お気に入りのノースフェイスのジャケットやバックパック。長年愛用していると、どうしても避けて通れないのが「ファスナーの不具合」ですよね。
「ジッパーが噛んで動かなくなった」「閉めても後ろから開いてしまう」「スライダーの引き手が折れた」など、トラブルの内容はさまざまです。でも、ファスナーが壊れただけで、本体はまだ綺麗なダウンやリュックを捨ててしまうのは本当にもったいない!
今回は、ノースフェイスのファスナー修理をどこに頼むべきか、公式リペアの費用や期間、さらには自分で試せる応急処置まで、愛用者が知っておきたい情報を徹底解説します。
ノースフェイス公式のリペアセンターに頼むメリット
一番確実で安心なのは、やはり国内正規代理店であるゴールドウインが運営する「公式リペアセンター」に修理を依頼することです。
公式に頼む最大のメリットは、純正パーツを使って直してもらえる点にあります。ノースフェイスのファスナーにはロゴ入りのスライダーや、そのモデル独自のカラーが使われていることが多いですよね。一般の修理店では代替品になることが多いですが、公式なら元のデザインを損なわずに修復できる可能性が非常に高いです。
また、ゴアテックスなどの特殊素材を使用している製品の場合、生地の機能を損なわないような専門的な縫製技術で対応してくれます。ブランドの品質を維持したいなら、まずは公式を検討しましょう。
公式修理の料金目安と預かり期間の注意点
気になる公式修理の費用ですが、状態によって大きく二つのパターンに分かれます。
まず、スライダー(金具)の交換だけで済む場合。これは比較的安価で、数千円程度で収まることが一般的です。一方で、ファスナーの「歯」が欠けていたり、布地部分が破れていたりして、ファスナー全体を縫い直す必要がある場合は、8,000円から15,000円前後の費用を見ておく必要があります。
期間については、通常は4週間から5週間ほどかかります。ここで注意したいのが「季節」です。冬本番の11月から2月頃は、ダウンジャケットの修理依頼が殺到するため、8週間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。いざ着たい時に手元にないという事態を避けるためにも、春から夏にかけてのオフシーズンに出しておくのが賢い選択ですよ。
受付方法は「オンライン」か「店舗持ち込み」
公式リペアの申し込みは、非常にスムーズです。
一番手軽なのは、ゴールドウインの公式サイトからオンラインで申し込む方法。マイページから修理依頼フォームに入力し、製品を配送するだけです。自宅にいながら完結するので、忙しい方にもぴったりですね。
もう一つは、全国のノースフェイス直営店に持ち込む方法です。店頭でスタッフさんに状態を見てもらえるので、どこが悪いのか説明しやすいのが魅力です。ただし、セレクトショップやスポーツ用品店で購入した場合は、その店舗ではなく直営店へ行く必要がある点に注意してください。
ちなみに、恵比寿や大阪など一部の大型店舗には「リペアショップ」が併設されており、軽微な修理ならその場でクラフトマンが対応してくれることもあります。お近くの方は事前に予約して相談してみるのもアリですよ。
街の修理屋さんやアウトドア専門店を活用する選択肢
「公式だと時間がかかりすぎる」「海外で購入した並行輸入品だから公式で断られた」という場合に頼りになるのが、街の修理屋さんやアウトドア専門の修理工房です。
こうしたショップの強みは、なんといっても「スピード」と「柔軟性」です。早いところであれば数日から2週間程度で仕上げてくれますし、公式では対応不可とされる海外モデルのノースフェイス バックパックなども修理してくれます。
ただし、注意点もあります。ノースフェイス純正のパーツが手に入らないため、YKKなどの汎用パーツでの交換になることがほとんどです。機能的には問題ありませんが、ロゴ入りのスライダーにこだわりがある方は、その点を理解した上で依頼しましょう。また、一度公式以外で修理を施すと、その後公式リペアを受けられなくなる可能性があることも覚えておきたいポイントです。
ファスナーが壊れる主な原因とトラブルの症状
なぜファスナーは壊れてしまうのでしょうか。原因を知ることで、今後の予防にもつながります。
もっとも多いのが「スライダーの摩耗」です。長年開け閉めを繰り返すと、スライダー内部の金属が削れ、左右の歯を噛み合わせる力が弱まります。その結果、閉めたはずなのに下から開いてしまうという現象が起こります。
次に多いのが「砂や塩分による固着」です。キャンプなどのアウトドアで使用したり、海辺で着用したりすると、細かい砂や潮風の塩分が隙間に入り込みます。これが研磨剤のようになって金属を削ったり、錆びさせたりして動かなくなるのです。
また、冬場の厚着で無理にファスナーを閉めようとして、強い負荷がかかり「歯」が飛んでしまうこともあります。
自分で直せる?試してみたい応急処置とメンテナンス
「修理に出すほどではないけれど、ちょっと調子が悪い」という時に、自分で試せるコツをいくつかご紹介します。
まず、動きが渋いなと感じたらファスナー 潤滑剤を使ってみてください。専用のペンタイプやスプレータイプがありますが、なければ白い「ろうそく」をエレメント(歯の部分)に薄く塗り込むだけでも滑りが劇的に改善します。
スライダーが緩んで閉まらなくなった場合は、ペンチを使ってスライダーの左右を「ほんの少しだけ」挟んで締めてみてください。0.5ミリ単位で力を加えるイメージです。これで噛み合わせの力が復活し、延命できることがあります。ただし、力を入れすぎるとパキッと割れて完全に再起不能になるので、あくまで自己責任の最終手段として考えてくださいね。
布を噛み込んでしまった時は、焦って力任せに引くのは厳禁です。噛んでいる布を左右に優しく引っ張りながら、スライダーを少しずつ「戻す」方向に動かすのが鉄則。無理をするとノースフェイス ダウンの薄い表地が破れて、さらに高い修理代がかかることになります。
並行輸入品やオークション購入品の修理はどうなる?
インターネットで安く購入した並行輸入品や、フリマアプリで手に入れた中古品。これらについては、ゴールドウインの公式リペアが受けられないケースが多いのが現状です。
公式リペアの対象は、あくまで「ゴールドウインが日本国内で正規に流通させた製品」に限られます。タグに「株式会社ゴールドウイン」の記載がないものは、基本的に街の修理屋さんへ相談することになります。
中古品を購入する際は、ファスナーの動きに不具合がないか、過去に修理歴があるかどうかをしっかり確認しておくことが、後のトラブルを防ぐコツですよ。
日頃の手入れでファスナーの寿命を延ばす
お気に入りの一着を長く着るためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。
アウトドアで使用した後は、硬く絞った布でファスナーの汚れを拭き取るだけでも効果があります。特に泥汚れがついたまま放置すると、次に動かした時に金属を傷めてしまいます。
また、洗濯機に入れる際は必ず「ファスナーを閉めて」からネットに入れましょう。開けたまま洗うと、洗濯槽の中でファスナーが暴れ、他の衣類を傷つけるだけでなく、ファスナー自体の歪みの原因にもなります。洗濯ネットを活用して、優しく洗うのが基本です。
ノースフェイスのファスナー修理はどこでする?公式の料金や期間、自分で直すコツも解説!のまとめ
ノースフェイスの製品は、修理して使い続けることを前提とした非常にタフなアイテムです。ファスナーが壊れたからといって、その役割が終わるわけではありません。
ブランドの美学を大切にしたいなら「公式リペア」を、スピードやコストを重視し、海外モデルを直したいなら「街の修理屋」を。そして日頃からの潤滑剤によるケア。これらを使い分けることで、あなたの相棒はさらに何年も活躍してくれるはずです。
もし今、手元のファスナーが動かなくて困っているなら、まずは公式のオンライン見積もりを確認するか、近くの店舗へ相談に行ってみてはいかがでしょうか。お気に入りのウェアが復活して、また一緒に外に出かけられる日が来るのを応援しています!
次は、あなたのノースフェイスにぴったりの「リペア用潤滑剤」を探してみませんか?

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