冬のアウトドアを楽しむすべての人にとって、永遠の課題といえば「ウェアのレイヤリング」ですよね。動けば暑いし、止まれば凍える。そんなわがままな悩みを一気に解決してくれる魔法のような一着が、パタゴニアの隠れた名作パタゴニア r2 テック フェイス パンツです。
かつて圧倒的な人気を誇った伝説のフリース「R2ジャケット」の系譜を継ぎつつ、表面に特殊な加工を施して「最強の行動着」へと進化を遂げたこのパンツ。今回は、登山から釣り、キャンプまで遊び倒す筆者が、その魅力を余すことなく語り尽くします。
そもそも「R2テックフェイス」って普通のフリースと何が違うの?
まず最初に整理しておきたいのが、パタゴニアの伝統的なフリースシリーズにおける「テックフェイス」の位置付けです。
通常のフリースは、ふわふわとした毛足が空気を含んで温めてくれますが、風が吹くと一瞬で熱が奪われてしまうのが弱点でした。そのため、上にレインウェアやソフトシェルを重ねるのが常識だったんです。
しかし、パタゴニア r2 テック フェイス パンツは違います。表面をハードフェイス(高密度な織り)に仕上げることで、以下の3つの機能を一気に手に入れました。
- 適度な防風性: 完全に風を遮断するわけではなく、オーバーヒートを防ぐ絶妙な通気性を保ちつつ、冷気を和らげます。
- 耐久撥水(DWR)加工: 小雨や雪ならコロコロと弾きます。多少の湿り気なら、これ一本で行動可能です。
- 圧倒的な耐摩耗性: 岩に擦れたり、藪を漕いだりしても、毛玉(ピリング)ができにくく、ガシガシ使い込めるタフさがあります。
内側は、あのR2特有のハイロフトなグリッド構造。肌触りは極上なのに、機能は最新鋭。これが「テックフェイス」の真髄です。
雪山から釣りまで!プロやコアユーザーが絶賛する活用シーン
このパンツが最も輝くのは、やはり気温が氷点下を下回るような過酷な環境です。
1. 冬の登山・バックカントリーのミドルレイヤー
厳冬期の登山では、ハードシェルの下に何を履くかが重要です。タイツだけでは寒いけれど、厚手のパンツだと足上げが重い。そんな時、パタゴニア r2 テック フェイス パンツを中間着として投入すると、驚くほど快適になります。
膝の曲げ伸ばしを妨げない立体裁断とストレッチ性のおかげで、急峻な斜面でもストレスゼロ。また、ハイクアップで汗をかいても、グリッド構造が素早く湿気を逃がしてくれるので、汗冷えのリスクを最小限に抑えられます。
2. ウェーダーのインナー(冬季の釣り)
実は、熱狂的な支持を集めているのがアングラー(釣り人)の間です。冬の川や海に浸かるウェーディングでは、水圧でフリースが潰れて保温力が落ちてしまうことがよくあります。
しかし、パタゴニア r2 テック フェイス パンツは適度な厚みとコシがあるため、水圧に負けずデッドエアを保持してくれます。冷たい水の中でも体温をキープし続ける性能は、まさに死活問題。一度これを履いてしまったら、他のインナーには戻れないという声が続出しています。
3. 冬キャンプの「寝間着兼・活動着」
テント泊やキャンプでは、寝る時の快適さと、朝起きてすぐに動ける機動性が求められます。このパンツは非常に肌触りが良いため、シュラフの中で履いていても全く違和感がありません。
朝起きて、そのまま外に出て焚き火の準備をする。表面が丈夫なので、多少の火の粉や汚れを気にせず(※火には注意が必要ですが)、ラフに扱えるのが嬉しいポイントです。
気になるサイズ感と進化したディテールをチェック
パタゴニア製品を購入する際に一番悩むのがサイズですよね。パタゴニア r2 テック フェイス パンツは「スリム・フィット」に分類されます。
日本人の体型に合う選び方
アメリカサイズなので、基本的には普段のワンサイズ下を選ぶのが定石です。例えば、普段Lサイズを履いている方はMサイズ、といった具合ですね。
ただ、このパンツは裾に向かって細くなるテーパードシルエットを採用しています。足首周りがスッキリしているので、少し丈が長くても「たまる」感じで履きこなせます。ウエストはドローコードで調整できるので、太もも周りの筋肉量に合わせてサイズを選ぶのが失敗しないコツです。
待望のアップデート!フロントジッパーの存在
以前のモデルを知っているユーザーから最も喜ばれているのが、フロントジッパー(社会の窓)の採用です。
「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、冬の山でトイレに行く際、ジッパーがないとサスペンダーや重ね着したウェアをすべて脱ぎ着する羽目になり、これがかなりのストレスでした。最新のパタゴニア r2 テック フェイス パンツは、しっかりジッパーが搭載されているので、実用性が飛躍的に向上しています。
メンテナンスと長く付き合うためのポイント
高機能なウェアだからこそ、長く大切に使いたいですよね。お手入れは意外と簡単です。
- 洗濯: 自宅の洗濯機で洗えます。ただし、柔軟剤は吸湿速乾性を妨げるのでNGです。
- 撥水性の回復: 洗濯を繰り返して撥水が弱まってきたら、乾燥機にかけるか、低温のアイロンを当てることでDWR加工が復活します。
- 保管: 湿気の少ない場所に保管しましょう。非常に丈夫な素材ですが、直射日光に長時間さらすと劣化の原因になります。
パタゴニア r2 テック フェイス パンツは、10年選手と言われるほど耐久性が高いアイテムです。初期投資は安くありませんが、その使用頻度と寿命を考えれば、コストパフォーマンスは極めて高いと言えるでしょう。
まとめ:パタゴニア r2 テック フェイス パンツは冬の相棒
いかがでしたでしょうか。ただのフリースパンツの枠を超え、シェルパンツとインナーのいいとこ取りをしたような存在。それが、パタゴニア r2 テック フェイス パンツです。
「寒さに震えながらアクティビティをこなす」時代はもう終わりです。この一着があれば、氷点下の朝も、冷たい風が吹き荒れる稜線も、きっと今まで以上に楽しく感じられるはず。
あなたが次の冒険に求めるのは、圧倒的な暖かさですか? それとも、どんな動きにも対応するしなやかさですか? もしその両方を求めているなら、迷わずパタゴニア r2 テック フェイス パンツをチェックしてみてください。一度足を通せば、その進化に驚くはずですよ。

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