントの中敷き、長く使うためにはちょっとしたお手入れが大切です。
キャンプから帰ったら、まずは日陰でしっかり乾燥させましょう。湿気が残ったまま収納すると、カビや悪臭の原因になります。特に自動膨張式のインフレータブルマットはバルブを開けた状態で保管するのが長持ちのコツ。
汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませて拭き取り、しっかり乾かしてから収納してください。洗濯機で丸洗いできるタイプもありますが、必ず製品の取扱説明書を確認してからにしましょう。
収納場所は直射日光の当たらない、風通しの良い場所がベストです。押し入れの奥にしまい込むと湿気がこもるので要注意。
まとめ:テントの中敷きでキャンプの睡眠をワンランクアップさせよう
テントの中敷きは、キャンプの満足度を大きく左右する隠れた名脇役です。「なんだか寝づらいな」と感じているなら、ぜひ今回紹介した中敷きを検討してみてください。
厚み重視か、収納性重視か、予算重視か。あなたのキャンプスタイルに合わせてベストな一枚を選べば、朝までぐっすり快適に過ごせるはずです。
特に秋冬キャンプでは銀マットを一枚追加するだけで底冷えが激減するので、まずは手頃な銀マットから始めてみるのもいいかもしれませんね。あなたにぴったりのテントの中敷きで、次のキャンプをもっと快適に、もっと楽しく過ごしましょう。

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