キャンプやフェスで大人気のヘリノックス。なかでも「サンセットチェア」は座り心地の良さで定評がありますよね。でも実はこの椅子、室内でこそ真価を発揮するって知っていましたか?
「アウトドアチェアを家の中に置くなんて、ちょっと浮かない?」「床、傷つかないの?」という声が聞こえてきそうです。そこで今回は、実際に室内で半年間使い倒した経験をもとに、ヘリノックス・サンセットチェアの室内利用について本音でお伝えします。
Helinox サンセットチェアってどんな椅子?まずは基本スペックをおさらい
Helinox サンセットチェアは、アウトドアブランドHelinoxが展開するリラックス志向のチェアです。通常のキャンプチェアより座面と背もたれが高めに設計されていて、「休息用のサンベッドのような座り心地」と評されることも。
重量は約1.45kgと、同社のチェアワンよりやや重めですが、そのぶん安定感は段違い。なにより特筆すべきは、ハブ&ポール構造による組み立ての簡単さ。ポールをショックコードでつなぐだけなので、力の弱い方でも10秒もかからず設営できます。
なぜ今、室内でサンセットチェアなのか
リモートワークが定着し、「在宅時間の居心地」にこだわる人が増えています。でも、オフィスチェアを買うほど場所を取れない。ソファは大きすぎる。そんな“あいだ”の選択肢として、サンセットチェアが静かに注目されているんです。
実際に使ってみると、以下のようなシーンで驚くほど活躍します。
- ベランダや窓辺でのモーニングコーヒー
- リビングでの読書タイム
- 在宅ワークの気分転換用サブ椅子
- 来客時の簡易シート
- 寝室でのちょっとした休憩スペース
「外で使うもの」という固定観念がもったいない。むしろ、家の中だからこそ、地面のデコボコを気にせず本来の座り心地を味わえるんです。
室内使用で気になる「床の傷」、実際どうなの?
これ、いちばん多い質問です。結論から言うと、何も対策しないと傷つきます。
サンセットチェアの脚先には小さなゴムキャップが付いていますが、これはもともと砂地や芝生での沈み込みを防ぐもの。フローリングや畳にそのまま置けば、体重が集中して点状の傷や凹みができる可能性があります。
対策は3つ。難しく考えなくて大丈夫
- 純正ラバーボールをつける:Helinox ラバーボールを脚先に装着すると、接地面積が増えて床への負荷が分散されます。見た目も自然。
- 社外品の大型フットを使う:サードパーティ製のシリコンカバーなども市販されています。色や形を選べるので、インテリアに合わせたい方におすすめ。
- ラグやチェアマットを敷く:いちばん確実なのは床側の保護。100均のカーペットタイルを敷くだけでも効果は十分です。
畳の場合はとくに注意が必要です。座面に座った状態で後ろ脚に体重がかかりやすいので、必ずラグを敷くか脚カバーを併用してください。
長時間座っても疲れない?在宅ワーク用としての実力
デスクワーク用の椅子として使えるか。これ、賛否あります。
正直なところ、フルタイムのメインチェアには向きません。理由はアームレストがないことと、背もたれがリクライニングしないこと。タイピング時の姿勢を長時間キープする設計にはなっていないんです。
ただし「サブ椅子」としては最高です。集中が切れたとき、少し後ろに下がってサンセットチェアに移動。背もたれに体重を預けてストレッチするだけで、驚くほどリフレッシュできます。192cmの高身長の方だと「頭まで預けられない」というレビューもありますが、160〜175cmくらいの方なら首までしっかりホールドされますよ。
インテリアとしての相性は?部屋に馴染ませるコツ
「キャンプ道具を部屋に置くのはちょっと…」と思う方に朗報です。実はHelinox EuropeからHelinox サンセットチェア HDBという室内向けモデルも出ています。ヘビーウェイトキャンバス素材で、ツートーンカラーがぐっとインテリアライク。専用ケースもおしゃれです。
通常モデルでも、選ぶ色次第で印象は大きく変わります。
- ブラック/グレー系:モダンな部屋にすっと溶け込む
- ベージュ/カーキ系:ナチュラルテイストのリビングに好相性
- 限定カラー:差し色として空間のアクセントに
フレームが細身なので、意外と圧迫感がありません。使わないときは折りたたんでシューズクローゼットやソファの横に立てかけておけるのも、狭い部屋には嬉しいポイントです。
買う前に知っておきたい「ちょっとしたデメリット」
良い面ばかりお伝えしてきましたが、本音のデメリットも共有します。
まず価格。安くはないです。でも個人的には「毎日使うものだからこそ、品質にお金をかける価値がある」と感じています。安価な類似品を買って壊れた、という声もよく聞きますからね。
次に座面の低さ。サンセットチェアは立ち上がりがやや大変です。脚腰に不安がある方や高齢の方は、同社のHelinox サバンナチェアなど座面高の高いモデルを検討するのも手です。
あとはアームレストの有無。腕を置く場所がないとリラックスしきれない、という方は注意。サンセットチェアにはアームレストがありません。そのぶん、床に足を投げ出してだらっと座れる自由さがあるとも言えます。
実際に室内で使ってわかった「サンセットチェアの本質」
半年使い続けて感じたのは、この椅子がもたらす「気持ちの切り替え」の価値です。
仕事の椅子から少し離れて、窓辺のサンセットチェアで本を読む。それだけで、同じ部屋にいながらちょっとしたプチ旅行気分。キャンプ道具だからこそ、日常に非日常を持ち込めるんでしょうね。
ヘリノックス・サンセットチェアを室内で使う――それは単に椅子を買い足すことではなく、部屋の中に「自分の居場所」をもうひとつ増やすことなのかもしれません。気になった方はぜひ、まずはアウトドアショップで試し座りしてみてください。座った瞬間、「あ、これ欲しいやつだ」ってわかりますよ。

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