「パタゴニアの製品はかっこいいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「コーチジャケットって春先のものじゃないの?冬でも本当に暖かいの?」
そんな悩みをお持ちの方にこそ、ぜひ手にとってほしい一着があります。それがパタゴニア イスマス コーチ ジャケットです。
一見すると、ストリートシーンでよく見かけるオーソドックスなコーチジャケット。しかし、その内側にはパタゴニアらしい「北風に負けない工夫」がぎっしりと詰まっています。
今回は、アウトドア愛好家からも街着派からも絶大な支持を集めるこの名作について、気になるサイズ感から実際の防寒性能、そして失敗しない選び方まで、徹底的に掘り下げてお届けします。
街着からキャンプまでこなす万能選手の正体
パタゴニア イスマス コーチ ジャケットの最大の特徴は、その「ちょうど良さ」にあります。
一般的にコーチジャケットといえば、薄手のナイロン一枚仕立てで、春や秋の防風用というイメージが強いですよね。しかし、このイスマス・コーチ・ジャケットは違います。
裏地に厚手のフリースの裏地を採用することで、ダウンジャケットを出すほどではないけれど、シャツ一枚では心細いという絶妙な気温変化に完璧に対応してくれるのです。
また、表地には「NetPlus」というリサイクル・ナイロン素材が使用されています。これは廃棄された漁網を再利用したもので、環境への配慮はもちろん、耐久性と撥水性も折り紙付き。小雨程度ならパラパラと弾いてくれるので、天候が不安定な日の外出でも安心感が違います。
冬でも暖かい?防寒性の秘密は「袖」にある
「フリース裏地がついているのはわかったけれど、本当に冬を越せるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言えば、関東以南の都市部であれば、インナーを工夫することで冬のメインアウターとして十分に活躍します。ここで注目してほしいのが、身頃と袖の「裏地の使い分け」です。
- 身頃: 毛足のあるフリース素材で、体幹をしっかりと保温します。
- 袖: あえてフリースではなく、60gサーモグリーンのインサレーション(中綿)を採用し、滑りの良いタフタ素材で仕上げています。
この設計が実に秀逸です。袖までフリースにしてしまうと、中にスウェットやセーターを着たときに腕がパンパンになり、動きづらくなってしまいます。しかし、袖を中綿入りの滑らかな素材にすることで、スムーズな袖通りと動きやすさを確保しつつ、冷気はしっかりシャットアウトしてくれるのです。
フロントはジッパーではなくスナップ留め。これによって、電車内や室内に入った際、パチパチっと素早く前を開けて温度調節ができるのも、多忙な現代人には嬉しいポイントですね。
失敗しないためのサイズ感選び:キーワードは「ワンサイズダウン」
パタゴニア イスマス コーチ ジャケットを購入する際、最も慎重になるべきがサイズ選びです。
パタゴニアのサイズ規定は「USサイズ」が基準となっており、さらにこのモデルは「レギュラー・フィット」という、少しゆとりのある設計になっています。
一般的な日本サイズと同じ感覚で選んでしまうと、「思っていたより袖が長い」「着丈がお尻をすっぽり隠しすぎて野暮ったい」といった失敗を招きかねません。
多くのユーザーにとっての正解は、**「普段着ている日本サイズのワンサイズ下」**を選ぶことです。
- 普段Lサイズを着用している方:パタゴニアのMサイズ
- 普段Mサイズを着用している方:パタゴニアのSサイズ
もしあなたが175cm、70kg程度の標準体型であれば、Mサイズを選ぶと中に厚手のフーディーを着込める余裕があり、Sサイズを選ぶとシャツの上からジャストで綺麗めに着こなせるといったイメージです。
「ゆったりしたストリートスタイルが好き」という方であれば、あえて普段と同じサイズを選んでオーバーサイズを楽しむのもアリですが、袖丈がかなり長くなる点だけは注意しておきましょう。
イスマス・パーカや他のモデルと何が違うのか
パタゴニアの「イスマス」シリーズには、他にもいくつかの人気モデルが存在します。どれを買うべきか迷っている方のために、主な違いを整理しました。
まず、パタゴニア イスマス パーカとの比較です。
パーカの方は、お尻が隠れる長い着丈と大きなフードが特徴。より重厚感があり、防寒性も高いですが、その分重さもあります。一方でコーチジャケットは、腰丈のスッキリしたシルエットで圧倒的に軽快。車移動が多い方や、建物への出入りが頻繁な方には、脱ぎ着しやすく嵩張らないコーチジャケットの方が使い勝手が良いはずです。
次に、春夏の定番パタゴニア バギーズ ジャケットとの違い。
バギーズは裏地が非常に薄く、あくまで「風除け」としての機能がメインです。イスマス・コーチ・ジャケットは、そのバギーズに「防寒機能」をプラスした上位互換のような存在。秋から冬、そして春先まで、より長いシーズン着用できるのは間違いなくイスマス・コーチ・ジャケットです。
長く愛用するための自宅でのお手入れ方法
パタゴニア イスマス コーチ ジャケットは、そのタフさも魅力の一つです。
「フリースがついているからクリーニングに出さなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、実は自宅の洗濯機で丸洗いが可能です。
ポイントは以下の3点です。
- スナップボタンをすべて閉じ、裏返してネットに入れる。
- おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使用し、弱水流で洗う。
- 乾燥機を低温で使用する。
意外かもしれませんが、パタゴニアは乾燥機の使用を推奨しています。乾燥機で熱を加えることで、表地の撥水加工(DWR)の分子が再整列し、撥水パワーが復活するからです。
もちろん、自然乾燥でも問題ありませんが、時々乾燥機にかけてあげることで、新品のような水弾きを長く維持することができます。自分でメンテナンスすることで、一着への愛着もより深まっていきます。
コーディネートの幅広さ:ビジネスから休日まで
このジャケットが「最強の汎用性」と言われる理由は、その襟付きのデザインにあります。
フードがないため、首元がスッキリして見え、どことなく清潔感や「大人っぽさ」を演出してくれます。
- 休日のカジュアルスタイル:パタゴニア イスマス コーチ ジャケットの下に、あえてグレーのプルオーバーパーカーを合わせる。フードを外に出すことで、程よくリラックスしたストリート感を演出できます。ボトムスは色落ちしたデニムでも、太めのチノパンでも相性抜群です。
- 大人のオフィスカジュアル:白シャツやタートルネックのニットの上に羽織ります。スラックスやダークトーンの細身のパンツを合わせれば、アウトドアブランドとは思えないほど上品なビジネススタイルが完成します。営業の外回りでも、派手すぎず、かつ「分かっている人」という印象を与えられるはずです。
カラー展開も、定番のブラックから、パタゴニアらしい絶妙な中間色のカーキやブルーまで揃っています。どれも落ち着いたトーンなので、手持ちの服と喧嘩することはありません。
パタゴニアのイスマス・コーチ・ジャケットを徹底レビュー!サイズ感や防寒性は?のまとめ
ここまでパタゴニア イスマス コーチ ジャケットの魅力を語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
流行に左右されないクラシックなデザイン。
フリースとインサレーションを組み合わせた、都市生活に最適な防寒性。
そして、環境に配慮されたタフな素材。
このジャケットは、単なる「流行りのコーチジャケット」ではありません。一度袖を通せば、パタゴニアが長年培ってきたアウトドアの知恵が、いかに街中での快適さに直結しているかを実感できるはずです。
サイズ選びさえ間違えなければ、この先5年、10年とあなたの相棒になってくれること間違いなしの一着。肌寒さを感じ始めたら、ぜひその機能性とスタイルを体験してみてください。
冬の冷たい空気の中で、スナップボタンをパチっと留めて歩き出す。そんな何気ない瞬間が、少しだけ特別なものに変わるはずですよ。

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