「一生モノの相棒」と呼べる服に出会ったことはありますか?
キャンプやDIY、あるいは週末の街歩き。どんなシーンでも気負わず着られて、着れば着るほど体に馴染み、味が出てくる。そんな魔法のような一着が、パタゴニアのオーバーオールです。
「でも、海外ブランドだからサイズ選びが難しそう」「作業着っぽくなりすぎて、街中で浮かないかな?」と悩んでいる方も多いはず。
今回は、パタゴニアのオーバーオールを愛してやまない筆者が、おすすめモデルから失敗しないサイズ選び、そして野暮ったく見せないコーディネート術までを徹底的に解説します。これを読み終える頃には、あなたにぴったりの一着が見つかっているはずですよ。
なぜパタゴニアのオーバーオールが選ばれるのか
世の中にオーバーオールは星の数ほどありますが、なぜパタゴニアがこれほどまでに支持されるのでしょうか。そこには、単なるファッションブランドを超えた「道具」としてのこだわりが詰まっています。
鉄のように強い「ヘンプ」という革新
パタゴニアのワークウェアラインで多用されている「アイアン・フォージ・ヘンプ」をご存知でしょうか。これは、産業用ヘンプ、リサイクル・ポリエステル、オーガニックコットンを混紡した独自の素材です。
驚くべきはその耐久性。一般的なコットンのダックキャンバス生地に比べて、摩擦耐性が25%も高いというデータがあります。それなのに、新品の状態から驚くほどしなやか。ガシガシ使い込んでも破れにくく、むしろ肌に馴染んでいく感覚は、一度体験すると病みつきになります。
環境への圧倒的な配慮
パタゴニアを選ぶことは、地球の未来を選ぶことでもあります。リサイクル素材の使用はもちろん、フェアトレード・サーティファイド(工場で働く人々の生活を支援する仕組み)を採用。自分が着ている服が、誰かを犠牲にしていないという安心感は、着心地の良さにもつながります。
壊れても直せる「アイアンクラッド保証」
パタゴニアには、製品を修理して長く使い続けることを推奨する文化があります。もし激しい作業で穴が空いてしまっても、パタゴニアの修理サービス(リペア)を利用すれば、パッチを当てて使い続けることができます。そのツギハギすらも「自分の歴史」として愛着が湧く。これがパタゴニアのオーバーオールが「一生モノ」と言われる最大の理由です。
迷ったらこれ!パタゴニアのおすすめオーバーオール5選
パタゴニアのオーバーオールは、用途に合わせて驚くほど緻密に設計されています。ここでは、特に人気の高い5モデルを厳選してご紹介します。
1. 本格作業の決定版「アイアン・フォージ・ヘンプ・キャンバス・ビブ」
薪割り、DIY、本格的なキャンプ。ハードな環境で頼りになるのがパタゴニア アイアン・フォージ・ヘンプ・キャンバス・ビブです。
このモデルの最大の特徴は、ダブルニー(膝部分が二重)構造。さらに、下から膝パッドを挿入できるスリットがついているため、地面に膝をつく作業も苦になりません。重厚感のある生地は、火の粉にも比較的強く、焚き火を楽しむキャンパーからも絶大な信頼を寄せられています。
2. 万能選手「オールシーズン・ヘンプ・キャンバス・ビブ」
「アイアン・フォージよりも少し軽やかに着こなしたい」という方にはパタゴニア オールシーズン・ヘンプ・キャンバス・ビブがおすすめです。
素材のタフさは維持しつつ、生地の厚みを抑えることで、春夏のガーデニングや軽作業でも蒸れにくく、動きやすさが向上しています。シルエットも程よくスッキリしており、オーバーオール初心者の方でも挑戦しやすいバランスに仕上がっています。
3. 水辺や夏フェスに「アウトドア・エブリデイ・オーバーオール」
パタゴニアの隠れた名作が、漁網をリサイクルしたナイロン素材「NetPlus」を使用したパタゴニア アウトドア・エブリデイ・オーバーオールです。
こちらはコットン系ではなく、速乾性のあるナイロン素材。DWR(耐久性撥水)加工が施されているため、水しぶきを浴びる川遊びや、突然の雨に見舞われる夏フェスに最適です。驚くほど軽く、畳むとコンパクトになるので、旅の着替えとしても重宝します。
4. 女性に圧倒的人気「ウィメンズ・ミロ・オーバーオール」
「オーバーオールは子供っぽくなりそう」という女性の悩みを解決してくれるのがパタゴニア ウィメンズ・ミロ・オーバーオールです。
オーガニックコットンとテンセルを混紡した生地は、とろけるような柔らかさ。シルエットは今どきな「バレルレッグ(樽のような丸み)」を採用しており、ウエスト周りはスッキリ見せつつ、脚のラインを拾いません。洗練された都会的なデザインで、カフェ巡りにも馴染む一着です。
5. リラックスタイムの相棒「ウィメンズ・フリートウィズ・オーバーオール」
アクティブに動きたいけれど、女性らしさも忘れたくない。そんな方にはパタゴニア ウィメンズ・フリートウィズ・オーバーオールがぴったりです。
速乾性と伸縮性に優れたソフトな素材を使用しており、驚くほど楽な着心地。ウエストにドローコードがついているため、シルエットの調節が可能です。Tシャツ一枚に合わせるだけで、こなれた大人の休日スタイルが完成します。
失敗しないための「サイズ感」徹底ガイド
パタゴニア製品を購入する際、最も高いハードルがサイズ選びですよね。特にオーバーオールは、サイズを間違えると「着られている感」が強く出てしまいます。
ワークウェアラインは「大きめ」と心得る
アイアン・フォージやオールシーズンなどのワークウェアラインは、もともと「中に厚手の服を着込む」ことを想定して作られています。そのため、一般的な日本サイズよりもかなり大きく感じることが多いです。
- 普段Lサイズの人: パタゴニアではMサイズ、あるいはスッキリ着たいならSサイズを検討。
- 試着のポイント: ウエスト周りに拳一つ分以上の余裕があるか確認してください。オーバーオールは腰で履くものではなく、肩で吊るもの。少しゆとりがある方が、座ったり屈んだりした時に楽ですよ。
股下(インシーム)の長さに注目
パタゴニアのオーバーオールには、ウエストサイズだけでなく「Short(ショート)」「Regular(レギュラー)」といった股下の長さを選べるモデルがあります。
- Short: 約76cm(30インチ)
- Regular: 約81cm(32インチ)
日本人の体型にはShortが合うケースが多いですが、あえてRegularを選んで太めにロールアップするのもオシャレです。ただし、ダブルニー構造のモデルは裾上げをするとデザインが崩れてしまうことがあるため、購入前に股下寸法をしっかりチェックしましょう。
サスペンダーの調整機能を活用
パタゴニアのサスペンダーは、一部に伸縮性の高いゴム素材(エラスティック)が使われています。これにより、肩への負担が激減します。鏡の前で調整する際は、股の位置が下がりすぎないよう、かつ食い込まない絶妙なポイントを探ってみてください。
脱・作業着!キャンプ&街着のおしゃれコーディネート術
オーバーオールを着ると、どうしても「マリオ」や「農家の方」のように見えてしまう……。そんな悩みを解消する、大人の着こなしテクニックを伝授します。
キャンプ・アウトドアシーン
キャンプでは機能性を優先しつつ、素材感で変化をつけましょう。
- インナーにネルシャツを合わせる: 定番ですが、チェックの柄を細かめにすると上品に見えます。
- フリースとのレイヤリング: パタゴニア レトロX・ベストを上に羽織れば、防寒性も見た目のボリューム感も完璧です。
- 足元は重厚なブーツで: ダナー ライトなどの本格ブーツを合わせると、全体のシルエットが引き締まり、男らしい無骨なスタイルが完成します。
タウンユース・街着シーン
街中で着るなら「ギャップ」を作ることが重要です。
- きれいめシャツをイン: あえてパリッとした白シャツやストライプシャツを中に着てみてください。ワーク感とドレス感のミックスで、一気に都会的な印象になります。
- ワントーンでまとめる: ネイビーのオーバーオールにネイビーのカットソー。色味を揃えるだけで、オーバーオール特有の子供っぽさが消え、モードな雰囲気すら漂います。
- 足元はスッキリと: 街中では重いブーツではなく、コンバース チャックテイラーのようなローテクスニーカーを。裾を細めにロールアップして足首を少し見せると、軽やかさが出ます。
まとめ:パタゴニアのオーバーオールで毎日をアップデートしよう
パタゴニアのオーバーオールは、決して安い買い物ではありません。しかし、その耐久性、機能性、そしてブランドが掲げる哲学を知れば、むしろコストパフォーマンスに優れた一着であることがわかります。
最初は少し硬く感じるヘンプの生地も、一年、二年と着込むうちに、あなたの動きに合わせたシワが刻まれ、世界に一つだけの表情へと育っていきます。週末のキャンプで泥にまみれ、平日のDIYでペンキが飛び散る。そのすべてが思い出として刻まれる服。
パタゴニアのオーバーオールおすすめ5選!サイズ感やキャンプ・街着コーデを徹底解説を参考に、ぜひあなたも「一生モノの相棒」を手に入れてみませんか?
一度その快適さと安心感を知ってしまったら、もう他のパンツには戻れなくなるかもしれませんよ。

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