「一生モノのアウトドアウェア」として世界中で愛されているパタゴニア。登山やキャンプを楽しむ人だけでなく、街を歩けば右も左もパタゴニアのロゴを見かけますよね。
でも、いざ自分が買おうとすると「本当にこの値段を出す価値があるの?」「みんな着ていて恥ずかしくない?」と、ふと立ち止まってしまうことはありませんか?実は、熱狂的なファンが多い一方で、「あえてパタゴニアを買わない」という選択をする人も増えています。
せっかく高い買い物をしたのに「自分には合わなかった……」と後悔したくないもの。この記事では、ユーザーがパタゴニアを敬遠するリアルな理由を深掘りし、購入前に絶対に知っておくべきデメリットや懸念点を徹底的にまとめました。
パタゴニアを買わない理由1:圧倒的な「価格の高さ」とコスパの壁
まず誰もが直面するのが、その価格設定です。パタゴニアの製品を手に取って値札を見ると、思わず二度見してしまうことも珍しくありません。
競合ブランドと比較して1.5倍〜2倍の価格差
例えば、定番のフリースであるパタゴニア レトロXや、防水透湿性に優れたレインウェアを揃えようとすると、数万円単位の出費が当たり前になります。
日本の高品質ブランドであるモンベルや、コストパフォーマンスに優れたワークマンと比較すると、その差は歴然です。機能性だけで比較した場合、「パタゴニア1着の値段で、他ブランドなら全身揃えられる」という状況も珍しくありません。
払っているのは「服」の代金だけではない?
パタゴニアが高いのには理由があります。彼らはオーガニックコットンの使用やリサイクル素材の採用、さらには公正な労働環境を守る「フェアトレード」に多額のコストを投じています。
しかし、ユーザーの中には「私は純粋に機能的な服が欲しいだけで、企業の環境保護活動に寄付したいわけではない」と感じる人もいます。製品のスペック以上に「企業の思想」への対価が含まれていることが、合理性を求める層にとっての「買わない理由」になっています。
パタゴニアを買わない理由2:街中で「人と被る」ことへの抵抗感
パタゴニアは今や、アウトドア愛好家だけのものではありません。ファッションアイテムとしての地位を確立しすぎたことが、皮肉にもデメリットを生んでいます。
「パタゴニアの制服化」という現象
冬になればパタゴニア フリースを、夏になればパタゴニア バギーズショーツを履いた人で街が溢れかえります。特に人気カラーや定番モデルは、駅のホームやキャンプ場で隣の人と全く同じ格好になってしまうことも。
「ファッションで個性を出したい」「他人と同じ格好は避けたい」というこだわりを持つ人にとって、この「どこに行っても見かける感」は大きなマイナス要素です。あまりにも普及しすぎたことで、「とりあえずこれを着ておけばお洒落」という安易なイメージを持たれるのを嫌う層も一定数存在します。
「ミーハー」に見られたくない心理
本当に過酷な環境で使うために選んでいるのではなく、「流行っているから」「高いブランドだから」という理由で選んでいると思われることに抵抗を感じるベテランユーザーもいます。玄人好みのニッチなブランドを好む人からすると、メジャーすぎるパタゴニアは選択肢から外れやすくなってしまうのです。
パタゴニアを買わない理由3:日本人の体型に合いにくいサイズ感
パタゴニアはアメリカのブランドです。そのため、製品の設計基準はあくまで「欧米人の体型」にあります。これが日本人のユーザーにとって、大きなストレスになることがあります。
腕が長すぎる、丈が合わない
「身幅はジャストサイズなのに、袖が長すぎて手が隠れてしまう」「Sサイズはきついが、Mサイズにすると急にシルエットがダボつく」といった声は後を絶ちません。
特に登山やクライミングなどのアクティビティで使う場合、ウェアのフィット感はパフォーマンスに直結します。日本人の体型を徹底的に研究して作られているモンベルなどの国内ブランドと比べると、どうしても「しっくりこない」感覚が拭えない場合があります。
スリムフィットとリラックスフィットの差が激しい
モデルによって「スリムフィット」「レギュラーフィット」「リラックスフィット」と分かれていますが、その基準もアメリカンサイズ。通販で購入して「思っていたサイズ感と全然違った」という失敗談が多いのも、パタゴニアの特徴です。試着なしで購入するのは非常にリスクが高いブランドと言えるでしょう。
パタゴニアを買わない理由4:強すぎる「政治・社会的なメッセージ」
パタゴニアという企業は、単なるアパレルメーカーの枠を超えています。彼らは自らを「アクティビスト企業」と呼び、地球環境を守るために過激とも取れる行動を起こすことがあります。
広告で「買わないで」と言う矛盾
有名な「Don’t Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)」という広告は、消費社会への警鐘として称賛されましたが、一部の消費者からは「そう言いながら新しいモデルをどんどん発売しているじゃないか」という冷ややかな目で見られることもあります。
また、特定の政治的課題(ダム建設反対や環境規制の強化など)に対して非常に強いメッセージを発信するため、「服を買いたいだけなのに、政治的な思想を押し付けられているようで落ち着かない」と感じる人も少なくありません。
ブランドの「色」がつきすぎる
パタゴニアを着ているだけで「環境保護に熱心な人」「意識が高い人」というレッテルを貼られるように感じてしまい、それが重荷になるケースもあります。ニュートラルにファッションを楽しみたい人にとって、このブランドが持つ独特の空気感は「敬遠したい理由」になり得るのです。
パタゴニアを買わない理由5:メンテナンスの手間と経年劣化の現実
「パタゴニアは丈夫で一生着られる」という神話がありますが、現実には形あるもの、いつかは劣化します。そして、そのメンテナンスが意外と大変だという側面も無視できません。
リサイクル素材ゆえの悩み
環境に配慮したリサイクル素材は素晴らしい試みですが、製品によっては毛玉(ピリング)ができやすかったり、数年経つと内側のコーティングがポロポロと剥がれてくる(加水分解)現象が起きたりすることもあります。
高価な買い物だからこそ「一生モノ」を期待してしまいますが、素材の特性上、どうしても消耗品としての側面は避けられません。
修理(リペア)に出す手間と時間
パタゴニアは修理を推奨しており、自社でリペアサービスを行っています。これは素晴らしいことですが、実際に修理に出そうとすると「数ヶ月待ち」と言われることも珍しくありません。
「今シーズン着たいのに、修理から戻ってくるのは来シーズン」という状況になると、結局新しいものを買ったほうが早いという結論になってしまいます。この「長く着続けるための努力」を面倒だと感じる人には、向いていないブランドかもしれません。
パタゴニアの代わりになる選択肢は?
パタゴニアを買わないと決めた時、次に候補に上がるブランドはどこでしょうか。目的によってその選択肢は変わります。
- 実用性とコスパを極めるなら:モンベル日本人の体型に完璧にフィットし、パタゴニアの半額以下の価格で同等以上の機能性を備えたモデルが多数あります。
- 洗練されたデザインと都会的なルックスなら:アークテリクスパタゴニアよりもさらに高価ですが、シルエットの美しさと技術力では群を抜いています。
- ファッション性を重視するなら:ザ・ノース・フェイス街着としての汎用性が高く、パタゴニアほど特定のメッセージ性が強くないため、気軽に取り入れられます。
- とにかく安く済ませたいなら:ワークマン最近のアウトドアラインは驚くほど進化しており、使い倒して汚しても気にならない強みがあります。
パタゴニアを買わない理由は?高い・被る・政治色など後悔しないための全知識
ここまで「パタゴニアを買わない理由」を厳選して紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
結局のところ、パタゴニアは「ただの服」ではなく、その「物語」や「企業の姿勢」を丸ごと買うブランドです。
- 価格以上の機能性を合理的に求める人
- 他人と服装が被ることを避けたい人
- 政治的なメッセージをファッションに持ち込みたくない人
- 日本人の体型にジャストフィットする服を探している人
これらに当てはまるなら、無理をしてパタゴニアを選ぶ必要はありません。他にも優れたブランドはたくさんあります。
逆に、「高くてもいいから環境に配慮された服を選びたい」「修理しながら何十年も同じ一着を愛したい」という人にとって、パタゴニアは最高のパートナーになります。
あなたが後悔しない選択をするための参考にしていただければ幸いです。

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