キャンプや車中泊に出かけると、必ずと言っていいほど直面する小さなストレスがあるんです。
「着替え、どこでする?」
夏場は汗をかくから着替えたいし、海や川で遊んだ後は水着を脱ぎたい。でもハイエースの車内って結構オープンで、カーテンを閉めてもなんとなく落ち着かない。リアゲートを開けてそこで着替えようにも、周りの視線が気になる。
そんな悩みを一発で解決してくれるのがハイエース リアゲート テントなんです。バックドアに取り付けるだけで、車の後ろに即席のプライベート空間が出現。更衣室としてはもちろん、日差しを遮るリビング拡張スペースとしても大活躍します。
今回はハイエース乗りの僕が実際に使ってみて「これ、本当に買ってよかった」と思える製品を中心に、選び方のコツまで正直に話していきますね。
ハイエース専用リアゲートテントが必要な理由
「普通のカーサイドタープじゃダメなの?」って思いますよね。実はここが一番大事なポイントなんです。
ハイエースって車高が高いんですよ。標準ボディでも2メートル超え。ワイドボディやハイルーフ仕様ならさらに上を行きます。普通のミニバン向けに作られたタープを無理やり付けると、裾が宙に浮いて隙間だらけ。風がピューピュー入ってきて、せっかくの着替えスペースがほぼ筒抜け状態。これじゃ意味ないですよね。
だから「ハイルーフ対応」とか「車高2.2メートルまでOK」と明記されている製品を選ぶ必要があるんです。ハイエースは普通の車とはサイズ感が違う。その事実をわかっているかどうかで、買い物の成功率は大きく変わります。
取り付け方式は2種類。あなたに合うのはどっち?
リアゲートテントの固定方法には大きく分けて「吸盤・マグネット式」と「レインガーター固定式」の2パターンがあります。
吸盤・マグネット式はとにかく手軽。車体にペタッと貼るだけなので工具いらず。女性ひとりでも簡単に設置できます。ただし吸盤って経年で吸着力が落ちるので、時々メンテナンスが必要。あと真冬の極寒時はゴムが固くなって吸い付きにくくなることも。それでも「設営の手軽さ優先」なら間違いなくこっち。
レインガーター固定式はハイエースバンなど、屋根に雨どいがある車種限定の方法です。金具をレールに差し込んでネジで固定するから、安定感は段違い。強風の日でもビクともしません。ただ設置にちょっとコツがいるのと、ワゴンタイプだとガーター自体がない車種もあるので要注意。
「自分の車にレインガーターあるっけ?」と不安になったら、一度ディーラーで確認しておくと安心ですよ。
実際に使ってわかった。おすすめ製品を正直レビュー
ここからは僕や周りのハイエース乗りが実際に使って「これいいね」となった製品を紹介しますね。スペックだけでなく使用感も正直に書いていきます。
ogawa カーサイドシェルターII
まずは王道中の王道、ogawaのカーサイドシェルターII。車高2.1メートルまで対応しているので、ハイエースの標準ボディなら余裕でカバーできます。ハイルーフだとちょっとギリギリかな。事前に車高を測っておくことをおすすめします。
この製品のすごいところは、サイドパネルのアレンジ力です。全開にも全閉にもできるし、半分だけ開けてドア風にもできる。真夏はメッシュ全開で風を通し、肌寒い季節はしっかり閉めて防風。オールシーズン使える汎用性の高さが魅力です。
耐水圧も1,800mmあるので、突然の雨でも安心。RVパークで夕立に降られたとき、この中で夕飯の準備ができて本当に助かりました。価格は4万円台とちょっとお高めですが、作り込みの丁寧さを考えれば納得の投資です。
iBeamed リアゲートタープ
「もっと手軽に始めたい」という人にはiBeamedのリアゲートタープがおすすめ。吸盤で貼るだけのシンプル設計で、慣れれば1分かからず設営できちゃいます。
コスパ重視だけど手抜きはしたくないという絶妙なバランスを突いた製品で、素材もしっかりしているし縫製も丁寧。何よりハイエースの車高にちゃんと対応しているのが偉い。換気用の窓も付いているので、閉め切っても蒸れにくいのが意外と重要なポイントです。
ひとつ注意してほしいのは強風時の扱い。吸盤だけだとどうしても不安定になるので、風が強い日は必ずペグダウンして張り綱を張ってくださいね。
ogawa カーサイドタープAL-II
サイドにもリアにも付けられる汎用タイプを探しているならこのモデル。吸盤の取り付け幅を調整できるレザーパッチが付いていて、車種を選ばずフィットします。
重さが約2キロと軽量だから、女性や力に自信がない方でも扱いやすい。フロント部分に開閉式のメッシュパネルが付いていて、これが地味に便利。夏場の虫除けにもなるし、ちょっと外の様子を見たいときにサッと開けられる。
「とりあえず一つ持っておきたい」という入門用としても優秀ですよ。
買う前に知っておきたい。リアゲートテントの落とし穴
正直なところ、リアゲートテントって万能じゃないんです。買ってから「こんなはずじゃなかった」とならないために、デメリットもちゃんとお伝えしますね。
強風には割と弱い。どんなにしっかり固定しても、風速10メートルを超えるような日は使用を諦めたほうが無難です。テントがバタバタと車体を叩いて傷の原因になることも。天気予報は必ずチェックしましょう。
使用できる場所は限られている。これめちゃくちゃ重要です。道の駅や普通の駐車場でリアゲートテントを広げるのはマナー違反、というか禁止されている施設がほとんど。使用が許されるのは基本的にオートキャンプ場かRVパークだけと考えてください。せっかく買っても使える場所がなくて困る、という事態は避けたいですよね。
収納に意外と手間取る。設営は簡単でも、片付けは慣れが必要です。特にogawa製品は専用の折りたたみ方があって、適当に丸めると収納袋に入らないんですよ。YouTubeで「カーサイドシェルター 収納方法」と検索して、事前に予習しておくことをおすすめします。
こんな使い方もできるよ。活用アイデア集
リアゲートテントって「着替え専用」だと思っていませんか?実は想像以上にいろんな使い方ができるんです。
ポータブルトイレの設置スペースとして優秀です。夜中にトイレに行きたくなったとき、キャンプ場のトイレまで歩くのって地味に怖い。そんなときリアゲートの下にトイレを置いておけば、プライバシーも確保できるし衛生的にも安心です。
簡易シャワールームとしても使えます。海水浴や川遊びのあと、砂や塩を落としたいときってありますよね。ポータブルシャワーと組み合わせれば、車内を汚さずにさっぱりできます。
夏の車中泊に網戸付きリアゲートテントは必須です。ハイエースのリアゲートを全開にして網戸を張れば、風通し抜群でエアコンいらず。虫の侵入も防げるから、夜空を見ながら快適に眠れますよ。
結局、どれを選べばいいの?
ここまで読んで「で、結局どれが正解なの?」と思った方、あなたの使い方次第で答えは変わります。
とにかく手軽さ重視の人はiBeamedの吸盤タイプ。安価だし設営も撤収もラク。キャンプ初心者や、年に数回しか使わない人にはこれで十分です。
本格的に使いたい人はogawaカーサイドシェルターII。値は張りますが、素材の質感も機能性もワンランク上。頻繁に車中泊する人なら元はすぐ取れます。
サイドにもリアにも使いたい人はogawaカーサイドタープAL-II。汎用性の高さが最大の魅力です。
最後に一つだけ。ハイエースのリアゲートテントを選ぶときは、必ず自分の車の車高を測ること。これだけは絶対に忘れないでください。カタログ値と実際の車高は、キャリアを付けていたりタイヤを替えていたりすると変わりますから。
リアゲートテントがあれば、ハイエースでの車中泊ライフは間違いなくワンランクアップします。ぜひあなたにぴったりの一品を見つけてくださいね。

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