「憧れのパタゴニアを手に入れたいけれど、着膨れして見えないか心配」「アウトドア感が強すぎて街着として浮いてしまわないか不安」といった悩みをお持ちではありませんか?
パタゴニアの代名詞とも言えるパタゴニア クラシック レトロX ジャケットは、1980年代の誕生以来、フリース界の頂点に君臨し続ける名作です。その高い保温性と防風性、そして一目でそれとわかるクラシックなデザインは、2025年・2026年の最新トレンドにおいても不動の人気を誇っています。
しかし、その独特のボリューム感ゆえに、コーディネートのバランスを間違えると「野暮ったい」「部屋着っぽい」という印象を与えてしまうのも事実です。せっかくの高品質な一着を、最高にカッコよく着こなすための秘訣を徹底解説します。
パタゴニア レトロ X コーデを格上げするサイズ選びの正解
レトロXの着こなしにおいて、最も重要で、かつ最も失敗しやすいのがサイズ選びです。パタゴニアはアメリカサイズを採用しているため、日本の一般的なアパレルブランドの感覚で選ぶと、想像以上に大きく感じることがあります。
まず基本となるのが「ワンサイズ下を選ぶ」という鉄則です。例えば、普段日本のブランドでLサイズを着用している方なら、パタゴニア レトロXではMサイズを選ぶのがジャストフィットへの近道となります。
ただし、どのようなシルエットを目指すかによって選択は変わります。
ジャストサイズで着るメリットは、防風膜の機能を最大限に活かせる点にあります。レトロXの内部には吸湿発散性を備えた起毛メッシュと、風を遮断するバリヤーがラミネートされています。体に密着させることで、外気の侵入を最小限に抑え、驚異的な暖かさを実感できるのです。170cm前後の標準体型の方であれば、Sサイズを選ぶと都会的でクリーンな印象になります。
一方で、今の空気感を纏いたいのであれば、あえて日本サイズと同じサイズ(普段LならL)を選び、肩を落として着るオーバーサイズスタイルも人気です。この場合、インナーに厚手のスウェットやパーカーをレイヤードできる余裕が生まれるため、真冬のメインアウターとしての活用幅が広がります。
女性の間では、あえてパタゴニア キッズ レトロX ジャケットのXLやXXLサイズを選ぶテクニックが定番化しています。メンズモデルに比べて着丈が短く設定されているため、ロングスカートやワイドパンツと合わせた時に腰位置が高く見え、スタイルアップ効果が期待できるからです。
脱・部屋着!大人っぽく見せるためのスタイリング術
レトロXが「ダサい」と言われてしまう最大の原因は、全身をカジュアルなアイテムだけで固めてしまうことにあります。街着として洗練させるためには、どこかに「きれいめ」の要素をミックスすることが不可欠です。
最も推奨されるのが、ボトムスにスラックスを合わせるコーディネートです。フリースのモコモコとした質感に対して、センタープレスの入った上品なスラックスをぶつけることで、視覚的なコントラストが生まれます。足元にはドクターマーチン 3ホールのようなレザーシューズや、ビルケンシュトック ロンドンなどの上品なクロッグを合わせると、一気に大人な表情に変わります。
色の引き算も重要です。レトロXは、ボディの色と胸ポケットのナイロンパーツの色が異なる「バイカラー」のデザインが多く、それ自体がコーディネートの主役になります。そのため、他のアイテムは極力色数を抑え、全体を3色以内でまとめると失敗しません。特に「ナチュラル」カラーのレトロXに、黒の細身のパンツを合わせるモノトーンベースの構成は、時代に左右されない王道の正解スタイルです。
また、インナーの素材感にもこだわってみましょう。パーカーを合わせるのは定番ですが、一歩差をつけるなら、ハイゲージのタートルネックニットや、パリッとした質感のブロードシャツを差し込んでみてください。アウトドアウェア特有の「ギア感」が中和され、洗練された都会的なスタイルへと昇華されます。
レトロXベストを駆使した高度なレイヤード戦略
袖のないパタゴニア レトロX ベストは、実はジャケット以上に汎用性が高いアイテムです。秋口にはシャツやカットソーの上に羽織るだけでサマになりますし、真冬にはインナーとしても活躍します。
ベストを着用する際のポイントは、脇周りのフィット感です。大きすぎるサイズを選んでしまうと、アームホールに余計な隙間ができ、だらしない印象を与えてしまいます。ベストに関しては、ジャケット以上にタイトめのサイズを選び、コンパクトにまとめるのが鉄則です。
上級者向けのテクニックとしておすすめなのが、アウターの上にベストを重ねるスタイルです。例えば、デニムジャケットや薄手のマウンテンパーカーの上にレトロXベストを重ねることで、保温性を確保しながら奥行きのあるコーディネートが完成します。これは、動きやすさを重視しつつ防寒を計算するパタゴニアのフィロソフィーにも通じる、機能美あふれる着こなしです。
2026年のトレンドとしては、ネイビーやセージグリーンといった深みのある色味のベストを、同系色のウールパンツと合わせる「ワントーンコーディネート」が注目されています。アウトドアブランドのアイテムを、まるでテーラードアイテムの一部であるかのように扱うのが今季の気分です。
2025-2026年モデルで見られた進化とサステナビリティ
パタゴニアは常に製品をアップデートし続けていますが、近年のパタゴニア フリースにおける進化は目覚ましいものがあります。
2025年以降のモデルでは、メイン素材に再生ポリエステルを100%使用しているだけでなく、海洋プラスチック問題の解決に寄与する「Repreve」繊維などの採用がさらに加速しています。私たちがレトロXを選ぶことは、単にファッションを楽しむだけでなく、地球環境の保護に貢献するというメッセージでもあります。
また、機能面での微細な修正も見逃せません。最新モデルでは、裏地のポリエステル・タフタ生地の質感が向上しており、インナーにウールニットなどを着用した際の「引っかかり」が劇的に改善されています。これにより、重ね着のストレスが軽減され、より快適に冬の街歩きを楽しめるようになっています。
さらに、ポケットのジッパープル(引き手)の形状や、襟元の立ち上がりのキープ力など、長年愛用してきたユーザーにしか気づかないような細部までブラッシュアップされています。こうした「変えないために、変え続ける」姿勢こそが、レトロXが数十年も愛され続ける理由なのです。
正しいメンテナンスで一生モノのフリースを育てる
レトロXは、適切に手入れをすれば10年以上、あるいはそれ以上にわたって着続けられるタフな服です。しかし、フリースの大敵は「毛玉」と「毛並みの潰れ」です。
洗濯機で洗う際は、必ず裏返して洗濯ネットに入れてください。他の衣類との摩擦を防ぐことが、毛玉発生を抑える最大のポイントです。洗剤は中性洗剤を使用し、柔軟剤の使用は控えましょう。柔軟剤に含まれる成分がフリースの繊維をコーティングしてしまい、本来の吸湿発散性や通気性を損なう可能性があるからです。
干す際は、直射日光を避けた風通しの良い場所での陰干しが基本です。乾燥機の熱は、ポリエステル繊維を縮ませたり硬くしたりする原因になるため、厳禁です。
そして、最も大切なのが「ブラッシング」です。着用を繰り返すと、肘や背中など摩擦が多い部分の毛が寝てしまいます。そこで、定期的に洋服ブラシで毛並みを起こすようにブラッシングしてあげてください。これだけで、新品のようなふんわりとした質感と、美しい光沢が蘇ります。手をかけるほどに愛着が湧く、それもまたパタゴニアを持つ喜びの一つです。
パタゴニア レトロ X コーデで冬の街歩きを快適に楽しむ
パタゴニアのレトロXは、単なる防寒着の枠を超え、所有する人のライフスタイルや価値観を表現するピースとなっています。その歴史と機能性に裏打ちされた圧倒的な存在感は、他のフリースには決して真似できないものです。
今回ご紹介したように、サイズ選びに細心の注意を払い、きれいめのアイテムと組み合わせることで、どんな場所へ行っても恥ずかしくない「大人の休日スタイル」が完成します。ジャケットタイプで防風性を重視するか、ベストタイプでレイヤードの楽しさを追求するか。どちらを選んでも、あなたの冬のクローゼットにおいて、最も頼りになる一着になることは間違いありません。
自分にぴったりのパタゴニア レトロXを見つけたら、まずは手持ちのスラックスやクリーンなスニーカーと合わせてみてください。鏡の中に、これまでとは少し違う、自信に満ちた自分を見つけられるはずです。
流行に左右されず、経年変化を楽しみながら長く愛用できるこのフリースとともに、2026年の冬をよりアクティブに、そしてスタイリッシュに過ごしましょう。パタゴニア レトロ X コーデの可能性は、あなたのアイデア次第で無限に広がっていきます。

コメント