「一生モノのアウターが欲しい」と考えたとき、真っ先に候補に挙がるブランドといえばパタゴニアではないでしょうか。環境への配慮と圧倒的な機能性を両立させたパタゴニアの上着は、一着持っておくだけで冬の街歩きから過酷な雪山までカバーできる頼もしい相棒になります。
しかし、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて違いがわからない」「海外サイズだからサイズ選びが不安」という声をよく耳にします。せっかく高価な買い物をするなら、絶対に失敗したくないですよね。
そこで今回は、アウトドア初心者からベテランまで納得の、パタゴニアの上着おすすめモデルを厳選してご紹介します。サイズ感の正解や、シーン別の選び方のコツまで、これさえ読めば迷いがなくなる情報を凝縮してお届けします。
パタゴニアの上着選びで絶対にチェックすべき3つのポイント
パタゴニアの製品は、単なるファッションアイテムではありません。厳しい自然環境で命を守るための「道具」としての側面を持っています。そのため、選ぶ際には以下の3点を意識することが重要です。
まず1つ目は「レイヤリング(重ね着)」の想定です。パタゴニアは、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターシェルを組み合わせることで体温調節を行うことを基本としています。自分が「一番外側に着るのか」、それとも「コートの下にインナーとして着たいのか」を明確にしましょう。
2つ目は「フィット感」の確認です。パタゴニアの製品には、大きく分けて3つのフィット型があります。
・スリム・フィット:体にぴったり沿うデザイン
・レギュラー・フィット:標準的なゆとりがあるデザイン
・リラックス・フィット:かなりゆったりとしたデザイン
同じサイズ表記でも、このフィット型が違うと着用感が全く異なります。
3つ目は「撥水性と防水性の違い」です。小雨程度を弾けばいいのか、それとも大雨や雪の中でも濡れない性能が必要なのか。用途に合わせて、ゴアテックスなどの本格防水素材か、DWR(耐久性撥水)加工のみの軽量素材かを選び分ける必要があります。
不動の人気!パタゴニアを象徴する定番フリース5選
パタゴニアといえばフリース、といっても過言ではありません。保温性だけでなく、通気性や肌触りの良さで右に出るものはないラインナップです。
もっとも有名なのがパタゴニア レトロXです。厚手のフリースと吸湿発散性のあるメッシュの間に、防風用バリヤーを貼り合わせた構造になっています。フリースなのに風を通さないため、冬の街着としてこれ以上ないほど重宝します。モコモコした質感は、もはや冬のファッションのアイコンと言えるでしょう。
アクティブに動くならパタゴニア R1シリーズが外せません。格子状の構造(グリッド構造)により、止まっているときは温かく、動いて汗をかき始めると素早く湿気を逃がしてくれます。登山やサイクリングなど、運動量の多いシーンでのミドルレイヤーとして世界中のアスリートから信頼されています。
より保温力を求めるならパタゴニア R2がおすすめです。毛足が長く、空気をたっぷり溜め込むため非常に軽量ながら抜群に温かいのが特徴です。
最近、街着として注目を集めているのがパタゴニア ロスガトスクルーです。ハイパイル・フリースを使用した柔らかな肌触りが魅力で、セーター感覚で気軽に着られるため、男女問わずリピーターが続出しています。
最後に、軽量フリースとして便利なパタゴニア ベターセーター。見た目はニットのような質感でありながら、裏地は柔らかなフリース。オフィスでの羽織りものとしても違和感のない上品なデザインです。
雨にも風にも負けない!最強のシェル・アウター4選
雨天や強風時に身を守ってくれるのがシェルと呼ばれるカテゴリーです。ここにはパタゴニアの技術力の粋が詰まっています。
コストパフォーマンスで選ぶなら、間違いなくパタゴニア トレントシェル 3Lです。パタゴニア独自の防水透湿性基準をクリアした3層構造のジャケットで、土砂降りの雨でも内部をドライに保ちます。シンプルで無駄のないデザインは、ビジネスシーンのレインコート代わりとしても人気です。
「お守り」として持ち歩くのに最適なのがパタゴニア フーディニジャケット。重さはわずか100g程度、手のひらサイズに収納できるウィンドシェルです。薄いのに風をしっかり遮断してくれるので、夏の冷房対策からランニング、登山の停滞時まで、一年中出番があります。
より過酷な環境に挑むならパタゴニア カルサイトジャケット。軽量でしなやかなGORE-TEXパックライト・プラスを採用しており、トレントシェルよりもさらに軽く、動きやすいのが特徴です。ヘルメット対応のフードなど、本格的なアルパイン機能を備えています。
冬の定番として愛されているのがパタゴニア イスマスパーカー。1960年代の遠征用ジャケットから着想を得たデザインで、裏地にはフリースの裏地、表地には耐風性のあるナイロンを使用しています。クラシックな見た目ながら、現代の防寒機能を備えた「ちょうどいい」上着です。
極寒を乗り切る!軽量・高断熱のダウン&化繊インサレーション4選
パタゴニアのダウン製品は、動物福祉に配慮した「トレーサブル・ダウン」のみを使用しています。そのこだわりが、品質の高さに直結しています。
まず、パタゴニアのダウンの代名詞といえばパタゴニア ダウンセーターです。非常に軽量で、なおかつ圧倒的な保温力を誇ります。付属のスタッフサックに小さく収納できるため、旅行の防寒着としても最適です。
濡れる可能性がある環境なら、化繊中綿のパタゴニア ナノパフが正解です。プリマロフトという特殊な中綿を使用しており、濡れても保温力を98%維持します。ダウンの弱点を克服したこのモデルは、雪山や雨の日の防寒着として絶大な信頼を得ています。
さらに通気性を高めたのがパタゴニア ナノエア。中綿が入っているのに驚くほどストレッチし、しかも蒸れません。「着っぱなしでいられる」をコンセプトにしており、寒い時期の激しい運動にこれ以上のものはありません。
ファッション性と防寒性を両立させたいならパタゴニア ダウンドリフトジャケット。リサイクルされた漁網を使用したナイロン素材を使い、クラシックなダウンジャケットのスタイルを再現。ボリューム感のあるシルエットは、ストリートシーンでも主役級の存在感を放ちます。
パタゴニアのサイズ感で失敗しないための実践アドバイス
多くの人が悩むサイズ選びですが、パタゴニアはアメリカンサイズのため、基本的には「日本で普段着ているサイズの1サイズ下」を選ぶのがゴールデンルールです。普段Lサイズを着ている方なら、パタゴニアではMサイズがジャストになることが多いです。
ただし、ここで注意したいのが前述した「フィット型」です。
例えばパタゴニア レトロXのようなレギュラー・フィットのモデルは、1サイズ下げても中にスウェットを着込める程度の余裕があります。一方で、パタゴニア R1のようなスリム・フィットのモデルは、ベースレイヤーの上に直接着ることを想定しているため、1サイズ下げるとかなりタイトに感じることがあります。
また、パタゴニアの公式オンラインショップには「私のサイズは?」というツールがあります。身長、体重、好みの着用感を入力すると、最適なサイズを提案してくれる非常に精度の高いシステムです。迷ったときはこの数値を信じるのが近道です。
女性の方であれば、あえて「ボーイズ(キッズ)モデル」のXLやXXLサイズを選ぶという選択肢もあります。大人用よりも価格が抑えられており、日本人の女性体系にフィットしやすいシルエットになっているため、非常に人気があります。
長く愛用するために!パタゴニアの上着のメンテナンスと修理
パタゴニアの上着は、決して安い買い物ではありません。しかし、10年、20年と着続けられる耐久性を持っています。長く愛用するために大切なのが、実は「こまめな洗濯」です。
「ダウンやシェルは洗わないほうがいい」というのは昔の話。皮脂汚れや泥汚れは、生地の防水機能や透湿性を低下させる原因になります。専用の洗剤を使用し、洗濯機の弱水流で洗い、乾燥機でしっかり乾かす(特にダウンやシェルは熱を加えることで撥水性が復活します)ことが、長持ちの秘訣です。
万が一、火の粉で穴が開いたり、ジッパーが壊れたりしても諦めないでください。パタゴニアは「Worn Wear」というリペアサービスに非常に力を入れています。正規店に持ち込めば、実費程度の安価な料金で熟練のスタッフが修理してくれます。継ぎ当てされた跡さえも、その服と一緒に歩んできた「物語」として愛着が湧くはずです。
「新品を買うよりも、今あるものを修理して使う」という哲学に触れることも、パタゴニアの上着を持つ醍醐味と言えるでしょう。
パタゴニアの上着おすすめ15選!失敗しない選び方とサイズ感のまとめ
パタゴニアの上着は、機能、デザイン、そして環境への誠実さが詰まった最高の一着です。
今回ご紹介したパタゴニア レトロXやパタゴニア トレントシェルなど、自分のライフスタイルに合ったモデルを見極めることが、失敗しない買い物への第一歩です。サイズ選びに迷ったら「1サイズ下」を基本にしつつ、フィット型を確認することを忘れないでください。
一度手に入れれば、その軽さと温かさ、そして安心感に、もう他のブランドには戻れなくなるかもしれません。街でも山でも、あなたを優しく、そして力強く守ってくれるパタゴニアの上着。ぜひ、あなたにとっての「運命の一着」を見つけてみてください。
パタゴニアの上着おすすめ15選!失敗しない選び方とサイズ感をシーン別に徹底解説しました。

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