「パタゴニアといえばフリースやバギーズ・ショーツでしょ?」と思っている方にこそ、ぜひ手に取ってほしい隠れた名作があります。それが、パタゴニアのコーデュロイ製品です。
アウトドアブランドとしての機能性を備えながら、どこか懐かしく、そして洗練された都会的な表情も見せてくれるコーデュロイ。一度その履き心地や風合いを知ってしまうと、冬だけでなく一年中手放せなくなる魅力が詰まっています。
今回は、パタゴニアのコーデュロイがなぜこれほどまでに愛されるのか、その秘密からサイズ選びの失敗しないコツまで、徹底的に解説していきます。
なぜ今、パタゴニアのコーデュロイが選ばれるのか
コーデュロイという素材に対して「重い」「野暮ったい」「冬専用」というイメージを持っていませんか?パタゴニアのコーデュロイは、そんな固定観念を軽やかに裏切ってくれます。
100%オーガニックコットンの柔らかな肌触り
パタゴニアが使用するコーデュロイの最大の特徴は、農薬や化学肥料を一切使用せずに育てられたオーガニックコットンを100%使用している点です。
一般的なコットンに比べて肌当たりが非常に柔らかく、新品の状態から体に馴染むような感覚があります。直接肌に触れるパンツだからこそ、この「優しさ」は大きなメリット。化学繊維のチクチク感が苦手な方でも安心して着用できるクオリティです。
「ウェール」の使い分けが生む多様なスタイル
コーデュロイ特有の凹凸(畝)のことを「ウェール」と呼びます。パタゴニアはこのウェールの太さをアイテムごとに絶妙に使い分けています。
- 14ウェール(細畝): 1インチの間に14本の畝がある、比較的細いタイプです。見た目がスッキリしており、軽量で通気性にも優れています。ショーツや春夏のロングパンツに採用されることが多く、洗練された印象を与えます。
- ワイドウェール(太畝): 畝が太く、ボリューム感があるタイプです。保温性が高く、独特の光沢感があるため、冬場のジャケットやゆったりしたパンツに最適。クラシックなアメカジスタイルや、カントリー調の雰囲気を出すのにぴったりです。
企業理念が宿る「長く着られる」タフさ
パタゴニアの製品は、環境負荷を減らすために「修理して長く着ること」を前提に作られています。コーデュロイも例外ではありません。
畝が潰れにくく、ガシガシ洗濯しても型崩れしにくい耐久性を持っています。むしろ、履き込むことで膝やポケット周りにアタリが出て、自分だけのヴィンテージのような風合いに育っていく過程を楽しめるのが、この素材の醍醐味と言えるでしょう。
街着からアウトドアまで活躍する人気アイテム
パタゴニアのコーデュロイラインナップの中でも、特に評価の高い定番アイテムを見ていきましょう。
1. オーガニックコットン・コード・ユーティリティ・ショーツ(6インチ)
「夏にコーデュロイ?」という驚きを感動に変えた名作です。パタゴニア ショーツの中でも、バギーズに次ぐ人気を誇るのがこのコードショーツ。
14ウェールの細畝素材は驚くほど軽く、海上がりの冷えた体に履くとその温もりが心地よいとサーファーの間でも支持されています。Tシャツ一枚のシンプルな格好でも、素材に表情があるため、手抜き感のない大人な夏スタイルが完成します。
2. コーデュロイ・ジーンズ
デニムと同じ5ポケット仕様のパタゴニア パンツです。シルエットはスリム〜レギュラーで、野暮ったさが一切ありません。
ストレッチ素材が含まれていない100%コットンのものが多いですが、オーガニックコットンの特性上、履いているうちに自分の足の形に馴染んできます。シャツをタックインして革靴を合わせれば、オフィスカジュアルとしても十分に通用する端正なルックスです。
3. コーデュロイ・フィヨルド・コート
冬の主役級アウターとして君臨するのがパタゴニア ジャケットのコーデュロイモデルです。
表地は重厚感のある太畝のコーデュロイ、裏地には暖かいフランネル素材やインサレーション(中綿)が施されており、防寒性は抜群。ダウンジャケットほどボリュームが出過ぎないので、スッキリとした冬のコーディネートを楽しみたい方に最適です。
失敗しないためのサイズ選びとフィット感のコツ
パタゴニアはアメリカサイズを基準としているため、日本の一般的なブランドと同じ感覚で購入すると「大きすぎた!」という失敗が起こりやすいです。
ウエストは「インチ表示」を正しく読み解く
パンツの場合、ウエストはインチで表記されています。
- 28インチ: 日本のSサイズ相当(細身の男性や女性向け)
- 30インチ: 日本のMサイズ相当
- 32インチ: 日本のLサイズ相当
ただし、コーデュロイ生地はデニムに比べて「伸び」が少ないため、ジャストサイズすぎると座った時に窮屈に感じることがあります。リラックスして履きたい場合は、普段より1インチ上げるか、ベルトで調整することを前提に余裕を持たせるのが賢明です。
レングス(股下)の処理について
パタゴニアのロングパンツは、裾が長めに設定されていることが多々あります。
コーデュロイパンツの場合、裾を2〜3回ロールアップして裏地を見せる履き方も非常にお洒落です。もし裾上げをする場合は、一度洗濯して「縮み」を確認してから行うのがベスト。コットン100%素材は、最初の洗濯でわずかに丈が短くなる特性があるからです。
試着ができない時のチェックポイント
オンラインで購入する際は、パタゴニア公式サイトにある「私のサイズは?」というフィット確認ツールを活用しましょう。身長や体重、好みのフィット感(タイトかゆったりか)を入力するだけで、最適なサイズを提案してくれます。
コーデュロイを長持ちさせるお手入れ術
お気に入りの一着を10年着るために、正しいメンテナンス方法を知っておきましょう。
洗濯は「裏返し」が鉄則
コーデュロイの命である「畝」を守るため、洗濯機に入れる際は必ず裏返しましょう。これにより、他の衣類との摩擦で畝が削れたり、毛羽立ちが起きたりするのを防げます。
また、洗濯ネットを使用し、脱水時間は短めに設定するのがコツです。
干し方で風合いが変わる
直射日光に長時間当てると、コットンの色が褪せてしまう原因になります。風通しの良い場所で「陰干し」を徹底してください。
乾いた後に畝が寝てしまっている場合は、エチケットブラシなどで毛並みに沿って軽くブラッシングしてあげると、独特の光沢感が復活します。
アイロンがけの注意点
もしシワが気になってアイロンをかける場合は、必ず裏側からかけるか、厚手のあて布をしてください。表から直接高温でプレスしてしまうと、畝が潰れてテカリが出てしまい、元に戻らなくなる恐れがあります。
パタゴニアのコーデュロイ完全ガイド!人気パンツ&ジャケットの魅力とサイズ感を解説
ここまで、パタゴニアのコーデュロイがいかに特別であるかをお伝えしてきました。
「環境に配慮した素材選び」「時代に左右されないデザイン」「使い込むほどに増す愛着」。これらはすべて、パタゴニアが長年大切にしてきたブランド哲学そのものです。
コーデュロイという素材は、秋の訪れを感じさせてくれるだけでなく、適切なケアをすればあなたの人生に寄り添う一生モノの相棒になってくれます。
夏には涼やかなショーツを、冬には温もりあふれるジャケットを。季節ごとに表情を変えるパタゴニアのコーデュロイを、ぜひあなたのワードローブに加えてみてください。
次にパタゴニアのショップやオンラインサイトを覗くときは、ぜひパタゴニアのコーデュロイアイテムをチェックしてみてください。きっと、その独特の質感と温かみに魅了されるはずですよ。

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