夏のメンズファッションにおいて、もはや不動の地位を築いたと言っても過言ではないのがパタゴニアのショーツです。特に「バギーズ」の愛称で親しまれるシリーズは、街中でもアウトドアでも見かけない日はありません。
しかし、いざ自分が履こうと思うと「子供っぽく見えないか?」「サイズ選びで失敗しそう」「結局どの色が使いやすいの?」と悩んでしまう方も多いはず。
そこで今回は、パタゴニアの短パンを大人らしく、そして今っぽく着こなすための完全ガイドをお届けします。サイズ感の正解から、明日から真似できる25通りのコーディネート術まで、徹底的に深掘りしていきましょう。
パタゴニアの短パンが選ばれ続ける理由
なぜ、数あるアウトドアブランドの中でパタゴニアの短パンがこれほどまでに愛されるのでしょうか。その理由は、単なる「流行」だけではない圧倒的な実用性にあります。
水陸両用の万能スペック
パタゴニアの代表作であるパタゴニア バギーズ ショーツは、速乾性に優れたリサイクル・ナイロンを採用しています。内側にはメッシュのライナーが付いているため、海や川でそのまま泳ぐことができ、上がればすぐに乾いて街歩きに戻れる。この「境界線のなさ」が、現代のライフスタイルにフィットしているのです。
驚異的な耐久性と環境への配慮
パタゴニアの製品は、とにかく丈夫です。数年履き込んでも生地がへたれず、むしろ独特の風合いが増していく。また、近年では「ネットプラス」と呼ばれる、回収された漁網を再利用した素材に切り替わるなど、一着選ぶことが地球環境への貢献につながるというストーリーも、大人の所有欲を満たしてくれます。
失敗しないための「サイズ感」徹底攻略
パタゴニアはアメリカのブランドであるため、日本国内のブランドと同じ感覚でサイズを選ぶと、高確率で「デカすぎた……」という事態に陥ります。
基本はワンサイズダウンが鉄則
普段、日本のセレクトショップやユニクロなどでLサイズを選んでいる方は、パタゴニアではMサイズがジャストになることがほとんどです。
- 170cm前後・細身〜標準体型: XSサイズ(タイト)またはSサイズ(ジャスト)
- 175cm前後・標準〜がっしり体型: Sサイズ(スッキリ)またはMサイズ(リラックス)
- 180cm以上: MサイズまたはLサイズ
迷ったら「一つ下のサイズ」を検討してみてください。
5インチと7インチ、どっちを選ぶべき?
メンズのバギーズには、主に2つの丈が存在します。
- 5インチ(バギーズ・ショーツ): 股下約13cm。膝上がかなり露出する、現在のファッショントレンドに最適な丈感です。足さばきが良く、スポーティーでアクティブな印象を与えます。
- 7インチ(バギーズ・ロング): 股下約18cm。膝の少し上くらいに裾がくるため、短すぎるパンツに抵抗がある方や、落ち着いた「大人の休日感」を出したい30代・40代の方に支持されています。
「脚を出す勇気があるなら5インチ、安心感を求めるなら7インチ」と覚えておきましょう。
パタゴニアの短パンコーデ25選:スタイル別着こなし術
ここからは、具体的なコーディネートのアイデアをスタイル別に紹介します。
1. 都会的で洗練された「アーバン・カジュアル」
短パンを街着として成立させるコツは、トップスに「清潔感」のあるアイテムを持ってくることです。
- ネイビーバギーズ × 白のオックスフォードシャツ: シャツの袖をラフに捲り、足元はレザーサンダル。これだけで「育ちの良い休日スタイル」が完成します。
- ブラックバギーズ × グレーのサマーニット: カットソーではなくニット素材を合わせることで、短パンの子供っぽさを完全に打ち消せます。
- ベージュバギーズ × ネイビーのポロシャツ: 王道のトラッドスタイル。足元はビルケンシュトック チューリッヒなどでボリュームを出すと今っぽくなります。
- 総柄バギーズ × 黒の無地ポケットT: 派手な柄ショーツを主役にするなら、他はすべて黒で統一して引き締めましょう。
- カーキバギーズ × 白のヘンリーネックT: 無骨さと爽やかさが同居する、男らしいスタイルです。
2. トレンドを意識した「ゴープコア・スタイル」
アウトドアギアをファッションとして楽しむなら、サイズバランスが鍵になります。
- 5インチショーツ × オーバーサイズTシャツ: 下半身をコンパクトに、上半身をビッグシルエットにする「逆三角形」のシルエットが今の気分。
- バギーズ × 長めの白ソックス × ハイテクスニーカー: サロモン スニーカーやニューバランス 2002Rを合わせて、テック感を強調します。
- ショーツ × ナイロンアノラック: 夏の終わりのキャンプなどで重宝する、上下ナイロンのセットアップ風コーデ。
- バギーズ × フィッシングベスト: ポケットの多いベストを重ねることで、手ぶらでお出かけできる実用的なスタイル。
- バケットハット × 短パン: 小物をパタゴニアで統一することで、アウトドアの雰囲気を加速させます。
3. リラックス重視の「ビーチ&リゾート」
水陸両用の強みを最大限に活かした、開放的な着こなしです。
- 明るいカラーのバギーズ × タンクトップ: 海辺ならこれくらいラフでOK。シャツを肩掛けしてアクセントに。
- イエローバギーズ × リネンシャツ: 黄色の彩度をリネン(麻)のナチュラルな風合いが和らげてくれます。
- バギーズ × トングサンダル: 究極に軽快な足元。ビーチサンダルではなく、少し上質なレザーのトングを選ぶのが大人。
- パタゴニアのロゴT × バギーズ: ブランドロゴを前面に出した、ファン納得のストレートな組み合わせ。
- ボーダーT × レッドバギーズ: マリンテイストを感じさせる、夏全開のカラーリング。
4. 30代・40代におすすめの「大人の余裕」コーデ
「短パンはちょっと……」という世代にこそ試してほしい、落ち着いた提案です。
- バギーズ・ロング(7インチ) × バンドカラーシャツ: 襟のないシャツを選ぶことで、首元に抜け感が生まれます。
- ダークトーンのワントーンコーデ: 全身をチャコールグレーやネイビーでまとめると、ナイロン素材でも非常に上品に見えます。
- ショーツ × ローファー: あえての革靴。このミスマッチが、上級者らしいお洒落を演出します。
- 薄手のカーディガン × 短パン: 冷房対策を兼ねた、大人のスマートなレイヤード。
- バギーズ × キャンバススリッポン: 清潔感のある足元で、好感度の高いパパコーデに。
メンテナンスと裏技:もっと快適に履きこなすために
お気に入りの一着を長く、快適に使うためのヒントです。
撥水機能の復活方法
パタゴニア バギーズはDWR(耐久性撥水)加工が施されていますが、洗濯を繰り返すと水弾きが悪くなります。そんな時は、洗濯後に低温の乾燥機にかけるか、当て布をしてアイロンを軽くかけると、熱によって撥水成分が再び立ち上がり、機能が回復します。
メッシュライナーは切ってもいい?
「内側の網がチクチクする」「普段の下着を履きたい」という理由で、メッシュライナーをハサミで切り取ってしまうユーザーも実は多いです。これはパタゴニアファンの間では「定番のカスタマイズ」として知られており、切り取ることでより普通のパンツに近い履き心地になります。ただし、水着としての安定感はなくなるので、自己責任で行いましょう。
カラー選びのヒント
初めての一着なら、ブラック、ネイビー、フォージグレー(濃いグレー)の3色が間違いありません。二着目なら、パタゴニアらしい「マンゴー」や「ウルトラピンク」などの鮮やかな色に挑戦してみてください。意外とどんなトップスにも馴染みます。
まとめ:パタゴニアの短パンコーデで最高の夏を
パタゴニアの短パンは、単なる衣類ではなく、私たちの行動範囲を広げてくれる「道具」のような存在です。
朝起きて、そのまま街へコーヒーを飲みに行き、午後は公園で子供と走り回り、夕方にはそのまま川に飛び込む。そんな自由なライフスタイルを、バギーズは完璧にサポートしてくれます。
今回ご紹介したサイズ選びのコツや25通りのコーディネートを参考に、ぜひ自分だけの一着を見つけてみてください。一度その快適さを知ってしまえば、もう他の短パンには戻れなくなるかもしれません。
パタゴニアの短パンコーデ25選をマスターして、今年の夏を最高にアクティブに、そしておしゃれに駆け抜けましょう!

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