「夏でもスニーカーを履きたいけれど、蒸れるのは絶対に嫌だ」「サンダルだと歩きにくいけれど、スニーカーだと暑苦しい」
そんなワガママな悩みを一気に解決してくれる一足が、ザ・ノース・フェイスから登場しています。それが、ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズです。
一見すると普通のスニーカーのように見えますが、実はこれ、サンダルとトレイルランニングシューズの「いいとこ取り」をしたハイブリッドモデル。今回は、実際に外遊びや街歩きで使ってみてわかった、サイズ感や履き心地、そして気になる通気性の実態を詳しくレビューしていきます。
まるで足に扇風機?驚異のスリットデザイン
ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズを手にとってまず驚くのが、そのアッパーのデザインです。
通常のスニーカーであれば、メッシュ素材などで通気性を確保しますが、このモデルはさらに一歩踏み込んでいます。サイド部分に大胆な「スリット(切り込み)」が入っているんです。
このスリットがあるおかげで、歩くたびにシューズの中にスーッと風が通り抜けます。まさに「ブリーズ(そよ風)」の名にふさわしい構造です。真夏のコンクリートジャングルを歩いていても、足指の付け根あたりがムレる感覚がほとんどありません。
また、このスリットはデザイン上のアクセントにもなっています。中から履いている靴下の色がチラリと見えるので、派手なカラーソックスを合わせて「見せるコーディネート」を楽しむことができるのも、このシューズならではの魅力ですね。
VECTIVテクノロジーがもたらす「勝手に進む」感覚
見た目はサンダルに近い軽やかさですが、ソール(底部分)には本格的なアウトドアテクノロジーが詰め込まれています。
ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズの最大の特徴は、ノースフェイスが誇る「VECTIV(ベクティブ)」システムを搭載している点です。
- 3D TPUプレート: ソールの中に内蔵されたプレートが、足元の安定性を高めてくれます。左右のグラつきを抑えてくれるので、ゴツゴツした石がある河原や未舗装の道でも安心して歩けます。
- ロッカー構造: ミッドソールが、ゆりかごのような曲線を描いています。これが魔法のようで、重心を前に移動させるだけで、コロンと足が前に転がり出ます。
実際に歩いてみると、まるで後ろから誰かに背中を押されているような感覚。少ない力でスイスイ進めるので、キャンプ場での移動や、一日中歩き回る野外フェスでも、足の疲れ方が全く違います。
気になるサイズ感:ハーフサイズ選びのコツ
ネットで購入する際に一番迷うのがサイズ選びですよね。ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズは、実は1cm刻みのサイズ展開となっています。
多くのユーザーやショップ店員の声をまとめると、サイズ選びのポイントは以下の通りです。
- 基本はワンサイズアップを推奨: 普段26.5cmを履いている方なら、27.0cmを選ぶのが無難です。
- 裸足か、靴下か: もし「完全にサンダルとして、裸足でしか履かない」というのであればジャストサイズでも良いですが、この靴はソックスとの組み合わせが楽しいモデル。少し余裕を持たせたサイズ選びが正解です。
- 幅広・甲高の方: アッパーの素材がシンセティックレザー(人工皮革)でしっかりしているため、横幅がタイトに感じることがあります。幅広自覚がある方は、迷わず大きい方のサイズを選びましょう。
クイックシューレース(紐を引くだけで締まる機構)がついているので、多少大きくても足首周りでしっかりホールドできます。逆に小さすぎると、スリット部分に足が食い込んで痛くなってしまうので注意が必要です。
細部までこだわった「使い勝手」の良さ
ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズには、日常のストレスを減らしてくれる工夫が他にもたくさんあります。
特筆すべきは、靴紐の処理です。2mmという細いクイックシューレースを採用しているのですが、その末端には「マグネットコードエンド」が搭載されています。余った紐をパチっと甲の部分に固定できるので、歩いている最中に紐がブラブラしたり、何かに引っかかったりする心配がありません。
また、アウトソールの「Surface CTRL(サーフェスコントロール)」も優秀です。乾いた道はもちろん、少し湿った岩場などでもしっかり地面を掴んでくれます。サンダル感覚の軽快さでありながら、足裏の安心感は完全に本格派のトレッキングシューズです。
インソールには「VENT LGHT(ベントライト)」という通気孔が開いた厚手のクッションが使われており、地面からの衝撃を優しく吸収してくれます。
メリットだけじゃない?知っておくべき注意点
非常に完成度の高いノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズですが、完璧というわけではありません。購入前に知っておくべきポイントが2つあります。
一つ目は「防水性のなさ」です。通気性に特化したスリット構造なので、雨が降れば一瞬で靴下まで濡れます。水たまりも天敵です。ただし、素材自体は保水しにくいものを使っているので、濡れても乾くのが非常に早いという裏返しのメリットはあります。
二つ目は「砂利の侵入」です。非常に細かい砂や小石が多い場所を歩くと、サイドのスリットから稀に石が入ってくることがあります。激しい本格的な登山というよりは、整備されたキャンプ場や街歩き、公園などでの使用がベストな環境と言えるでしょう。
まとめ:ノースフェイスのベクティブ タラバル ブリーズをレビュー!サイズ感や履き心地は?
最後にあらためて結論をお伝えします。
ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズは、夏のアウトドアライフを劇的に快適にしてくれる一足です。スニーカーの安定感と、サンダルの解放感をこれほど高い次元で両立させたモデルは他にありません。
サイズ感については、1cm刻みの展開であることを考慮し、普段より「0.5〜1.0cm大きめ」を選ぶのが失敗しないコツ。ロッカー構造による推進力と、風が通り抜ける心地よさを一度体験すると、他の夏靴には戻れなくなるかもしれません。
カラーバリエーションも、ノースフェイスらしい洗練されたニュアンスカラーが揃っています。お気に入りのカラーと、それに合わせるこだわりの靴下を見つけて、今年の夏を軽快に駆け抜けてみてはいかがでしょうか。
ノースフェイス ベクティブ タラバル ブリーズで、あなたの足元に新しい風を取り入れてみてくださいね。

コメント