冬の街を歩いていると、ひと際目を引く左腕のロゴワッペン。ノースフェイスの数あるラインナップの中でも、最強の防寒性能と圧倒的なオーラを放つのが「アンタークティカ」シリーズです。
「いつかは手に入れたい憧れの一着」として名前が挙がりますが、いざ購入しようと思うと「街中で着るには大げさすぎない?」「サイズ選びが難しそう」「どう着こなせばオシャレに見えるの?」と悩んでしまう方も多いはず。
それもそのはず、アンタークティカパーカはもともと南極観測隊のような極地での活動を想定したプロ仕様。スペックが桁違いだからこそ、普段使いには少しコツが必要です。
今回は、そんなアンタークティカを街で最高にカッコよく着こなすためのサイズ選びの正解から、野暮ったく見せないコーディネートの秘訣まで、徹底的に解説していきます。
アンタークティカパーカが「最強」と呼ばれる理由
まず、なぜこのジャケットがこれほどまでに支持されているのか。その魅力を再確認しておきましょう。
一番の特徴は、140デニールという極厚の表地です。一般的なダウンジャケットが20〜50デニール程度であることを考えると、その堅牢さは異次元。GORE-TEX(ゴアテックス)を採用しているため、風を一切通さず、雨や雪も完璧に弾きます。
さらに中綿には、人の体温を利用して遠赤外線を輻射する「光電子ダウン」がこれでもかと封入されています。袖を通した瞬間に包み込まれるような暖かさは、まさに「着る暖房」。
このオーバースペックとも言える機能美が、ファッションとしての「本物感」を生み出しているのです。
サイズ選びの正解は「ワンサイズダウン」が基本
ノースフェイスのアイテム全般に言えることですが、アンタークティカパーカは特にサイズ設計が大きめです。極地での着用を想定し、中に何枚も着込むスペースを確保しているため、いつもの感覚で選ぶと「服に着られている感」が出てしまいます。
街着としてスマートに着こなすなら、普段のサイズよりワンサイズ下を選ぶのが黄金律です。
体型別のサイズ目安
- 身長165cm〜170cmの方:XSサイズがおすすめです。日本人の標準的な体型なら、XSでも十分にゆとりがあります。Sサイズだと袖丈が余りすぎてしまい、少し野暮ったく見える可能性があります。
- 身長170cm〜175cmの方:Sサイズがジャストフィットです。インナーにスウェットやパーカーを着ても余裕があります。もしタイトめに、より都会的なシルエットで着たいのであればXSも選択肢に入ります。
- 身長175cm〜180cmの方:Mサイズがベスト。この身長でLサイズを選んでしまうと、横幅のボリュームが出すぎてしまい、街中ではかなり威圧感が出てしまいます。
アンタークティカは、フロントのジップを閉めた時のシルエットが非常に美しいジャケットです。ジャストサイズを選ぶことで、着膨れを抑えたシャープな印象を作ることができます。
街着コーデを格上げする「3つの鉄則」
最強の防寒着をオシャレ着に変えるには、全身のバランス管理が欠かせません。
1. 「Yラインシルエット」を意識する
アンタークティカパーカは、ダウンの量と厚手の生地により、上半身にかなりのボリュームが出ます。これを活かすには、下半身をスッキリ見せる「Yライン」を作るのが最も簡単で効果的です。
黒のスキニーパンツや、テーパードの効いた細身のスラックスを合わせることで、上半身のボリュームが際立ち、スタイルアップして見えます。迷ったら「黒の細身パンツ」を合わせれば間違いありません。
2. インナーは「引き算」で考える
「これだけ高いダウンを買ったんだから、中はTシャツ1枚で過ごしたい」という方も多いでしょう。実は、それはオシャレの観点からも正解です。
アンタークティカの保温性は凄まじく、日本の冬の街中であれば、厚手のセーターやフリースを中に着る必要はほとんどありません。むしろ、インナーを薄手のカットソーやハイゲージニットにすることで、着膨れを防ぎ、肩周りの可動域も確保できます。
脱いだ時のギャップを狙って、白Tシャツや上質なメリノウールニットを合わせるのが大人の着こなしです。
3. 足元にボリュームを持ってくる
もし細身のパンツではなく、あえてワイドパンツやカーゴパンツを合わせたい場合は、足元のボリュームを調整しましょう。
華奢なスニーカーを合わせてしまうと、上半身の重さに負けてアンバランスに見えてしまいます。ホカオネオネの厚底シューズや、ボリューミーなニューバランス、あるいはドクターマーチンのようなブーツを合わせると、全体の重心が安定してオシャレに見えます。
カラー別!おすすめの着こなしパターン
カラー選びも、全体の印象を左右する重要なポイントです。
ブラック(K)で都会的なモノトーンコーデ
一番人気のブラックは、どんな服にも合う万能カラー。あえてインナーもパンツも黒で統一したオールブラックコーデに、白いスニーカーで抜け感を出すスタイルは、アンタークティカの高級感を最も引き立てます。ビジネスシーンのスーツの上から羽織っても違和感がないのは、ブラックならではの強みです。
ニュートープ(NT)でこなれたミリタリー感を
カーキ系のニュートープは、男らしさと優しさを両立したカラーです。濃いめのリジッドデニムや、茶系のチノパンとの相性が抜群。少し古着っぽいニュアンスを取り入れたい方や、黒以外の定番を探している方におすすめです。
サミットゴールド(SG)で冬の主役に
ノースフェイスらしい鮮やかなイエロー系カラー。これはもう、ジャケットを主役にする潔い着こなしが正解です。他のアイテムをすべてモノトーンに抑えることで、ビビットなカラーが引き立ち、ストリートシーンで圧倒的な存在感を放ちます。
重さと硬さへの「慣れ」と「対策」
購入前に知っておきたいのが、その「重さ」です。アンタークティカパーカは約2kg近い重量があります。
初めて袖を通すと「ずっしりくるな」と感じるはずですが、実はこれ、着ているうちに慣れてきます。ノースフェイスの設計により、肩だけに荷重がかからないよう工夫されているからです。
また、新品の状態では生地がバリバリと硬いですが、これも着込むほどに自分の体の形に馴染んでいきます。この「育てる感覚」も、ゴアテックスを多用した本格アウターの醍醐味と言えるでしょう。
どうしても重さが気になる方は、首元のファスナーを少し開けて、内側の「ダウンネックウォーマー」をしっかり首に密着させるように着てみてください。重心が安定し、体感温度も上がるため、より快適に過ごせます。
バーサロフトジャケットとの使い分け術
アンタークティカシリーズには、もう一つの名作があります。それがアンタークティカバーサロフトジャケットというフリースです。
こちらは毛足の長いフリース素材で、パーカ(ダウン)に比べると非常に軽やか。
- パーカ: 真冬の外歩き、氷点下のイベント、絶対に冷えたくない日
- バーサロフト: 車移動が多い日、秋口から初冬のライトなアウター、室内の防寒
このように使い分けるのがスマートです。もしバーサロフトを街で着こなすなら、やはりサイズ感は重要。こちらはダウンよりもタイトな作りなので、普段通りのサイズか、少しリラックスして着たいならワンサイズアップを選ぶのがコツになります。
長く愛用するためのメンテナンス
高価な買い物だからこそ、長く綺麗に保ちたいですよね。アンタークティカパーカは自宅で洗濯するのは少しハードルが高いですが、シーズンオフには必ずクリーニングに出すことをおすすめします。
特に首回りや袖口は皮脂汚れがつきやすいポイント。放置するとゴアテックスの機能低下を招く原因にもなります。保管の際は、ボリュームが潰れないよう太めのハンガーにかけ、湿気の少ない場所に吊るしておきましょう。
10年経っても現役で着続けられる耐久性があるからこそ、日々のちょっとしたケアが将来の「ヴィンテージ価値」に繋がります。
ノースフェイスのアンタークティカ着こなし術。サイズ感の正解と街着コーデのコツ!のまとめ
いかがでしたでしょうか。
アンタークティカは、単なる防寒着の枠を超えた「冬の相棒」と呼べる一着です。
- サイズは思い切ってワンサイズダウンを選ぶこと。
- パンツは細身で「Yライン」を意識すること。
- インナーは薄手にして、引き算の美学を楽しむこと。
この3つのコツさえ押さえれば、極地仕様のボリューム感も、都会的で洗練されたファッションへと昇華させることができます。
厳しい冬の寒さも、このジャケットがあれば外に出るのが楽しみになるはず。圧倒的な安心感と所有欲を満たしてくれるアンタークティカを、ぜひ自分らしいスタイルで着こなしてみてください。
ノースフェイスのアンタークティカ着こなし術。サイズ感の正解と街着コーデのコツ!をマスターして、今年の冬は史上最強の自分を演出してみませんか。

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