パタゴニアのウェアを手に入れようとしたとき、誰もが一度はぶつかる壁。それが「サイズ選び」です。
憧れのパタゴニア レトロXやバギーズ・ショーツをネットで見つけても、「USサイズだから大きめ?」「日本サイズよりワンサイズ下げればいいの?」と迷っているうちに在庫がなくなってしまう……なんて経験はありませんか?
パタゴニアはアメリカのブランドなので、日本の一般的なアパレルブランドの感覚で選ぶと、袖が余りすぎたり、身幅がブカブカになったりして、せっかくのシルエットが台無しになってしまいます。
この記事では、パタゴニアを愛用する多くのファンが実践している「失敗しないサイズ選びの鉄則」を徹底解説します。あなたの身長や体型にぴったりの一着を見つけるためのガイドとして、ぜひ最後までチェックしてください。
パタゴニアのサイズ選びで知っておくべき「3つの基本」
まず大前提として、パタゴニアのサイズ表記は「US(米国)サイズ」が基準です。日本で売られているユニクロなどのサイズ感とは根本的に異なります。
失敗を防ぐために、まずは以下の3つの基本を頭に入れておきましょう。
1. 「ワンサイズダウン」が基本のルール
パタゴニアのメンズ製品を選ぶ際、最も確実な目安は「普段着ている日本サイズのワンサイズ下を選ぶ」ことです。
例えば、普段LサイズのTシャツを着ている方なら、パタゴニアではMサイズがちょうど良いケースがほとんどです。XLの方ならL、Mの方ならSといった具合ですね。
ただし、これはあくまで「標準的な体型」の場合です。パタゴニアには独自の「フィット感」という概念があるため、それを見落とすと「サイズを下げたのにキツい」あるいは「下げたのにまだ大きい」という事態が起こります。
2. 「フィット感(製品のシルエット)」を確認する
パタゴニアの製品タグや公式サイトの説明文には、必ず「フィット」の種類が記載されています。実はここが一番重要なポイントです。
- スリム・フィット体に沿った細身のシルエットです。R1プルオーバーなどのテクニカルな中間着に多いタイプで、これはワンサイズ下げると人によってはタイトすぎることがあります。
- レギュラー・フィットきつすぎず、だぶつかない標準的なシルエットです。ダウン・セーターなどが代表的で、最も汎用性が高いタイプです。
- リラックス・フィットかなりゆったりとした作りです。クラシック・レトロX・ジャケットなどがこれに該当します。このタイプは、確実にワンサイズ、場合によってはツーサイズ下を検討する余地があります。
3. 日本人特有の「袖丈」問題
パタゴニアのウェアは、欧米人の長い手足に合わせて設計されています。そのため、身幅や着丈がぴったりでも「袖だけが長い」と感じることがよくあります。
これを解消するには、袖口がマジックテープ(ベルクロ)で絞れるタイプや、リブ仕様になっているモデルを選ぶのがコツです。手首でしっかり止まれば、多少袖が長くてもクッションができるだけで、見た目の違和感は少なくなります。
【身長・体重別】パタゴニアメンズサイズのリアルな目安
数値だけではイメージが湧きにくい方のために、日本人の体型に合わせた具体的なサイズ目安をまとめました。自分の体型に近い項目を参考にしてください。
身長165cm〜170cm(細身〜普通体型)の場合
この身長層の方は、基本的に「XSサイズ」がジャストフィットになります。
- おすすめ:XSサイズ
- 理由: Sサイズを選んでしまうと、着丈が長くなりすぎて野暮ったい印象になりがちです。特にキャプリーンなどのベースレイヤーや、トレントシェル3L・ジャケットのようなシェル類は、XSでスッキリ着こなすのが正解です。
- 例外: かなりがっしりしたスポーツ体型の方や、街着としてオーバーサイズで着たい場合はSサイズも選択肢に入ります。
身長170cm〜175cm(標準体型)の場合
日本人の成人男性で最も多いこの層は、パタゴニアの「Sサイズ」が黄金サイズです。
- おすすめ:Sサイズ
- 理由: 日本ブランドのM〜Lサイズ相当の着用感になります。身幅に適度なゆとりがあり、中にシャツや薄手のフリースを着込むことも可能です。
- 注意点: バギーズ・ショーツなどのボトムスもSサイズが推奨されます。Mに上げるとウエストがガバガバになり、丈も膝にかかってパタゴニアらしい軽快さが失われてしまいます。
身長175cm〜180cm(がっしり体型)の場合
この身長層、あるいは170cm台後半で肩幅が広い方は「Mサイズ」が基準になります。
- おすすめ:Mサイズ
- 理由: 日本のL〜XLサイズに相当します。パタゴニアのMサイズは、胸囲がある程度ある方でも窮屈さを感じさせない設計になっています。
- アドバイス: スリム・フィットの製品(R2ジャケットなど)を中間着として着る場合は、あえてLサイズに上げてゆとりを持たせる人もいますが、基本はMで間違いありません。
身長180cm以上の場合
高身長の方は「Lサイズ」以上を検討しましょう。
- おすすめ:Lサイズ
- 理由: パタゴニアのLサイズは非常に大きく、身長180cm以上の方でも着丈・袖丈ともに十分な長さがあります。
- 注意: 体重が80kg以下の細身〜標準の方であれば、Lサイズでもかなり大きく感じるはずです。ダボっとしたストリートスタイルを好むならL、アクティブに動くならMという選択肢もあります。
人気モデル別:失敗しないためのサイズ選びのコツ
モデルごとの特性を知ることで、さらにサイズ選びの精度が上がります。パタゴニアの代表的なアイテムを例に挙げてみましょう。
クラシック・レトロX・ジャケット
パタゴニアの代名詞とも言えるフリースです。このモデルは「リラックス・フィット」に近く、かなり大きめの作りです。
街着としてスッキリ見せたいなら、普段の日本サイズより「1.5サイズ下」を意識するくらいでちょうど良いです。例えば、普段Lを着ている人がSサイズを選ぶことも珍しくありません。ただし、防風フィルムが入っていて生地が伸びないため、あまりにタイトすぎると腕が動かしにくくなる点には注意しましょう。
バギーズ・ショーツ(5インチ・7インチ)
夏の大定番、バギーズ・ショーツ。これもサイズ選びが難しいアイテムです。
ウエストはドローコードで調節できますが、重要なのは「ヒップ周り」と「足の太さ」です。ほとんどの日本人はSサイズ、小柄な方ならXSサイズで事足ります。Mサイズ以上はかなりボリュームが出るため、よほどの大柄な方以外は避けるのが無難です。
ロス・ガトス・クルー
近年の人気アイテムであるロス・ガトス・クルーは、パタゴニア製品の中では珍しく「タイト目」な作りをしています。
他のフリースがSでぴったりだからといって、これもSにすると「お腹周りがキツい」「丈が短い」と感じることがあります。このモデルに関しては、普段のパタゴニアサイズより「ワンサイズ上げる(=普段の日本サイズと同じにする)」という選び方が推奨されます。
迷ったときに試したい「公式サイトの便利ツール」
もし、どうしてもサイズが決められない場合は、パタゴニア公式サイトに用意されている「Fit Finder(私のサイズは?)」というツールを活用しましょう。
このツールは非常に優秀で、あなたの身長、体重、年齢、そして「どんなフィット感を好むか(タイト・普通・ゆったり)」を入力するだけで、膨大なデータから最適なサイズを提案してくれます。
「自分と同じ体型の人の何%がこのサイズを購入し、満足しているか」という統計まで表示されるため、ネット購入の不安を大幅に軽減してくれます。
パタゴニアのメンズサイズ感ガイド!失敗しない選び方と身長別おすすめサイズを解説:まとめ
パタゴニアのウェアは、一度自分にぴったりのサイズを見つけてしまえば、その着心地の良さと耐久性の虜になります。
最後に、サイズ選びのポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 原則は「日本サイズのワンサイズ下」を選ぶ。
- 製品ごとの「フィット感(スリム・レギュラー・リラックス)」を必ず確認する。
- モデルごとのクセ(レトロXは大きめ、ロスガトスは小さめなど)を把握する。
- 袖丈が気になるなら、袖口が絞れるタイプを選ぶ。
- 最終判断は公式サイトの「Fit Finder」を信じる。
パタゴニアの製品は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、自分の体型と用途に完璧にマッチするサイズを選び、長く愛用してほしいと思います。
パタゴニアのウェアは、正しく選べば10年、20年と寄り添ってくれる最高の相棒になります。このガイドを参考に、あなたにとって最高の「ジャストサイズ」を見つけてくださいね。

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