キャンプに行くたびに「あれ、これどうやって結ぶんだっけ?」とスマホで検索してる人、結構多いんじゃないでしょうか。タープを張ろうとしたらロープがたるんでカッコ悪い。せっかく結んだのに朝起きたらほどけてる。そんな経験、誰にでもありますよね。
でも安心してください。実は、覚えるべき結び方ってたった3つでいいんです。しかも一度コツをつかめば、手が勝手に動くようになりますよ。
今回は、実際のキャンプ場で本当に使える結び方だけを厳選して、写真がなくても頭に浮かぶくらいわかりやすく解説していきますね。
テントやタープで使うロープの結び方、基本はこれだけ
まず最初にお伝えしたいのが、全部覚えようとしなくていいということ。結び方の種類は星の数ほどありますが、キャンプで必要なのは以下の3つだけです。
- もやい結び(ロープをペグや立ち木に固定する)
- 自在結び(ロープの張り具合を調整する)
- 棒結び(ロープを絡ませずに収納する)
この3つを順番に、失敗しないコツも含めてお話ししていきます。
もやい結びができればロープワークは8割終わったも同然
「もやい結び」って聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、別名「キング・オブ・ノット」と呼ばれるほど信頼性の高い結び方なんです。特徴はただひとつ、絶対にほどけないのに、外したいときは簡単に外せるという魔法みたいな性質。
結び方の手順を頭に入れよう
- ロープの先端で小さな輪っかを作ります。このとき、長い方のロープ(本線)が輪っかの下にくるようにしてください。ここを間違えると強度が落ちるので要注意です。
- その輪っかに、ロープの先端を下から上に向かって通します。
- 通した先端を、本線の後ろをぐるっと回して、もう一度輪っかに戻します。
- 最後に、本線と先端を引っ張って締め込めば完成です。
よくある失敗が、先端を短く残しすぎること。風で振動がかかると、短すぎると抜けてしまう可能性があります。指2本分くらいは余裕を持たせておきましょう。
ペグに結ぶときのちょっとしたコツ
もやい結びで作った大きな輪っかを、そのままペグの頭にかけてもいいんですが、地面に近いところで結びたい場合は、ペグに直接巻きつける方法もあります。
ペグの頭にロープをひと巻きしてから、ふた結びで固定するやり方ですね。これはより強固に固定したいときに便利です。特に風が強い日のタープ設営では重宝しますよ。
自在結びをマスターすればテント設営が劇的にラクになる
「せっかくペグ打ったのに、タープがビロビロにたるんでる…」という経験、ありませんか。そんなときに活躍するのが自在結びです。これができるだけで、設営のストレスが格段に減ります。
自在金具がある場合の結び方
市販のテントやタープには、最初から自在金具がついていることが多いですよね。あれ、正しく使えてますか?
- まずペグにもやい結びでロープを固定します。
- ロープの反対側を自在金具の穴に通します。手前から奥に向かって通すのが正解です。逆向きだと効きません。
- 通したロープを、金具のすぐ下にあるフック部分に引っ掛けます。
- 金具を引っ張ってテンションを調整すれば完了。
外すときは金具をずらすだけでいいので、撤収も一瞬です。
自在金具がないときの応急的な結び方
もし自在金具をなくしてしまった、あるいは最初からついていないロープを使う場合でも大丈夫。トラッカーズヒッチという結び方を使えば、自在金具なしでもバッチリ張れます。
- ペグに固定したロープの途中で、小さな輪っかを作ります。
- テント側から来ているロープの先端を、その輪っかに通します。
- 思い切り引っ張ってから、輪っかの根元に巻きつけて固定します。
これ、覚えておくと本当に便利ですよ。荷物を車に積むときのロープ固定にも使えるので、キャンプ以外でも役立ちます。
使ったあとのロープ収納、棒結びでストレスゼロに
せっかく気持ちよく設営できても、撤収時にロープがグチャグチャに絡まったらテンション下がりますよね。次に使う自分へのプレゼントだと思って、きちんと収納する習慣をつけましょう。
おすすめは「棒結び」という方法です。
- ロープの端を左手の親指にかけます。
- ロープを8の字を描くように手のひらに巻きつけていきます。このとき、あまりキツく巻かないのがコツです。
- 残り30cmくらいになったら、巻いた束の真ん中あたりに数回ぐるぐると巻きつけます。
- 最後に巻きつけた部分の輪っかに先端を通して引き締めれば完成。
こうしておけば、次に使うときは端を引っ張るだけでスルッとほどけます。あのイライラから完全に解放されますよ。
ペグの種類によって結び方のコツが変わるって知ってた?
実はペグの形状によって、適した結び方や注意点が微妙に違うんです。ここを押さえておくと、風が強い日でも安心して過ごせます。
鍛造ペグにはもやい結びがベストマッチ
スノーピーク ソリッドステークや村の鍛冶屋 エリッゼステークのような鍛造ペグは、打ち込みやすくて抜群の保持力を誇ります。頭の部分がしっかりしているので、もやい結びで作った輪っかをかけるだけで十分固定できます。
ただし鍛造ペグは「抜けにくい」反面、撤収時に苦労することも。ペグハンマーの反対側についているフックを使って、くるっと回しながら引き抜くのがコツです。
V字ペグやY字ペグはふた結びでガッチリ固定
MSR グランドホグステイクのようなY字型のペグは、軽量なのに軟らかい地面での保持力が高いのが特徴です。ただ頭の部分が細いので、もやい結びの大きな輪っかだと抜けてしまうことがあります。
そんなときは、ペグの頭に直接ロープを巻きつけて「ふた結び」で固定するのがおすすめ。より強固に、かつ低い位置で固定できるので、風の影響を受けにくくなります。
硬い地面にはスチールペグ、打ち方にもひと工夫
コールマン スチールソリッドペグのようなスチール製ペグは、硬い地面や砂利の多いサイトで真価を発揮します。アルミ製だと曲がってしまうような場所でも、ガンガン打ち込めるのが強みです。
ただしスチールペグは重いので、結び目にかかる負荷も大きくなります。もやい結びをするときは、必ず本線と先端をしっかり引き締めて、結び目が緩まないように注意してください。
テント ペグ ロープの結び方でよくある質問に答えます
最後に、キャンプ初心者からよく寄せられる疑問をまとめておきますね。
夜露でロープが濡れて結び目が固くなったときは?
これは誰もが通る道です。特に綿ロープは濡れるとギュッと締まって、ほどくのに一苦労しますよね。そんなときは無理に引っ張らず、ロープの結び目を指で揉みほぐすようにしてからほどくと、意外とスルッと取れます。
あらかじめ濡れても固くなりにくいパラコードを使うのも賢い選択です。
風でロープがうるさくて眠れないときの対処法は?
タープのロープが風で震えて「バタバタ」「ビュービュー」と音を立てるのって、本当に気になりますよね。これはロープが風で振動しているのが原因です。
対策は簡単。ロープの途中にバンジーコードをかませるか、重りになるものをぶら下げるだけ。100均のカラビナにペットボトルを引っ掛けるだけでも、不思議なくらい静かになりますよ。
結び方を忘れてしまったときの最終手段は?
キャンプ場で急に「あれ、どうだったっけ?」となったら、恥ずかしがらずに隣のベテランキャンパーに聞いてみましょう。キャンプ好きな人は、大抵こういう質問を喜んで教えてくれます。
あとはスマホにこのページを保存しておくのも手ですね。電波が届かないキャンプ場でも、オフラインで見られるようにしておくと安心です。
まとめ:結び方は「数」より「慣れ」
テントやタープの設営で使うロープの結び方、最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に手を動かしてみると「なんだ、こんなものか」と思うはずです。
今回ご紹介した「もやい結び」「自在結び」「棒結び」の3つだけは、ぜひ家で練習してみてください。テレビを見ながらでも、ロープを触っているだけで手が覚えてくれます。
そうすれば次のキャンプでは、ササッとカッコよく設営できる自分にちょっと感動すると思いますよ。風が強くても朝までバッチリ張れたときの安心感は、何ものにも代えがたいですからね。
それでは、よいキャンプを!

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