キャンプや登山を始めようと思って、テント選びで「ダンロップ」の名前を見かけた方も多いんじゃないでしょうか。タイヤのイメージが強いメーカーですけど、実はテントも作ってるんですよね。しかも「日本製」で「丈夫」という評判。でも、ちょっと待ってください。
「なんか重そう…」「デザインが微妙って聞いたけど…」
買ってから「思ってたのと違った」ってなるのは悲しいですからね。今日はダンロップテントの「ここがちょっとな…」というポイントを、遠慮なく、でもフェアにお伝えしていきます。欠点を知った上で「それでも欲しい!」と思えるか、一緒にチェックしていきましょう。
ダンロップテントの欠点とは?まず結論から
はっきり言います。ダンロップテントの最大の欠点は 「軽さと引き換えに重さを選んでいる」 という設計思想そのものにあります。
具体的には以下の3つが、ユーザーからよく挙がる不満点です。
- 重い・収納サイズが大きい:同クラスのmontbell ステラリッジやアライテント エアライズと比べると、明らかに重量があります。
- 夏場は暑い:保温性が高い構造なので、低地の夏キャンプでは蒸し風呂状態になることも。
- 細かい仕様が古臭い:ファスナーの滑りがイマイチだったり、収納袋がペラペラだったり。
「なんだ、やっぱりダメなんじゃん」って思いました?でも、これって裏を返せば 「とにかく壊れにくくて、悪天候でも安心して寝られる」 ということの証明でもあるんです。
ダンロップテントの「重い」は欠点か?その設計思想を読み解く
なぜ重いのか?70デニール生地というこだわり
ダンロップの山岳用テント(VSシリーズなど)の底面には、70デニールという分厚いナイロン生地が使われています。これは業界ではかなり頑丈な部類です。
他社の軽量テントが30デニールや40デニールを採用しているのと比べると、そりゃあ重くもなりますし、畳んだ時のサイズも大きくなりますよね。
「じゃあ、やっぱりデメリットじゃないか!」という声が聞こえてきそうです。でも、ちょっと考えてみてください。
この厚い底面のおかげで、グランドシート(保護用の下敷き)が実質不要なんです。尖った石ころがゴロゴロしている河原でも、ちょっとした藪の中でも、穴が開く心配が段違いに少ない。軽量テントだと、グランドシートを別途買って結局総重量が増える…なんてこともありますからね。
ユーザーの本音:重いけど「安心」を買っている
実際に使っている人のレビューを見ると、こんな声が多いんです。
「確かに重い。でも設営がめちゃくちゃ簡単で、風が強い日でもバタつかずにピシッと張れる。この安心感は代えがたい。」
「モンベルと最後まで迷ったけど、『壊れたら買い替えればいいや』っていう消費財としてじゃなくて、『長く付き合う相棒』としてダンロップを選んだ。」
特にソロキャンプやバイクツーリングで「荷物の軽さこそ正義」という方には正直おすすめしません。でも、ファミリーキャンプやオートキャンプがメインで、設営の楽さと安心感を優先したいなら、この「重さ」は「頼もしさ」に変わります。
夏は暑いって本当?換気性能と使用シーンを検証する
フルクローズ前提の作りが裏目に出る季節
ダンロップのテント、特に定番のVSシリーズは、もともと春・秋・冬の登山を想定して作られています。風の侵入を最小限に抑える構造なので、夏の無風状態のキャンプ場で使うと、正直言って「暑い」です。
インナーテントのメッシュ面積が狭かったり、出入り口が1方向しかないモデルだと、空気の通り道が確保しづらいんですよね。「真夏に使ったら寝苦しくて夜中に何度も起きた」という口コミも見かけます。
それでも夏に使う裏技と、あえての「冬専用機」という割り切り
対策としては、フライシートを少しだけ浮かせて張ることで空気の入り口を作る方法があります。ただ、これをやるとせっかくの耐風性能が落ちるので、本末転倒な部分も。
個人的には、「夏用にもう一つメッシュ重視の格安テントを持つ」 という使い分けが賢いと思います。ダンロップは「冬用」「荒天用」の頼れる切り札と割り切ってしまうんです。そう考えると、ダンロップ VS-20のようなモデルは、雪が降るようなシーズンでも快適に過ごせるので、一点豪華主義としてアリなんじゃないでしょうか。
細かい部分の不満と「被らない」という意外なメリット
ファスナー、収納袋…気になる細部の品質
ユーザーレビューを細かく見ていくと、以下のような「痒い所に手が届かない」不満も結構見つかります。
- ファスナーの渋さ:YKKファスナーを使っているものの、生地のテンションのかけ方なのか、片手ではスムーズに開閉しづらいと感じる場面も。
- ペグと収納袋:付属のアルミペグが柔らかくて曲がりやすい。収納袋もペラペラですぐに破れそう、という声。
- 説明書の不親切さ:初めてテントを買う人は、畳み方の説明が分かりにくくて戸惑うみたいです。
ただ、ペグや収納袋に関しては、最初から「別売りの良いものに交換する前提」と考えておけばストレスは減ります。どうせ長く使うなら、スノーピーク ソリッドステークあたりに買い替えるのが吉です。
デザインが「ダサい」は、メリットにもなる
これは賛否両論あるんですが、ダンロップのテント、特にフライシートの色が「昭和のビニールシートみたいな青」なんですよね。キャンプ場でオシャレなベージュやグリーンのテントが並ぶ中、一人だけ浮いてしまう…と気にする人は気にします。
でも、これが意外なメリットを生むんです。
「テント場で絶対に迷子にならない」
夜中にトイレに行って、真っ暗な中で自分のテントを探す時、この「被らなさ」はめちゃくちゃ助かります。周りがおしゃれなアースカラーだからこそ、ダンロップの青は良い意味で目立つんですよね。
ダンロップテントの欠点を乗り越える。こんな人には最高の選択肢
ここまで欠点ばかり並べてきましたが、まとめるとダンロップのテントは 「日本の職人がしっかり作った、壊れにくい頑丈な道具」 です。
- 年に数回、ファミリーでキャンプに行く人(設営が簡単で子供が少々暴れても破れない)
- 秋冬キャンプや少し標高の高い山に行く人(寒さや風に対する防御力が高い)
- モノを大事に長く使いたい人(40年使っている猛者もいるほどの耐久性)
こういう方にとっては、「重い」「暑い」という欠点は、「壊れにくい」「安定的」という信頼性の裏返しとして納得できるはずです。
もしあなたが「とにかく軽さ!」を求めるなら、montbell ステラリッジのようなモデルを選んだほうが幸せになれます。でも、「ちょっと重くてもいいから、安心してお気に入りの場所で寝たい」という方には、ダンロップテントはこれ以上ない相棒になってくれますよ。
最後にもう一度、今回の結論です。
ダンロップテントの欠点は、軽量性や通気性を犠牲にしてでも「耐久性」と「安定感」を追求した結果です。その設計思想を理解した上で選べば、後悔することはまずありません。

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