「一生モノの服」という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
丈夫で、流行に左右されず、着れば着るほど自分の体に馴染んでいく。そんな理想の一着を探しているなら、ぜひ選択肢に入れてほしいのがパタゴニア ラガーシャツです。
アウトドアファンのみならず、アメカジ好きやファッション愛好家からも絶大な支持を集めるこのアイテム。なぜ、ラグビーというスポーツのウェアがパタゴニアという山岳ブランドの象徴になったのか。そして、私たちが日常で着こなすための秘訣は何なのか。
今回は、その歴史から失敗しないサイズ選び、さらには大人な着こなし術まで、その魅力を余すことなくお届けします。
登山家が惚れ込んだ「ラグビーシャツ」という名のギア
パタゴニアの創設者であるイヴォン・シュイナード。彼が1970年代、スコットランドを旅しているときに出会ったのが、当時現地で売られていた本物のラグビーシャツでした。
当時のクライマーたちは、地味な色の厚手のコットンシャツを着て岩に登っていましたが、シュイナードはラグビーシャツの「機能性」に目を見張ります。
まず、襟が非常に頑丈に作られていたこと。これにより、重いギアを肩にかけたり、ロープが首に擦れたりしても肌を痛めることがありませんでした。さらに、激しい接触を想定した厚手のコットン生地は、鋭い岩肌に体をぶつけても破れにくい。そして何より、その鮮やかなボーダー柄は、当時の暗い登山界に「楽しさ」という新しい風を吹き込んだのです。
いわば、パタゴニアのラガーシャツは、最初から「タフな道具」として選ばれた歴史を持っています。
パタゴニアのラガーシャツが「最強」と呼ばれる3つの理由
なぜこれほどまでに多くの人が、このシャツを愛してやまないのでしょうか。そこには、パタゴニアらしい哲学と、細部へのこだわりが詰まっています。
1. 10年選手も当たり前?驚異の耐久性
ラガーシャツの命とも言えるのが、その生地の厚みです。パタゴニアが採用しているオーガニックコットンは、ただ柔らかいだけでなく、密度が非常に高いのが特徴です。
何度も洗濯を繰り返しても、首元がヨレたり、生地が透けてきたりすることはありません。むしろ、洗うたびにコットン特有の風合いが増し、5年、10年と着続けることで「自分だけの一着」に育っていく過程を楽しめます。
2. 環境と肌に優しいオーガニックコットン
パタゴニアは1996年から、すべてのコットン製品をオーガニックに切り替えています。農薬を使わない栽培は、地球環境を守るだけでなく、着る人の肌にも優しい。
袖を通した瞬間の、ガシッとしているのにどこか温かみのある肌触りは、化学繊維では決して味わえない心地よさがあります。
3. 怪我を防ぎ、破損も防ぐ「ラバーボタン」
細かい点ですが、ボタンが「ゴム製(ラバー)」であることも重要なポイントです。これはラグビーの試合中にボタンが顔に当たって怪我をしないための仕様ですが、日常使いにおいても大きなメリットがあります。
洗濯機の中で他の衣類を傷つけたり、ボタン自体が割れてしまったりする心配がほとんどありません。こうした「実用本位」のデザインが、長く愛用できる理由の一つになっています。
失敗しないためのサイズ感と選び方のコツ
パタゴニア ラガーシャツを購入する際、一番の悩みどころは「サイズ選び」ではないでしょうか。パタゴニアは米国サイズを基準にしているため、日本の一般的なブランドと同じ感覚で選ぶと、大きすぎて「着られている感」が出てしまうことがあります。
基本は「1サイズダウン」が鉄則
日本で普段Lサイズを着ている方ならMサイズを、Mサイズの方ならSサイズを選ぶのが、最も失敗の少ない選び方です。
- タイト〜ジャストで着たい場合: 1サイズ落とすことで、肩のラインが綺麗に合い、スッキリとした印象になります。
- ゆったりしたトレンド感を出したい場合: 普段の日本サイズと同じものを選んでみてください。身幅に余裕が出るので、今っぽいリラックスしたシルエットになります。
縮みを考慮する必要はある?
厚手のコットン素材なので、洗濯後に1〜2cm程度の縮みが発生することがあります。特に乾燥機にかけると顕著に縮むため、基本的には自然乾燥(吊り干し)がおすすめ。もしサイズ選びで迷ったなら、「少し大きいかな?」と思う方を選んでおき、洗濯で馴染ませていくのも一つの手です。
大人の男を上げる!ラガーシャツのコーディネート術
「ラガーシャツを着ると、どうしても子供っぽくなってしまう……」
そんな悩みを持つ方も多いはず。しかし、パタゴニアのラガーシャツは、その上品な襟のおかげで、大人っぽくクリーンに着こなすことができます。
1. 王道の「バギーズ・ショーツ」スタイル
パタゴニアファンなら誰もが通る、夏の定番スタイルです。下半身にパタゴニア バギーズショーツを合わせれば、軽快なアウトドアスタイルの完成。
ボーダー柄のラガーシャツには無地のショーツを。逆に無地のラガーシャツなら、少し派手な色のショーツで遊び心をプラスするのがポイントです。
2. チノパンと合わせたアイビールック
ラガーシャツはもともと、名門大学の学生たちが愛用した「プレッピースタイル」の定番でもあります。
ベージュのチノパンに、足元はコンバース スニーカーやローファーを合わせる。これだけで、清潔感のある大人の休日スタイルが完成します。襟をピシッと整えて着ることで、カジュアルな中にも「育ちの良さ」を感じさせるコーディネートになります。
3. デニムとの経年変化コンビ
「育てる楽しみ」を味わいたいなら、リジッドデニム(生デニム)との組み合わせが最強です。
デニムの色落ちとともに、ラガーシャツのコットンも少しずつ色が褪せ、柔らかくなっていく。数年後に完成するその姿は、どんな新品の高級服よりも格好いいはずです。
長く愛用するためのメンテナンス術
せっかく手に入れたパタゴニア ラガーシャツ。より長く、美しく着続けるためのポイントをまとめました。
- 洗濯ネットを活用する: 丈夫な生地ではありますが、襟の形をキープするためにネットに入れて洗うのがベターです。
- 襟を整えて干す: 干す際に襟をしっかりと立てて整えることで、乾いた後のシルエットが格段に良くなります。
- あえてアイロンはかけない: ラガーシャツの魅力は、そのラフな質感にあります。シワも含めて「味」として楽しむのが、パタゴニア流の着こなしです。
時代を超えて愛される一着をその手に
パタゴニアの製品には、単なる衣類を超えた「哲学」が宿っています。
環境に配慮された素材、激しい使用に耐える構造、そして何十年経っても色褪せない完成されたデザイン。
パタゴニア ラガーシャツを身に纏うことは、単にお洒落をするだけでなく、その歴史やブランドの姿勢を共有することでもあります。
最初は少し硬く感じるかもしれません。サイズ選びに迷うかもしれません。しかし、一度袖を通せば、その安心感のある重みにきっと魅了されるはずです。週末のキャンプから、都会でのコーヒータイムまで、あなたの日常に寄り添い、一緒に歳を重ねていける。そんな相棒を、あなたのクローゼットに迎えてみてはいかがでしょうか。
パタゴニアのラガーシャツ完全ガイド!サイズ感や人気の理由、コーデ術まで徹底解説を最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたにぴったりの一着が見つかることを願っています。

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