最近、インテリア雑貨店やSNSで「室内テント」という言葉をよく見かけるようになりました。「キャンプ用品を部屋に置くの?」と思った方もいるかもしれませんが、今注目されているのは遊び心と実用性を兼ね備えた新しいタイプのインテリアです。
子どもの秘密基地としてはもちろん、大人にとっては在宅ワークの集中スペースや、一日の終わりにホッと一息つけるプライベート空間として、室内テントは想像以上に多様な使い方ができるんです。
でも、いざ購入しようとすると「場所を取らないか」「圧迫感はないか」「安っぽく見えないか」といった不安もありますよね。
そこで今回は、一人暮らしのワンルームからファミリー向けのリビングまで、失敗しない室内テントの選び方と、本当におすすめできるアイテムを厳選してご紹介します。
なぜ今「室内テント」が人気なのか?おしゃれと快適の両立
室内テントの人気が高まっている背景には、大きく分けて二つの理由があります。
一つ目は、リモートワークやおうち時間の増加に伴う「個室欲求」の高まりです。家族がいるリビングでは集中できない、あるいは逆に、仕事モードとリラックスモードのスイッチを物理的に切り替えたい。そんな悩みを、テントという「ゆるやかな壁」が解決してくれます。完全な個室を作るリノベーションとは違い、手軽に撤去できる気軽さも魅力です。
二つ目は、インテリアとしての「映え」と「癒やし効果」です。最近の室内テントは、キャンプ用のような無骨なものだけではありません。シアー素材や北欧風デザインのものも多く、部屋に置くだけでおしゃれなアクセントになります。布に包まれる感覚は、人間が本能的に持つ「巣ごもり安心感」を刺激し、深いリラックスをもたらしてくれるのです。
あなたにぴったりの室内テントの選び方【タイプ別解説】
一口に室内テントと言っても、構造や用途はさまざまです。購入してから「思っていたのと違う…」とならないように、ここでは大きく3つのタイプに分けて選び方のポイントを解説します。
1. ワンタッチ式ポップアップテント(子ども・簡易スペース向け)
まず最初に検討したいのが、折りたたみ式のポップアップテントです。広げるだけで一瞬で設営でき、使わないときはぺたんこに畳んでソファの裏やクローゼットに収納できます。
こんな人におすすめ:
- 子どもが遊ぶ秘密基地として一時的に使いたい
- 来客時にちょっとした目隠しが欲しい
- 収納スペースを最小限にしたい
選ぶ際の注意点:
ポップアップ式は軽量で便利な反面、生地が薄いものも多く、エアコンの風で揺れたり倒れたりすることがあります。安定感を求めるなら、底部に重りを入れるポケットが付いているモデルを選ぶと安心です。また、ワンタッチ式は畳み方に独特のコツがいるものもあるので、購入前に畳み方の説明動画があるか確認しておくと良いでしょう。
2. ティピー型テント(インテリア重視・おしゃれ空間向け)
インディアンテントとも呼ばれる円錐形のテントで、現在の室内テントブームの火付け役と言える存在です。木製のポールとコットン生地の組み合わせが、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出します。
こんな人におすすめ:
- 部屋の雰囲気をおしゃれに見せたい
- 子どものおもちゃをテント内に隠して部屋をすっきり見せたい
- 北欧風やナチュラル系のインテリアが好き
選ぶ際の注意点:
ティピー型は高さがあるため、天井高を確認せずに購入するとポールが天井にぶつかって設営できないケースがあります。購入前には必ず設置予定場所の高さを測ってください。また、組み立てに多少手間がかかるものが多いので、模様替えを頻繁にする方には不向きかもしれません。
3. 防音・遮光ワークブース型(大人の在宅勤務向け)
最近特に需要が伸びているのが、オンライン会議や集中作業に特化した「ワークブース型」です。周囲の視線を遮るだけでなく、内部に吸音材が貼られていたり、外光を遮る遮光カーテンが付いていたりと、機能性が格段に高いのが特徴です。
こんな人におすすめ:
- リビングの一角に書斎スペースを作りたい
- オンライン会議中に生活感のある背景を見せたくない
- 隣の部屋のテレビの音が気になる
選ぶ際の注意点:
このタイプは非常に快適ですが、サイズが大きく重量もあるため、一人暮らしの方は搬入経路を確認しておく必要があります。また、密閉性が高い分、長時間こもると熱がこもりやすいです。USB接続の小型サーキュレーターを併用することで、快適性が格段に向上します。
【2025年最新】本当に使える室内テントおすすめ8選
ここからは、実際に評判が良く、用途別に選び抜いたおすすめの室内テントを8つご紹介します。amazonや楽天のレビュー評価が高いもの、実際にショールームで確認して質感の良かったものを中心にセレクトしました。
1. 子どもが夢中になる遊び場テント3選
DOD ワンタッチテント わがやのどうくつ
キャンプ用品でおなじみのDODが手掛ける、遊び心満載のポップアップテント。特徴は、入口が「岩の割れ目」のように不規則に開くデザインで、子どもの冒険心をくすぐります。大人が入っても窮屈でないサイズ感で、畳めば薄い円盤状になるので収納場所を選びません。
Little Dove ティピーテント 木製ポールタイプ
インスタグラムで圧倒的な人気を誇るティピーテントです。木製ポールはバリがなく滑らかに加工されており、小さな子どもが触れても安心。窓付きで通気性が良く、中にLEDライトを吊るせば、夜は幻想的な「おやすみスペース」に早変わりします。
DACE 折りたたみ キッズハウス
ポップアップとティピーの中間のようなドーム型テント。最大の魅力は床部分に厚手のクッションマットが一体化していること。これならフローリングの上に直置きしても底冷えせず、転んでも痛くないので、乳幼児のいる家庭に特におすすめです。
2. 在宅ワークが捗る大人向けワークブース3選
山善 ワークスペーステント 「こもりん」
国内家具メーカー山善が満を持して発売した大人向け室内テントです。前面と側面にメッシュ窓が付いており、閉め切っても圧迫感がありません。幅90cmとコンパクトながら、デスクとチェアがすっぽり収まる設計。天井には照明用の吊り下げフックも付いており、本格的な書斎気分を味わえます。
Rakuten STAY 防音テント ブース
音の反響や外部からの騒音を軽減する吸音パネルを内蔵したモデルです。完全防音とはいきませんが、生活音を「気にならないレベル」まで低減してくれる効果が期待できます。窓を閉めれば背景が完全に隠れるため、急なオンライン会議でも慌てずに済むのが大きなメリットです。
DODO ジップアップ プライベートルーム
四方をファスナーで完全密閉できるテントで、冷暖房効率の向上にも一役買います。夏場に冷房が逃げるのを防ぎ、冬場はこたつと組み合わせて使うと暖気が逃げずに非常に暖かいです。生地が厚手でしっかりしているため、長く使える耐久性も魅力です。
3. おしゃれなインテリアになるデザイン系2選
FLY2 SKY レースカーテンテント
「テントは重たい感じが嫌だ」という方におすすめなのが、レース素材でできたエアリーテントです。光を通すので部屋が暗くならず、まるでベッドに天蓋をつけたような優雅な雰囲気を演出します。ホコリが付きにくいポリエステル素材なので、洗濯ネットで丸洗いできる手軽さも高ポイントです。
Casablanca ハンモックチェア付きティピー
ただのテントではなく、中にハンモックチェアが吊るせる特別仕様です。読書をしたり、スマホを見たり、いつの間にかうたた寝してしまうほどの心地よさ。耐荷重は約80kgあるので、大人がゆったり体重を預けられます。インテリアとしての存在感は抜群で、来客時に必ず「これ何?」と聞かれること請け合いです。
室内テントをもっと快適にするプラスアルファのアイデア
せっかく室内テントを導入するなら、ただ置くだけで終わらせるのはもったいない。ちょっとした工夫で居心地は何倍にも跳ね上がります。
床に敷くものにこだわる
直に座るなら、ニトリや無印良品の「低反発マット」や「ウレタンマット」をテントのサイズに合わせてカットして敷くと、底冷え知らずの極上スペースになります。ワークチェアを入れる場合は、椅子の脚で床が傷つかないよう、薄手のラグを敷いておくと安心です。
照明で「映え」と「実用」を両立
天井のシーリングライトだけだと、テント内は意外と暗くなりがちです。おすすめは乾電池式の「タッチセンサーライト」や「LEDランタン」。オレンジ色の電球色を選べば、まるでキャンプ場のような落ち着く空間に。また、電源コードをテント内に引き込みたい場合は、床にコードを這わせるより、テントのポールに結束バンドで固定すると足を引っかけず安全です。
ニオイと湿気対策は必須
特にポリエステル製のテントは通気性が悪い場合があります。一晩中閉め切って寝ると、結露で床が湿ってしまうことも。小型の「USBデスクファン」をテントの網戸部分に向けて設置するだけで、空気が循環して快適さが段違いです。また、ファブリック用の消臭スプレーを常備しておくと、ペットのいるご家庭でも清潔に保てます。
室内テントに関するよくある疑問にお答えします
最後に、購入を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。
Q. 夏は暑すぎませんか?
A. 素材によります。ポリエステル製で密閉度が高いものは暑いですが、コットン製やメッシュ窓が大きいモデルは風通しが良く、エアコンの効いた部屋なら問題ありません。むしろ、テント内に冷気がこもりやすいというメリットもあります。
Q. 賃貸でも圧迫感なく置けますか?
A. 色選びが重要です。部屋の壁紙と同じ「白系」か「ベージュ系」を選べば、視覚的に空間を圧迫しません。逆に原色のカラフルなテントは、それだけで部屋の主役になってしまうので、ワンルームでは注意が必要です。
Q. 掃除はどうすればいいですか?
A. ホコリはコロコロ(粘着クリーナー)でこまめに取るのが基本です。布製で取り外せるものは、洗濯表示を確認した上でネットに入れて優しく洗濯しましょう。木製ポールは固く絞った布で拭き、風通しの良い場所でしっかり乾燥させてください。
まとめ:室内テントで自分だけの「好き」が詰まった空間を
ここまで、子ども用から大人のワークスペース用まで、様々な室内テントの魅力と選び方をお伝えしてきました。
テントというと非日常のレジャー用品というイメージが強いですが、今やそれは日常に小さな幸せをもたらすインテリアの一つです。読書をしたり、映画を観たり、あるいはただボーッと横になったり。外の世界から少しだけ遮断された空間は、あなたの心を確実に軽くしてくれます。
ぜひ、あなたのライフスタイルにぴったり合った一品を見つけて、新しいおうち時間を楽しんでみてくださいね。

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