「ノースフェイスのロゴが紫色のやつ、あれって何?」
「普通のノースフェイスと何が違うの?」
街を歩いていて、あるいはSNSを見ていて、ふとそんな疑問を抱いたことはありませんか?
多くの方が知っているアウトドアブランド、ザ・ノース・フェイス。その中でも、ひときわ洗練された雰囲気を放ち、おしゃれなセレクトショップの店頭を飾っているのが、今回ご紹介するTHE NORTH FACE PURPLE LABEL(ザ・ノース・フェイス パープルレーベル)です。
このラインをプロデュースしているのが、日本が世界に誇るショップ兼ブランドである「ナナミカ(nanamica)」。
今回は、ノースフェイスとナナミカの関係性、パープルレーベルがなぜこれほどまでに支持されるのか、そして私たちが選ぶべき一生モノのアイテムについて、深掘りして解説していきます。
ノースフェイスとナナミカ、そしてパープルレーベルの関係性
まず整理しておきたいのが、それぞれの立ち位置です。
通常のザ・ノース・フェイスは、アメリカ発祥の本格アウトドアブランド。そして「ナナミカ」は、東京を拠点にする日本のブランドです。この両者がタッグを組み、日本限定のコレクションとして展開しているのが「パープルレーベル」なのです。
「アウトドアの機能性」をノースフェイスが持ち込み、「街着としての高いファッション性」をナナミカが注入する。このハイブリッドな関係性が、他のアウトドアブランドにはない唯一無二の立ち位置を確立しました。
実はこのパープルレーベル、日本国内のみの限定展開ということもあり、海外のファッションフリークからも熱烈な視線を浴びています。日本の細やかなものづくりと、ナナミカのディレクター本間永一郎氏による卓越したセンスが融合した、まさに「日本が誇る究極のデイリーウェア」と言えるでしょう。
通常のノースフェイスとの決定的な違いとは?
では、私たちがよく目にする「ロゴが黒や白」のノースフェイスと、ナナミカが手掛ける「紫ロゴ」のパープルレーベルでは、具体的に何が違うのでしょうか。
大きな違いは「使用される素材」と「シルエット」、そして「デザインの源泉」にあります。
まず素材について。通常のノースフェイスは、最新のゴアテックスなど、過酷な山岳地帯でも生き残れるようなハイテク素材を多用します。一方で、パープルレーベルが得意とするのは「65/35ベイヘッドクロス」のような、クラシックな素材です。
これはポリエステル65%、コットン35%という混率の生地で、雨に濡れるとコットンが膨張して水を通しにくくするという、1970年代から続く伝統的な技術。ハイテクすぎない、どこか温かみのある風合いが、街中でのコーディネートに自然に馴染んでくれます。
次にシルエットです。本格的な登山用ウェアは、動きやすさを重視して体にフィットする設計になっています。対してナナミカがデザインするパープルレーベルは、現代のファッショントレンドを反映した「ゆとり」が特徴。
リラックス感のあるビッグシルエットや、絶妙な丈感。これらは、まさに「都会で着るためのアウトドアウェア」として計算し尽くされた形なのです。
そしてデザインの源泉。パープルレーベルは、ノースフェイスが過去に発表したヴィンテージの名作をベースにしています。古き良き時代のデザインを現代の技術でアップデートする。この「温故知新」の精神こそが、流行に左右されない魅力の根源です。
なぜナナミカが手掛ける「紫のタグ」は特別なのか
ファッション好きの間で、「紫のタグ」は一種のステータスのような扱いを受けることがあります。それは、単に価格が高いからではなく、そのアイテムが持つ「ストーリー」に共感している人が多いからです。
ナナミカのブランドコンセプトは「UTILITY」と「SPORTS」。つまり、道具としての使い勝手の良さと、スポーツウェアの軽快さを両立させることです。
この哲学がパープルレーベルにも色濃く反映されています。例えば、nanamicaのアイテムを見れば分かるとおり、彼らは「雨の日の通勤をいかに快適にするか」「旅先でシワにならないジャケットは作れないか」といった、私たちのリアルな生活に根ざした悩みを解決しようとしています。
この「実用性」というフィルターを通すことで、ノースフェイスのギアとしての力強さが、日常に溶け込む優しさに変わる。この絶妙なバランス感覚こそが、パープルレーベルが特別視される理由です。
迷ったらこれ!パープルレーベルのおすすめ名品4選
ここからは、初心者の方からマニアまで、手に取って間違いのない定番アイテムをご紹介します。
まず筆頭に挙がるのが「65/35 マウンテンパーカ」です。パープルレーベルの顔とも言える一着で、先ほど触れたベイヘッドクロスを使用しています。マウンテンパーカ特有の野暮ったさがなく、シュッとした立ち襟と、高級感のあるドットボタンが特徴。デニムにはもちろん、きれいめのスラックスとも相性抜群です。
次に、ボトムスなら「リップストップ ワイドクロップドパンツ」は外せません。ミリタリーウェアにも使われる丈夫なリップストップ生地を使いながら、シルエットは都会的なワイドシルエット。裾にかけてテーパードがかかっているため、足元がすっきり見え、スニーカーとのバランスが最高に良い一足です。
バッグ類も非常に人気です。特に「ミディアムデイパック」は、1970年代のノースフェイスのデザインを忠実に再現。上下で荷物を分けられる2層構造になっており、見た目はレトロなのに使い勝手は現代的という、まさにブランドを象徴するアイテムです。
そして、毎シーズン完売が続くのが「クールマックス ロゴTシャツ」。一見普通のTシャツですが、吸水速乾性に優れたハイテク素材を使用しており、夏場でもサラサラとした着心地が持続します。胸元の控えめな刺繍ロゴが、大人の余裕を感じさせてくれます。
これらのアイテムに共通しているのは、「10年後も着ていられる」という安心感です。THE NORTH FACE PURPLE LABELの製品は、使い込むほどに素材が馴染み、自分だけの一着へと育っていく楽しみがあります。
サイズ感で失敗しないための選び方のコツ
「パープルレーベルはサイズ選びが難しい」という声をよく耳にします。それは、アイテムによって「クラシックフィット」と「リラックスフィット」が混在しているからです。
例えば、定番のマウンテンパーカは、もともとのヴィンテージを意識しているため、意外とジャストサイズに近い作りになっています。中に厚手のニットを着込みたい場合は、ワンサイズ上げるのが正解かもしれません。
一方で、近年のトレンドを反映したパンツやカットソーは、最初からかなり大きめに作られています。いつもLサイズを着ている人がLを選ぶと、思った以上にダボついてしまうことも。
失敗しないためのポイントは、公式サイトのサイズチャートにある「身幅」をチェックすることです。自分の手持ちのお気に入りの服と身幅を比べることで、理想のボリューム感をイメージしやすくなります。
また、ウィメンズライン(WM、WLサイズ)も展開されていますが、あえてメンズのSサイズを選んで、オーバーサイズで着こなす女性も増えています。性別の垣根を超えて楽しめるのも、このブランドの度懐の深さと言えるでしょう。
メンテナンスと長く付き合うためのポイント
せっかく手に入れたTHE NORTH FACEのパープルラインですから、できるだけ長く愛用したいですよね。
ベイヘッドクロスを採用したアイテムは、実は自宅で洗濯可能なものが多いのも嬉しいポイントです。ただし、型崩れを防ぐためにネットに入れ、おしゃれ着用の洗剤で優しく洗うのが基本。乾燥機の使用は避け、陰干しでじっくり乾かしてください。
もし長年着ていて色が褪せてきたり、撥水性が落ちてきたりしても、それはそれで「アジ」として楽しめます。むしろ、少しクタッとしたくらいが、ナナミカの提案するアーバンアウトドアスタイルにはしっくりくるのです。
もし、より本格的なメンテナンスが必要な場合は、全国のゴールドウインのカスタマーサービスに相談することもできます。こうしたアフターケア体制が整っているのも、大手メーカーと組んでいる強みですね。
都会的なライフスタイルに馴染むノースフェイスとナナミカ
最後に、私たちがなぜ今、この両者のプロダクトに惹かれるのかを考えてみましょう。
現代の私たちは、平日はオフィスやカフェで仕事をし、週末はキャンプや公園でリラックスする。そんな「オンとオフの境界線」が曖昧な生活を送っています。
本格的な登山服では街で浮いてしまう。かといって、繊細すぎるデザイナーズブランドでは外遊びに気を使う。そんな私たちのわがままなライフスタイルに、カチッとはまったのが、ノースフェイスの機能とナナミカの感性だったのではないでしょうか。
nanamicaが大切にしている「毎日を快適に、楽しく過ごすための服」という考え方は、単なるファッションの枠を超えて、一つの生き方の提案のようにも思えます。
お気に入りの一着を羽織って、少しだけ遠くの街まで歩いてみる。急な雨に降られても、そのジャケットが守ってくれるという安心感がある。そんな小さな豊かさが、この「紫のタグ」には詰まっています。
これから新しくアウターやバッグを買い足そうと考えているなら、ぜひ一度、この特別なコラボレーションに袖を通してみてください。きっと、これまでの「アウトドアウェア」のイメージが、心地よく覆されるはずです。
ノースフェイスとナナミカが作り出す世界観は、これからも私たちの日常を、より自由で、より洗練されたものへと変えてくれることでしょう。

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