北アルプス最深部、鷲羽岳や黒部五郎岳へのベースキャンプとして絶大な人気を誇る三俣山荘。特にテント泊派にとっては、あの大パノラマの中で一夜を過ごせる憧れの地ですよね。
でも気になるのが「三俣山荘テント場の予約って必要なの?」という点。2026年シーズンはちょっとしたルール変更があるんです。
今回は現地で実際にテントを張った経験をもとに、予約の仕組みから料金、穴場スポットまで包み隠さずお伝えします。これを読まずに出かけると、思わぬところで損をするかもしれませんよ。
2026年の三俣山荘テント場予約はどう変わった?
結論から言うと、三俣山荘のテント場はこれまで「特定日のみ予約制」でしたが、2026年シーズンから「指定日のみ予約制」に変更されます。
ちょっと紛らわしいですよね。簡単に説明します。
以前は「混雑が予想される日に限って予約を受け付ける」というスタイルでした。でも2026年は逆で「基本的に予約不要、ただし山荘側が指定した日だけ予約受付する」という形にシフトしたんです。
つまり、平常時はふらっと行ってそのままテントを張れます。これはテント泊派にはかなり嬉しい変更と言えるでしょう。
予約受付は 2026年4月上旬から順次スタート 予定です。詳細な日程は3月頃に公式サイトで発表されるので、ゴールデンウィーク前に一度チェックしておくと安心ですよ。
ちなみに山荘本体(小屋泊)の予約は60日前からの受付に変わっているので、テント場と混同しないように注意してくださいね。
テント場の基本情報と料金を押さえておこう
三俣山荘テント場のスペックはこんな感じです。
- 営業期間:2026年7月4日~10月15日(予定)
- 幕営数:公称80張(実際には繁忙期に350張超の実績あり)
- テント泊料金:1名あたり2,500円
- 水場:テント場入口左手と山荘前に蛇口あり、いずれも飲用OK
- トイレ:完備(山荘のトイレを利用)
- 携帯電波:基本的に入らない(山荘内で有料充電あり)
「公称80張って少なすぎない?」と思った方、安心してください。実際にはかなり余裕をもって運営されていて、満員で張れなかったという話はほとんど聞きません。私が訪れた時も、200張近く設営されていましたがまだまだスペースがありましたよ。
料金は山荘到着時に受付で支払います。現金を用意しておきましょう。ここは完全に山の中なので、キャッシュレス決済は期待しないほうが無難です。
穴場の張り場所と絶景を独り占めするコツ
三俣山荘テント場は広大なので、どこに張るかで過ごし心地が大きく変わります。現地で得た知見をシェアしますね。
山荘近くの平坦エリア
受付や水場、トイレへのアクセスを重視するならここ。地面がしっかり整地されていて設営しやすいのが魅力です。ただし人気ゆえに混み合うので、静けさを求める人にはあまり向きません。
穴場は黒部五郎岳方面の巻き道側
少し山荘から離れますが、ここが意外な盲点。みんな山荘近くに固まりたがるので、ちょっと足を伸ばすだけで驚くほど人がいません。夜は満天の星空を独占できますよ。
絶景狙いなら高台へ
山荘からやや離れた高台に張ると、目の前に鷲羽岳がドーンとそびえる最高のロケーションをゲットできます。朝日で赤く染まる鷲羽岳をテントの入り口から眺める時間は、何物にも代えがたい贅沢です。
テント泊者に嬉しい山荘グルメと設備
「食事は全部自分で用意しなきゃ」と思っている方、ちょっと待ってください。三俣山荘にはテント泊者向けの嬉しいサービスがあるんです。
- 夕食セット(ジビエ丼セット):1,800円
- 朝食セット:1,500円
- 調理器具レンタル:あり
特にジビエ丼は登山者の間で密かな名物になっています。一日歩き通した後の温かい食事は、疲れた体に染み渡りますよ。
そして見逃せないのが展望食堂の サイフォンコーヒー。北アルプスのど真ん中で味わう本格的な一杯は、山頂でのご褒美にぴったりです。
三俣山荘テント場までのアクセスと要注意ポイント
三俣山荘へは主に3つのルートがあります。
- 新穂高温泉から:槍ヶ岳経由でコースタイム約10~12時間
- 折立から:太郎平小屋経由で約8~10時間
- 伊藤新道から:湯俣温泉経由で約10時間
どのルートも上級者向けのロングトレイルです。日帰りは不可能なので、途中の山小屋で1泊しながらの計画をおすすめします。
そして絶対に知っておいてほしいのが 熊対策 です。黒部五郎岳方面の巻き道ではツキノワグマの目撃情報が頻繁にあります。以下の装備は必須と考えてください。
- 熊鈴(常に鳴らしながら歩く)
- 食料の密閉保管(テント内に置かない)
- 熊スプレー(できれば携行)
実際に私が歩いた時も、登山道に新しい熊のフンがいくつも落ちていました。かわいい野生動物との遭遇を期待する気持ちはわかりますが、ここでは真剣に警戒すべきです。
まとめ:三俣山荘テント場の予約は基本不要、でも事前確認がカギ
三俣山荘テント場の予約は、2026年シーズンから「指定日のみ予約制」に変わりました。普段は予約なしで気軽にテントを張れますが、4月上旬に発表される予約指定日だけは要注意です。
北アルプス最深部で過ごす一夜は、きっとあなたの登山人生でも忘れられない思い出になるはず。しっかり準備して、最高の山行にしてくださいね。

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