キャンプや登山の準備で「少しでも荷物を軽くしたい」と思ったことはありませんか?特にバックパックを背負って長距離を歩くバックパッキングや、自転車で旅するバイクパッキングでは、ギア1つ1つの重さが旅程の快適さを大きく左右します。
そんな悩みに応えてくれるのが、今回ご紹介するヘリノックス チェア ゼロです。
「たかが椅子でしょ?」と思うかもしれません。でも、1日の終わりにしっかり背もたれにもたれて足を伸ばせる安心感は、疲労回復の質をガラッと変えてくれます。今回は、この驚くほど軽いチェアの特徴から、新旧モデルの違い、自分にぴったりの選び方まで、実際の口コミも交えながらお話ししていきます。
ヘリノックス ゼロシリーズの基本スペック
まずは、このチェアがなぜここまで支持されているのか、基本から見ていきましょう。
ヘリノックス ゼロシリーズの最大の特徴は、なんといってもその軽さです。従来モデルは約510g。最新モデルに至っては494gしかありません。500mlのペットボトル1本分とほぼ同じ重さしかないんです。
しかも、これで耐荷重は120kg。DAC製のアルミニウム合金ポールが、その驚きのバランスを支えています。専用の収納ケースにしまえば、長さは約35cm、幅は約10cmとコンパクト。バックパックのサイドポケットにもスッと入るサイズ感です。
Chair ZeroとChair Zero LT、何が変わった?
ここが今回の最大のポイントです。2026年5月、ヘリノックスはチェア ゼロの最新モデル「Chair Zero LT」を発表しました。従来モデルと何が違うのか、気になるポイントを整理します。
まず生地が変わりました。
従来の再生ポリエステル600Dから、新開発の「GhostGrid」モノフィラメントリップストップへ進化。こう書くと難しく聞こえますが、要は「より軽く、より強い布」になったということです。格子状の補強が入っていて、万が一の破れにも強い設計です。
次に、付属品が追加されました。
最も大きな変更点は「X-Strapスタビライザー」。砂地や芝生など柔らかい地面に設置すると、チェアの脚が沈み込んで不安定になることがあります。このスタビライザーを脚に取り付けるだけで、沈み込みを抑えて安定感が格段に増します。口コミでも「砂浜で試したが、これがあるとないとでは大違い」と評価する声が多く見られました。
重さは先ほどお伝えした通り494gと、もともと軽かったチェア ゼロがさらに軽くなっています。約510gから494g。たった16gの差ですが、グラム単位で削りたいULハイカーにとっては見逃せない数字です。
気になる価格は、従来モデルが希望小売価格14,300円(税込)前後なのに対し、LTモデルは公式で$160(日本価格未定)。為替の影響もありますが、新素材とスタビライザー付きでこの価格差なら、軽さと安定性を取るならLTに軍配が上がりそうです。
実際に使った人の本音をチェック
良い口コミだけ見て買ったら「思ってたのと違った」とならないよう、実際のユーザーの声をバランスよく集めました。
「とにかく軽い」という声は予想通り多数。バックパッキングや自転車旅で「これ以外考えられない」という熱烈なファンも多いです。設営もフレームに生地を通すだけで簡単。慣れれば30秒もかかりません。
一方でよく挙がるのが「座面が低い」という指摘です。座面高は約28cm。地面に近いので、膝や腰に不安がある方には立ち上がりが少し大変かもしれません。あと「ポケットやカップホルダーが欲しい」という声も散見されますが、これは軽さとのトレードオフ。何かを足せば重くなる、その究極のバランスを追求した結果がこのデザインです。
注意したいのは、最大耐荷重120kgに近い体重の方のレビューで「長く使っているとフレームにガタがきた」という報告が一部あることです。もちろん正しく使えば問題ありませんが、体重が気になる方はより頑丈なチェア ワンやサバンナを検討するのも手です。
バックパッキングと自転車旅、それぞれの選び方
では実際、あなたのスタイルにはどれが合うのか?シーン別に考えてみましょう。
バックパッキングで「1グラムでも削りたい」なら、迷わずChair Zero LTです。494gという数字と、X-Strapスタビライザーで悪路でも安定する安心感は、UL志向の登山者にぴったりです。
バイクパッキングやカヤック旅など、多少かさばっても大丈夫なら、従来モデルのChair Zeroがコスパ良好です。LTが出たことで今後の価格変動にも注目です。
そして「座面の低さがどうしても気になる」方には、同じヘリノックスのチェア ワンをおすすめします。座面高は約34cmと、起き上がりやすくなっています。その分重さは約890gと増えますが、快適性を優先したい方にはこのトレードオフも納得のはずです。
おすすめしたいアクセサリー
チェア ゼロをもっと快適に使うためのアクセサリーもいくつかご紹介します。どれも純正で、フィット感は折り紙付きです。
ヘリノックス チェアゼロ ロッカー
椅子に座ったままゆらゆら揺れるロッキングレッグ。キャンプ場ののんびりした時間が格段に気持ちよくなります。
ヘリノックス グラウンドシート
先ほどX-Strapスタビライザーの話をしましたが、LT以外のモデルや、より広範囲で沈み込みを防ぎたい時に有効です。泥汚れからも守ってくれます。
ヘリノックス カップホルダー
「ポケットが欲しい」という声に応える純正オプション。フレームに取り付けて、缶やボトルを置けます。
軽量化と引き換えにしてはいけないもの
最後に、これはユーザーレビューを徹底的に調べて気づいた大切な点です。
チェア ゼロを選ぶということは、「軽さとコンパクトさ」と引き換えに、「座面の高さやゆったり感」をある程度受け入れるということです。悪いことではありません。むしろ、その潔さがこの製品の魅力です。
でももし「キャンプ場でゆったり過ごしたい」「焚き火をしながら長時間座っていたい」なら、ヘリノックス サバンナのようなハイバックチェアも検討してみてください。軽さは約1.5kgと増えますが、背もたれに頭まで預けられる快適さは、キャンプの満足度を大きく変えます。
どのモデルを選んでも、ヘリノックスには5年間の製品保証が付いています。軽いから壊れやすいのでは、という不安に対しても、メーカーがしっかり責任を持っているのは安心材料です。
さあ、あなたならどのヘリノックス ゼロを選びますか?次の休み、軽くなったバックパックで新しい景色を見に出かけましょう。重くて置いて行こうと思っていたあの椅子を、今度こそ持っていけそうですよ。

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