「憧れのハイブランドと、最強のアウトドアブランドが組んだら?」そんな夢のようなコラボレーションが、世界中を熱狂させたTHE NORTH FACE × GUCCIです。
発売から時間が経過した今でも、中古市場では高値で取引され、街中で見かければ誰もが振り返る。そんな圧倒的な存在感を放つこのコレクションについて、今回は深掘りしていきます。
ノースフェイスの機能性とグッチの華やかなラグジュアリー感。この二つがどう融合したのか、そして手に入れる際に絶対に失敗しないためのポイントを、リアルな視点でお届けします。
伝説のコラボ「THE NORTH FACE × GUCCI」とは?
2021年、ファッション界に激震が走りました。それがノースフェイス グッチ ダウンを含む、初の公式コラボレーションの発表です。
それまで、ハイブランドがストリートやアウトドアブランドと組むことは珍しくありませんでしたが、このタッグは別格でした。グッチの当時のクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが描き出したのは、1970年代のノースフェイスのアーカイブを彷彿とさせる、どこか懐かしくも新しいヴィンテージ・スタイルです。
このコレクションは単なるロゴの貸し借りではありません。ノースフェイスが持つ「探検」という哲学と、グッチが持つ「自己表現」という美学が見事に一致した結果、生まれたものなのです。
第1弾の爆発的なヒットを受け、第2弾も登場。今では新作を手に入れることは困難ですが、二次流通市場では、まさに「一生モノ」のダウンジャケットとして君臨しています。
ラインナップとデザインの特徴を深掘り
このコラボレーションの主役といえば、間違いなくダウンウェアです。大きく分けて、いくつかの特徴的なデザインが存在します。
まずは、最も人気が高い「GGキャンバス」モデル。グッチの象徴であるGGモノグラムが全面にあしらわれたダウンジャケットは、ひと目でそれとわかる高級感があります。表面にはキャンバス生地が使われており、一般的なナイロンダウンとは一線を画す重厚な質感が魅力です。
次に、70年代を象徴する「フラワープリント」。色鮮やかな花々や森の風景が描かれたデザインは、アウトドアフィールドでも街中でも抜群の個性を発揮します。これらは、当時のノースフェイスのデザインチームが実際に使用していたパターンを再解釈したもので、非常に高い芸術性を持っています。
そして、すべてのアイテムに共通するのが「統合ロゴ」です。ノースフェイスのハーフドームロゴの下に、グッチのブランド名が並ぶこの特別なロゴは、このコラボでしか許されない聖域のような存在。刺しゅうの立体感も素晴らしく、所有欲をこれ以上なく満たしてくれます。
気になる定価と現在の二次流通相場
ノースフェイス グッチ ダウンを手に入れる際、まず気になるのが価格ですよね。発売当時の定価は、ノースフェイスの通常ラインとは比較にならないほど高額でした。
一般的なダウンジャケットの定価は約25万円から46万円前後。ダウンベストでも約17万円から23万円という、まさにラグジュアリー価格です。しかし、驚くべきはその後の市場価値です。
限定生産であったこと、そして世界的な需要があることから、現在の中古市場や転売市場でも価格がほとんど落ちていません。むしろ、状態の良いGGキャンバスモデルや希少なサイズのものは、定価を上回るプレミア価格で取引されることも珍しくありません。
購入を検討している方は、20万円台なら「お買い得」、30万円〜40万円台が「標準的な相場」だと考えておくと良いでしょう。まさに、着る資産とも呼べる一着です。
失敗しないためのサイズ選びと着用感
海外ブランド同士のコラボということもあり、サイズ選びには注意が必要です。結論から言うと、このコレクションは「かなり大きめ」に作られています。
基本的にはUSサイズ、あるいはイタリアサイズが基準となっており、さらにトレンドのオーバーサイズシルエットが採用されています。
例えば、普段日本のブランドでLサイズを着用している方なら、このコラボダウンでは「Sサイズ」か、ゆったり着たい場合でも「Mサイズ」で十分なケースがほとんどです。XSサイズであっても、日本のM〜L相当のサイズ感があるため、小柄な方やジャストサイズで着たい方は、普段より2サイズ下を検討することをおすすめします。
また、袖丈が長めに設計されているのも特徴です。1970年代のレトロなシルエットを再現しているため、腕周りにボリュームが出るような作りになっています。この「あえての野暮ったさ」が今っぽくてカッコいいのですが、サイズを間違えると「着られている感」が出てしまうので、実寸をしっかり確認することが大切です。
圧倒的な防寒性!機能面はどうなの?
「見た目は豪華だけど、本家ノースフェイスのような暖かさはあるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。安心してください、中身は本物のノースフェイス仕様です。
多くのモデルには、高品質な「700フィルパワー」のグースダウンが贅沢に使用されています。これは、極寒の地でも耐えうる本格的なスペックです。実際に羽織ってみると、その軽さと、体温を逃さない圧倒的な保温力に驚くはずです。
ただし、表地についてはモデルによって異なります。GGキャンバスモデルなどは、通常のナイロンジャケットに比べると少し重量感があり、水濡れにも少しデリケートです。一方、ナイロンシェルのモデルは、従来のヌプシジャケットのようにタフに扱うことができます。
ラグジュアリーな外見に、冒険を支えるスペックを秘めている。これこそが、このコラボレーションが単なるファッションアイテムで終わらない理由です。
要注意!偽物と本物を見分けるポイント
高額かつ人気のアイテムであるため、残念ながら精巧な偽物(コピー品)が多く出回っています。フリマアプリやオークションで購入する際は、以下のポイントを必ずチェックしてください。
- ロゴ刺しゅうの精度本物はロゴの刺しゅうが非常に緻密です。文字の間隔が均等で、糸の飛び出しもありません。特に「GUCCI」の「U」の字の形や、ノースフェイスの3本ラインの先端がピシッと揃っているかを確認しましょう。
- ホログラムタグの有無内側のタグには、光を反射してキラキラと光るホログラムシールが付いています。これがないもの、あるいはシールの質感が安っぽいものは疑うべきです。
- 金具の刻印スナップボタンやジッパーの引き手など、細かな金具部分に注目してください。本物には「THE NORTH FACE」の刻印が深く、鮮明に彫られています。偽物は刻印が浅かったり、文字が潰れていたりすることが多いです。
- ケアタグの日本語表記国内正規品であれば、ケリングジャパン(グッチ側)やゴールドウイン(ノースフェイス側)の表記が正しく、違和感のない日本語で記載されています。フォントがおかしかったり、変換ミスがあったりする場合は注意が必要です。
長く愛用するためのお手入れ方法
ノースフェイス グッチ ダウンは、非常に高価なアイテムです。長く美しく着続けるためには、日常のケアが欠かせません。
着用後は、型崩れを防ぐために厚みのあるハンガーにかけ、風通しの良い場所で湿気を飛ばしましょう。特にGGキャンバスモデルは、皮脂汚れや埃が付きやすいため、柔らかいブラシで軽くブラッシングしてあげると質感が長持ちします。
洗濯については、自宅での手洗いはおすすめしません。特にグッチのキャンバス生地とダウンが組み合わさった特殊な構造のため、一般的なクリーニング店でも断られることがあります。「高級ダウン専門」や「ブランド衣類専門」のクリーニング店に相談するのが最も安全です。
ノースフェイス グッチ ダウンは手に入れる価値があるのか?
最後に、この一着を手に入れるべきかどうかについてお話しします。
確かに価格は安くありません。しかし、ノースフェイスという信頼の機能性と、グッチという至高のファッション性が融合したこのダウンは、単なる服以上の価値を持っています。
時代が変わっても色褪せないデザイン、そしていざという時に自分を守ってくれる暖かさ。何より、それを身にまとった時に得られる高揚感は、他のどんな服でも味わえない特別なものです。
もし、あなたが「一生物のダウンを探している」「人とは違う特別な一着が欲しい」と考えているなら、ノースフェイス グッチ ダウンは間違いなくその期待に応えてくれるでしょう。
二次流通で運命の一着に出会えたなら、それは手に入れるべきタイミングかもしれません。ぜひ、あなただけの特別なスタイルを楽しんでください。

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