キャンプやフェスで大活躍してくれるヘリノックスチェア。でも、何年も使い込んでいると「なんだか座り心地がヘタってきた」「シートに小さな穴が空いてしまった」なんてこと、ありますよね。
買い替えようか迷っているあなた、ちょっと待ってください。実は、ヘリノックスはパーツ単位で修理や交換ができるアウトドアギアなんです。
今回は、そんなヘリノックスチェアの張り替えについて、費用の目安や具体的なやり方まで、会話するようにわかりやすく解説していきますね。
なぜ張り替えが必要?知っておきたい寿命のサイン
「まだ座れるしまだ大丈夫でしょ」と思っていても、劣化に気づかず使い続けると、突然シートが裂けて尻もちをつく…なんて危険も。そうなる前に、以下のサインが出ていないかチェックしてみましょう。
まずわかりやすいのは、目に見える傷や穴です。焚き火の火の粉が飛んで小さな穴が空いたり、岩場で擦って生地が薄くなっている箇所は要注意。
次に見落としがちなのが、座面のヘタリです。新品の頃はパンと張っていたのに、なんだかお尻が沈み込みすぎると感じたら、それは生地が伸びてしまっている証拠。腰痛の原因にもなるので、快適さが落ちてきたら交換時期です。
あとはショックコード(ポール内部のゴム紐)の劣化。これが伸びきったり切れたりすると、組み立て時にポールがうまく繋がらなくなります。
これらのパーツは全て単品で手に入るので、ダメになった部分だけ交換するのが経済的です。
張り替えにかかる費用のリアルな相場
「修理に出すのと、新品を買うの、どっちがお得なの?」というのが一番気になるポイントですよね。費用感を正直にお伝えします。
- シート単体の価格
定番モデル「Helinox チェアワン」の場合、純正の交換用シートはだいたい4,000円〜6,000円ほどです。モデルによって価格は変わり、大型の「Helinox サバンナチェア」などだと、もう少し高くなります。
純正品以外にも、耐久性の高いコーデュラナイロンを使ったサードパーティ製のカスタムシートも人気です。 - ショックコードの価格
こちらはかなり安く、純正リペアキットで1,000円〜2,000円程度。ホームセンターで売っているような市販のゴム紐で代用する猛者もいますが、伸縮性や太さが微妙に違うので、素直にヘリノックス用のを買うのが無難です。 - 修理依頼した場合の工賃
DIYに自信がない場合、ショップに依頼する手もあります。シートの交換自体は工具不要なので「工賃」はほぼ発生しませんが、ショックコードの交換作業を頼むと、パーツ代とは別に作業料が2,000円前後かかることが多いです。
結論として、定番のチェアワンなら5,000円前後で新品同様の座り心地が蘇ると考えれば、買い替えるよりかなりリーズナブルだと思います。
自分でできる!初めてのシート張り替え手順
工具は一切不要。女性でも5分もあれば交換できる手軽さがヘリノックスの良いところです。一度やり方を覚えれば、もしもの時にサッと直せますよ。
- 古いシートを外す
まずはチェアを完全に分解してください。折りたたむのではなく、ポールをジョイントから全て抜き取るイメージです。シート四隅のポケットにフレームの端っこが刺さっているだけなので、そのまま引き抜きます。 - 新しいシートを広げて向きを確認
ここが地味に大事です。シートには前後があります。座面の縫い目が少ない方が「前」です。ロゴの位置で判断してもいいですが、座ってみて膝裏に縫い目が当たらない方が正解です。 - フレームを差し込む
上の部分から順番に、フレームの先端をシートのポケットに差し込んでいきます。新品のシートはとてもタイトに作られているので、力がいる場合があります。軍手をして、指の腹で押し込むようにすると怪我を防げてスムーズです。 - 最終確認
全てのポケットにポールがしっかり奥まで入っているか確認して、軽く座ってみてください。「パンッ」と張った、あの快適な座り心地が戻ってきているはずです。
切れたゴムも交換!ショックコードの通し方
「組み立てようとしたら、ポールの中でゴムがブラブラしている…」そんな時はショックコードの交換です。シートよりは少しだけ手間がかかりますが、手順通りやれば大丈夫です。
用意するものは、交換用ショックコード、ハサミ、ライターです。
まず、古いコードをポールから抜き取ります。たいていは切れて縮んでいるので、ポールの継ぎ目から引っ張り出しましょう。
新しいコードを、ポールの細い方から順に通していきます。この時、コードがポールの中に入って見えなくなると焦るので、反対側から出てくるまで絶対に手を離さないでください。
全てのパーツにコードを通したら、端を結んでコブ(ストッパー)を作ります。結び目がほどけないように、ライターであぶって軽く溶かしておくのがアウトドアの定番テクニックです。最後に余ったコードを切れば完成。
「ちょっと難しそう…」と感じたら、無理せずショップに持ち込んでも大丈夫ですよ。
買い替えより張り替えが向いているケースとは
最後に、張り替えか買い替えかで悩んでいる方への、ぼくからの率直なアドバイスです。
フレーム自体が歪んでいない、折れていないなら、張り替え一択です。
ただし、シートとショックコードが両方ダメになっていて、さらにフレームの塗装も剥げてガタがきている…というレベルの場合は、修理費用がかさんでしまいます。そんなときは、新しい一脚を買うのも賢い選択です。
パーツを替えれば性能がガチッと戻ってくるのが、高品質なアウトドアギアの魅力です。
自分で手をかけた愛着も湧きますし、ゴミを出さずに長く付き合えるのも嬉しいですよね。
今回の記事で、あなたのヘリノックスチェアを蘇らせるお手伝いができたなら、とても嬉しいです。

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