東京のビジネスシーンを象徴する街、丸の内。そのすぐ隣に位置する京橋に、パタゴニアの新しい発信拠点「パタゴニア 東京・京橋」が誕生しました。長年親しまれた丸の内ストアのスピリットを引き継ぎつつ、さらに進化したこの店舗は、単なるアウトドアショップの枠を超えた特別な空間になっています。
「丸の内店と何が違うの?」「仕事帰りでも寄りやすい?」「ここでしか手に入らないものは?」そんな疑問を持つ方に向けて、パタゴニア 東京・京橋の魅力を余すことなくお届けします。
江戸の粋と職人魂が息づく「パタゴニア 東京・京橋」のコンセプト
京橋という地名は、かつて江戸城の東側に位置し、多くの職人が集まった歴史に由来します。特にこのエリアは「鍛冶職人」の街として栄えました。パタゴニアの創業者であるイヴォン・シュイナードもまた、自らピトンを打つ鍛冶職人からそのキャリアをスタートさせています。
この「職人気質」という共通のバックグラウンドが、京橋ストアのデザインの核となっています。店内に一歩足を踏み入れると、どこか懐かしくも力強い、温かみのある空間が広がります。
注目すべきは1階のレジカウンターです。釘を一本も使わずに組み上げられたこのカウンターは、宮大工の伝統技法を用いたもの。かつての京橋の橋脚をイメージしており、地域の歴史への深いリスペクトが込められています。什器の細部にはクライミングロープのディテールが隠されていたり、リサイクル素材がふんだんに使われていたりと、パタゴニアらしい遊び心と環境への配慮が共存しています。
2つのフロアが提案する「フィールド」と「ライフスタイル」
約100坪の広さを誇る店内は、1階と2階で明確なテーマ分けがされています。自分の目的や気分に合わせて、じっくりとプロダクトを選べる構成です。
1階:過酷な環境に挑むための「Field」
1階は、テクニカルなギアが中心のフロアです。登山、クライミング、トレイルランニングといった、自然と真剣に向き合うためのウェアが並びます。
特に注目したいのは、パタゴニアの象徴とも言えるパタゴニア R1シリーズや、防水透湿性に優れたパタゴニア トレントシェルなどのシェル類です。ここでは、実際にフィールドで活動しているスタッフから、レイヤリング(重ね着)の具体的なアドバイスを受けることができます。
「次の登山の装備に迷っている」「トレランを始めたいけれど何が必要か分からない」そんな悩みも、経験豊富なスタッフが親身になって解決してくれます。
2階:日常を豊かにする「Lifestyle」
2階へ上がると、ガラリと雰囲気が変わります。木材が多用された落ち着いた空間には、カジュアルウェアやキッズ・ベビー製品、そして注目の食品ライン「パタゴニア プロビジョンズ」が並びます。
定番のパタゴニア レトロXジャケットや、オーガニックコットンを使用したTシャツなど、タウンユースでも活躍するアイテムが豊富です。また、親子でコーディネートを楽しめるキッズラインの充実ぶりも、家族連れには嬉しいポイントでしょう。
丸の内店との違いは?京橋ストアだけの特別な体験
長年「パタゴニア 東京・丸の内」に通っていたファンにとって、移転後の変化は気になるところですよね。京橋ストアは、丸の内店が築いてきたコミュニティを継承しながら、さらに「体験」に重きを置いたストアへと進化しています。
東日本初!「Worn Wear」コーナーの常設
京橋ストアの目玉といえるのが、中古ウェアの販売とリペアの提案を行う「Worn Wear」コーナーです。これまではイベント形式での展開が多かったこの試みが、ここでは常設されています。
パタゴニアが掲げる「新品よりもずっといい」というメッセージを形にしたこの場所では、スタッフや顧客から回収され、丁寧にリペアされた一点ものの古着に出会えます。リペアの跡がデザインの一部となったウェアは、世界に二つとない愛着のわく一着になるはずです。
進化した「パタゴニア プロビジョンズ」の量り売り
食を通じて環境問題を解決しようとする「パタゴニア プロビジョンズ」。京橋ストアでは、日本酒や味噌、さらには洗剤などの量り売りが実施されています。
使い捨ての容器を減らすためのこの取り組みは、非常に画期的です。自分の好きな分量だけを、自分のボトルに詰めて持ち帰る。そんな日常の小さなアクションが、大きな環境保護に繋がっていることを実感させてくれます。仕事帰りにマイボトルを持って、夕飯の買い出しに寄る。そんな新しいパタゴニアの使い方が、ここ京橋では始まっています。
皇居ランナーの聖地へ!継承されるコミュニティ
丸の内店時代から続いていた伝説的なイベント「グループラン」も、京橋ストアでしっかりと継続されています。皇居にほど近い立地を活かし、定期的に開催されるこのイベントには、初心者からベテランまで幅広い層が集まります。
パタゴニアのグループランのモットーは「一番ゆっくり走る人に合わせる」こと。速さを競うのではなく、街の空気を感じ、仲間との会話を楽しみながら走る。この温かなコミュニティこそが、パタゴニアが多くの人に愛される理由の一つです。
また、店内にはイベントスペースも確保されており、環境問題に関するトークショーやフィルム上映会なども開催されます。単にモノを買う場所ではなく、新しい知識や仲間と出会う「場」としての機能が強化されています。
迷わず行ける!パタゴニア 東京・京橋へのアクセスガイド
東京の中心地に位置する京橋ストアは、複数の駅から徒歩圏内で、非常にアクセスが良いのが特徴です。
- 東京メトロ銀座線「京橋駅」:7番出口から徒歩1分。地上に出てすぐの場所にあります。
- 都営浅草線「宝町駅」:A5出口から徒歩3分。
- 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」:7番出口から徒歩5分。
- JR「東京駅」:八重洲南口から徒歩10分程度。
新幹線の待ち時間や、銀座でのショッピングのついでに立ち寄るのにも最適な立地です。オフィスビルが立ち並ぶエリアにありながら、一歩店内に入れば自然のエネルギーを感じられる、都会のオアシスのような存在です。
パタゴニア製品を長く愛用するために
パタゴニアの製品は、決して安価ではありません。しかし、それは高品質な素材を使い、公正な労働環境で、環境負荷を最小限に抑えて作られているからです。
長く愛用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。例えば、パタゴニア ダウン製品などは、専用の洗剤を使って正しく洗濯することで、その保温性を何年も維持することができます。
京橋ストアのスタッフは、メンテナンスのプロでもあります。「撥水性が落ちてきた」「破れてしまったけれど直せる?」といった相談にも、丁寧に対応してくれます。リペアサービスを利用することで、お気に入りの一着を一生モノへと育てていく楽しみを、ぜひ味わってみてください。
まとめ:パタゴニア 東京・京橋を徹底解説!丸の内店との違いやアクセス、限定サービスまで
パタゴニア 東京・京橋は、かつての丸の内店の温かさを引き継ぎながら、京橋という土地の歴史や文化を取り入れた、唯一無二のストアです。
最新のテクニカルギアをチェックするもよし、Worn Wearコーナーで運命の古着を探すもよし、あるいはプロビジョンズの量り売りで環境に優しい生活を始めるもよし。ここには、私たちのライフスタイルをより豊かで持続可能なものに変えてくれるヒントが詰まっています。
都会の真ん中で、自然と繋がり、未来を考える。そんな特別な体験をしに、ぜひパタゴニア 東京・京橋へ足を運んでみてください。きっと、今のあなたに寄り添う最高の一着や、新しい気づきが見つかるはずです。

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