「マウンテンライトジャケットが欲しいけれど、型番がいろいろあってどれを選べばいいかわからない……」そんな悩み、ありませんか?
ノースフェイスの定番中の定番、マウンテンライトジャケット。その中でも一時代を築き、今なお中古市場やデッドストックで根強い人気を誇るのがNP11834です。
最新モデルが出ている今だからこそ、あえてNP11834を選ぶメリットはあるのか。サイズ感はどうなのか。そして、あの憧れの「ジップインジップ」はどう活用すればいいのか。
今回は、数多くのマウンテンパーカーを着倒してきた筆者が、NP11834の魅力を徹底的に掘り下げて解説します。この記事を読み終える頃には、あなたが選ぶべき一着がはっきりと見えているはずですよ。
そもそもノースフェイスのNP11834とはどんなモデル?
まずは基本をおさらいしておきましょう。NP11834は、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)を象徴する「マウンテンライトジャケット」の旧品番モデルです。
1985年の登場以来、ブランドのアイコニックなデザインとして愛されている「肩切り替え」のデザインを採用。表地には70デニールのGORE-TEX(ゴアテックス)2層構造を採用しており、防水性・防風性は文句なしのスペックを誇ります。
なぜこの型番がこれほどまでに注目されるのか。それは、現行モデルへと切り替わる直前の「完成された一着」だからです。程よい生地の厚み、街着としてもアウトドアとしても使いやすいシルエット。まさに、一着持っておけば間違いない万能選手といえます。
キャンプやハイキングといったアウトドアシーンはもちろん、雨の日の通勤や、冬の防寒着としてまで幅広くカバーしてくれる。そんな懐の深さが、このモデルが長く愛される理由なんです。
NP11834のサイズ感で失敗しないためのポイント
ネットで購入する時に一番怖いのが、サイズ選びですよね。特にノースフェイスのジャケットは、モデルによってサイズ設定がバラバラなことも珍しくありません。
NP11834のサイズ感、結論から言うと「やや大きめ・着丈長め」です。
近年のオーバーサイズ気味なトレンドも反映されていますが、もともとの設計思想として「中に防寒着を着込むこと」を前提としています。そのため、普段着ているTシャツと同じ感覚で選ぶと、少し大きく感じることが多いはずです。
具体的な選び方の目安を見ていきましょう。
- 身長165cm〜170cm前後の方ジャストで着たいならSサイズがおすすめです。Mサイズだと、袖丈がかなり長く感じられ、手首の部分に生地がダブついてしまう可能性があります。
- 身長170cm〜175cm前後の方標準体型であればMサイズがゴールデンサイズです。適度なゆとりがあり、中にパーカーや薄手のダウンを着込んでも着膨れしません。スッキリ見せたいなら、あえてSサイズを選ぶのもアリです。
- 身長175cm〜180cm前後の方Lサイズがベストマッチ。着丈がお尻をしっかりと覆ってくれるので、防寒性も高まります。ガッチリした体格の方や、インナーに厚手のフリースを合体させたい方は、Lサイズでちょうど良いゆとりを楽しめます。
- 身長180cm以上の方XLサイズを検討してください。このモデルは着丈が長めに設定されているため、高身長の方が着ると非常にスタイルが良く見えます。
注意点として、このモデルは「袖丈」が長めに作られています。これは腕を上げた時に袖が捲れ上がらないようにするためのアウトドア仕様。街着として使うなら、手首のベルクロ(マジックテープ)をしっかり締めて、袖口を固定して着るのがスマートに見えるコツですよ。
現行モデルNP62236との決定的な違いはどこ?
現在、店頭で並んでいるメインモデルはNP62236という型番にアップデートされています。パッと見はそっくりな両者ですが、細かい違いがいくつか存在します。
一番の違いは「サイズ設計の微調整」です。
現行モデルはNP11834に比べて、身幅がよりワイドに、着丈がわずかに短く設定されています。より現代的なボックスシルエットに近づいたのが現行品。一方で、シュッとした縦長の印象を大切にしたいなら、NP11834の方がしっくりくるという方も多いです。
次に素材です。
現行モデルは環境に配慮したリサイクルナイロンを採用しています。機能性に大きな差はありませんが、生地の質感や微妙な色の発色が異なる場合があります。特に、ノースフェイスが得意とする「ケルプタン」や「ニュートープ」といった絶妙なカラーリングは、型番(発売年度)によって色味が少しずつ変わるんです。
もし、あなたが「過去のあの限定色が欲しい」と思っているなら、迷わずNP11834を探すべきです。逆に、最新の環境配慮素材と、ゆったりした今風のシルエットを重視するなら現行品が向いています。
どちらを選んでもゴアテックスの信頼性は変わりません。あとは、自分の好みと、中古市場での価格差を天秤にかけて選ぶのが賢い買い物と言えるでしょう。
ジップインジップを使いこなす!冬の最強着こなし術
NP11834を語る上で絶対に外せないのが「ジップインジップ(ZiZ)システム」です。これは、ジャケット内側のファスナーと、インナー(フリースやダウン)のファスナーを連結して一枚の防寒着にしてしまう画期的な機能です。
このシステムを使いこなせば、秋から春先まで、これ一着で対応できてしまいます。
おすすめのインナー連結術をいくつかご紹介します。
まずは王道のフリース連結。
ノースフェイスの名作デナリジャケットを連結するのが最強の組み合わせです。厚手のマイクロフリースがしっかりと熱を蓄え、外側のNP11834が冷気を完全にシャットアウトします。このセットがあれば、都心の真冬ならTシャツの上に羽織るだけで十分なほど暖かいですよ。
次に、ダウンジャケットの連結。
アコンカグアジャケットなどの薄手ダウンを連結すれば、軽さと暖かさを両立した最強の防寒シェルが完成します。モコモコしすぎず、動きやすさを確保したい時におすすめです。
そして、SNS等で話題の「裏技」が、ユニクロ製品の活用です。
実は、ユニクロのファーリーフリースジャケットなどは、ノースフェイスのジップインジップのファスナー規格と近いものが多く、自己責任にはなりますが連結できてしまうことがあります。純正品を揃えるとなるとかなりの出費になりますが、ユニクロを賢く使えば、コストを抑えつつ最高の防寒性能を手に入れることができます。
ただし、ユニクロ連結の場合は袖口の固定ボタンが合わなかったり、首元のファスナーが少し余ったりすることもあります。完璧なフィット感を求めるならやはり純正、コスパ重視ならユニクロ、と使い分けるのが良いですね。
実際に着てわかったメリットと、あえて伝えたい注意点
どんなに優れたジャケットにも、良いところと悪いところがあります。実際に使い込んだからこそわかるリアルな感想をお伝えします。
メリットは何と言っても「安心感」です。
雨が降ってきても、風が強くても、「これさえ着ていれば大丈夫」という圧倒的な信頼感があります。また、汚れに強く、手入れが楽なのも魅力。多少の泥汚れならサッと拭けば落ちますし、専用の洗剤を使えば自宅の洗濯機で洗うことも可能です。
そして、デザインの汎用性。
デニムに合わせてカジュアルに着るのはもちろん、きれいめなスラックスの外しアイテムとしても優秀です。ロゴが刺繍でしっかり入っているので、チープさが全くなく、大人の男性・女性が着ても様になります。
一方で、注意点もあります。
一つは「ポケットの位置」です。このジャケットのポケットは、バックパックのウエストベルトに干渉しないよう、かなり高い位置に配置されています。そのため、寒い時にポケットに手を突っ込んで歩こうとすると、少し脇を張るような不自然な姿勢になりがちです。
もう一つは「生地の硬さ」です。
ゴアテックスらしいハリのある生地なので、首までファスナーを閉めると、顎のあたりに生地が当たって気になるという声もあります。これは着込んでいくうちに少しずつ馴染んできますが、最初は少し気になるポイントかもしれません。
しかし、これらのデメリットを差し引いても、このジャケットが持つ所有欲の充足と実用性は、他の追随を許しません。一着持っていて後悔することは、まずないと言い切れます。
メンテナンスで一生モノに。ゴアテックスを長持ちさせるコツ
せっかくNP11834を手に入れたなら、長く愛用したいですよね。ゴアテックス製品を長持ちさせる最大のコツは、意外かもしれませんが「こまめに洗うこと」です。
「防水性能が落ちそうで洗うのが怖い」という方が多いのですが、実は逆なんです。生地に皮脂や汚れが溜まると、ゴアテックスの最大の特徴である「透湿性(蒸れを逃がす力)」が損なわれ、内側が結露してベタベタになってしまいます。また、汚れは生地の劣化(加水分解など)を早める原因にもなります。
洗濯の際は、すべてのファスナーとベルクロを閉め、洗濯ネットに入れます。中性洗剤(できればグランジャーズなどのアウトドア専用洗剤がベスト)を使用し、ぬるま湯で洗いましょう。柔軟剤や漂白剤は厳禁です。
そして、仕上げに「熱」を加えるのがポイントです。
乾燥機にかけるか、あて布をしてアイロンを低温でかけることで、表面の撥水(水を弾く)性能が復活します。水をポロポロと弾く様子が戻ると、着るのがまた楽しくなりますよ。
こうしたメンテナンスを繰り返すことで、5年、10年と付き合っていける。それがNP11834というジャケットの本当の価値なのかもしれません。
まとめ:ノースフェイスNP11834徹底レビュー!サイズ感や現行品との違い、冬の着こなし術
いかがでしたでしょうか。
NP11834は、単なるマウンテンパーカー以上の価値を持った名作です。そのサイズ感は少し大きめながら、中に着込むことで真冬の寒ささえも楽しみに変えてくれる、そんな心強い相棒になってくれます。
現行モデルとの違いを理解し、自分のライフスタイルに合った一着を選ぶこと。そして、ジップインジップを駆使して、自分だけの最適なレイヤリング(重ね着)を見つけること。これこそが、ノースフェイスを着こなす醍醐味です。
もし、今あなたがNP11834の購入を迷っているなら、思い切って手に入れてみてください。雨の日の憂鬱な外出が、ちょっとした冒険に変わるはずです。
最後にもう一度、この記事のポイントをまとめます。
- サイズ感は「やや大きめ・袖長め」を意識して選ぶ
- 旧型(NP11834)はスッキリした着丈が魅力
- 冬はジップインジップでフリースやダウンを連結して防寒
- こまめな洗濯と熱処理で、撥水性能をキープする
ノースフェイスNP11834徹底レビュー!サイズ感や現行品との違い、冬の着こなし術を参考に、あなたにとって最高の「一生モノ」を見つけてくださいね。これからの季節、このジャケットと一緒に新しい景色を見に行きませんか?

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