アシックスのウォーキングシューズ、選ぶ前に知っておきたいこと
まず大前提として、アシックスには「ウォーキング専用」と明確に区分けされたシリーズがあるわけではなく、ランニングシューズの技術を応用したモデルをウォーキング用として選ぶのが一般的です。だからこそ、選び方のコツを知っておかないと、せっかくの高性能を活かしきれません。
自分の歩き方と足の形を知ろう
シューズ選びでいちばん多い失敗が、見た目や知名度だけで選んでしまうこと。アシックスはモデルによって横幅や甲の高さの設計が異なります。たとえばGEL-CONTENDシリーズは全体的に小さめの作りで、普段のサイズよりハーフサイズから1サイズ上げたほうがしっくりくる、という声が多く見られます。店頭で試し履きするときは、必ず夕方に行くのが鉄則。足がむくんだ状態で試せば、実際の使用シーンに近いフィット感を確かめられます。
靴下ひとつで履き心地は変わる
意外と見落としがちなのが靴下。厚手のクッションソックスを履くのか、薄手の5本指ソックスなのかで、同じシューズでもホールド感やサイズ感は大きく変わります。新しいシューズを試すときは、実際にウォーキングで使う予定の靴下を履いていきましょう。
ランニングシューズとの違いって?
「ランニングしないし、シューズにそんなに差はないでしょ?」と思うかもしれません。でも、ウォーキングとランニングでは着地時の衝撃の方向や体重移動が微妙に異なります。アシックスのウォーキングに適したモデルは、かかとから着地してつま先で蹴り出す、歩行独特の動きをサポートする設計になっているものが多く、ランニング用よりも安定性に振った設計のものを選ぶと疲れにくいんです。
柔らかさ重視派に試してほしいモデル
「とにかく雲の上を歩くような柔らかさが欲しい」という人は、クッション性を追求したモデルから選びましょう。
GEL-CUMULUS 27
GEL-CUMULUS 27は、履いた瞬間に「あ、これだ」と感じる柔らかさが魅力です。アッパーは足に優しく馴染み、ソールには反発性の高いFF BLAST PLUSと、着地衝撃を和らげるPureGELが搭載されています。長時間のショッピングや、休日の散歩を心ゆくまで楽しみたい人にぴったり。メンズ、ウィメンズともに展開されていて、カラーバリエーションも豊富なのが嬉しいポイントです。
GEL-NIMBUS 27
さらに上のクッション性を求めるなら、GEL-NIMBUS 27が候補になります。GEL-CUMULUSよりもさらに豊かなボリューム感のあるソールで、一歩一歩が本当に気持ちいい。環境に配慮したリサイクル素材が使われているのも、今の気分に合っています。ただし、その分価格は少し上がります。「週末の長距離ウォーキングが最大の楽しみ」という人には、投資する価値のある一足です。
安定感とサポート力ならこの一足
「クッションも大事だけど、歩き方が崩れるのは嫌だ」「足首や膝への負担が気になる」という声に応えるのが、安定性重視のモデルです。
GEL-KAYANO 32
ウォーキング中の足のブレをしっかり抑えたいなら、GEL-KAYANO 32が最後の砦です。4D GUIDANCE SYSTEMという独自の安定機構が、長時間歩いても疲れにくい骨格をサポート。PureGELとFF BLAST PLUSによる衝撃吸収力も申し分ありません。他のモデルに比べるとやや重厚感がありますが、「守られてる」という安心感は抜群。通勤で毎日1万歩以上歩く人や、脚に不安を抱えている人にこそ試してほしいモデルです。
反発力で歩きにリズムを作りたい人へ
「歩くなら、少しでも楽しく、軽快に進みたい」というアクティブ派には、反発系のモデルがおすすめです。弾むような推進力が、歩くモチベーションを上げてくれます。
NOVABLAST 5
トランポリンのような独特のバウンド感を持つソールが特徴で、履いているだけで自然と歩幅が広がり、リズムよく歩けるようになります。通気性に優れたメッシュアッパーも好印象で、気温の高い日のウォーキングにも最適です。ただしデザインはかなりスポーティなので、服装とのバランスは少し考える必要があるかもしれません。
SUPERBLAST 2
反発力と軽量性を極限まで追求したプレミアムモデルです。GEL-CUMULUSやGEL-NIMBUSの柔らかさとは違い、「地面を押す力が前に前に変わる」感じ。速歩きや、ときどき軽くジョギングも混ぜるようなアクティブなウォーキングをしている人には、これ以上の相棒はいません。ただし、横幅がややタイトに作られているため、足幅が広めの人は試着が必須です。
あらゆる道を歩きたいアウトドア派に
「天気を気にせず歩きたい」「舗装路だけでなく、公園の土の道や砂利道も歩く」という人は、アウトドア向けモデル一択です。
GEL-VENTURE 10
防水性と高いグリップ力を兼ね備えたトレイルシューズで、突然の雨でも足元を気にせず歩き続けられます。ソールのパターンは深く、濡れた路面や軽い未舗装路でも安心の食いつき。価格も比較的手頃で、天候や路面を選ばない日常の足として非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。通気性は防水ゆえに少し劣るので、真夏の長時間使用よりは、オールシーズン少しずつ使いたい人向けです。
コストを抑えてアシックスデビューしたい初心者へ
「まずは試してみたい」という気持ち、すごくわかります。いきなり高額なモデルに手を出すのは勇気がいりますよね。
GEL-CONTEND 9
アシックスの誇る衝撃吸収材GELをかかとに搭載しながら、非常に手の届きやすい価格を実現しているのがGEL-CONTEND 9です。OrthoLiteのソックライナーで足入れもふんわり快適。デイリーカジュアルとしても使いやすいルックスで、「とりあえずアシックスの履き心地ってどんなもの?」と興味を持った人の入り口に最適です。ただし繰り返しになりますが、サイズ感だけは要注意。ワンサイズ上げるのが無難です。できれば実店舗で試すのが確実でしょう。
結局、どのモデルを選べばいいの?
ここまで読んで「うーん、でもまだ迷う」というあなたへ。簡単な選び方の基準をお伝えしますね。
求める感覚で選ぶなら
- とにかく柔らかさと快適さ:GEL-CUMULUS 27、GEL-NIMBUS 27
- しっかりとした安定感とサポート:GEL-KAYANO 32
- 弾むような反発と軽快さ:NOVABLAST 5、SUPERBLAST 2
- 全天候型、道を選ばないタフさ:GEL-VENTURE 10
- 気軽に試せるコスパ重視:GEL-CONTEND 9
使用シーンで選ぶなら
- 毎日の通勤、1万歩超え:GEL-KAYANO 32、GEL-CUMULUS 27
- 休日のリフレッシュ散歩:NOVABLAST 5、SUPERBLAST 2
- 雨の日も歩きたい、アウトドアも楽しむ:GEL-VENTURE 10
- 普段履きとして、まずはお試し:GEL-CONTEND 9
結局のところ、一番大切なのはあなたの足が「気持ちいい」と感じるかどうか。数字やスペックだけでは測れないフィット感があります。ぜひ今日の夕方にでも、お店で実際に足を入れて、数歩歩いてみてください。きっと、あなたの歩く毎日を変えてくれる、とっておきのアシックス ウォーキングシューズが見つかるはずです。

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