「ノースフェイスで一番暖かいフリースはどれ?」と聞かれたら、多くのファンが即座に名を挙げるのがアンタークティカバーサロフトジャケットです。
あまりの人気に一時は「廃盤になったのでは?」とファンの間で激震が走りましたが、最新シーズンでは待望の復活を遂げています。しかし、いざ手に入れようと思っても「サイズ選びが独特すぎて難しい」「実際どれくらい暖かいの?」と悩んでしまう方も多いはず。
そこで今回は、ザ・ノース・フェイスが誇る最強フリースの最新情報から、絶対に失敗しないサイズ選びのポイントまで、どこよりも詳しくお届けします。
アンタークティカバーサロフトジャケットが「最強」と呼ばれる理由
なぜ、このジャケットが数あるフリースの中でも別格扱いを受けるのでしょうか。その秘密は、圧倒的なボリューム感と計算された機能性にあります。
史上最高クラスの保温力を生む素材の秘密
このジャケットのメイン素材には、毛足の長い「Versa Loft(バーサロフト)」というポリエステル素材が採用されています。まるで動物の毛皮のような質感ですが、この長い毛足がたっぷりとデッドエア(動かない空気)を蓄えます。
空気は最高の断熱材です。この層が厚ければ厚いほど、体温を逃がさず外気の影響を受けにくくなります。アンタークティカバーサロフトジャケットを羽織った瞬間に「じわっと温かくなる」感覚は、他の薄手フリースでは決して味わえません。
南極観測隊の技術をタウンユースに
もともとこのアイテムは、極地での活動を想定した「アンタークティカ」シリーズの名を冠しています。左腕にあしらわれた大きな南極大陸のワッペンは、単なるデザインではなく、過酷な環境に耐えうるスペックの証。
さらに、首元を覆う高いスタンドカラーは、冷気の侵入を徹底的にシャットアウトします。ジッパーを上まで閉めればマフラーいらず。この機能美こそが、多くの人を虜にする理由なのです。
最新モデルで何が変わった?廃盤の噂と復活の真相
「最近お店で見かけないけれど、本当に売ってるの?」という声をよく耳にします。ここで、気になる最新の流通状況と仕様変更について整理しておきましょう。
廃盤の噂はなぜ流れたのか
実は2022年から2023年頃にかけて、ラインナップから一時的に姿を消した時期がありました。原材料の高騰やラインナップの整理が背景にあったと言われていますが、これが「廃盤」という噂に火をつけました。中古市場では価格が高騰し、プレミア化する事態にまで発展したのです。
待望の復活と細かなアップデート
しかし、ファンの熱い要望に応える形でアンタークティカバーサロフトジャケットは復活を果たしました。最新モデルでは、現代のライフスタイルに合わせていくつかの仕様変更が行われています。
まず、以前のモデルに搭載されていた脇下のベンチレーション(換気用ファスナー)が省略されました。また、袖口の親指を通す「サムホール」が廃止され、よりシンプルでスッキリとした袖口になっています。
これらは本格的な登山ギアとしての側面を削ぎ落とし、より街着としての完成度を高めたアップデートと言えるでしょう。街中で着用する際、袖口がゴワつかないのは大きなメリットです。
絶対に失敗したくない!サイズ選びの決定版ガイド
アンタークティカバーサロフトジャケットを購入する上で、最も注意すべきなのが「サイズ感」です。ノースフェイスの他のジャケットと同じ感覚で選ぶと、十中八九「キツい!」となってしまいます。
なぜ「1サイズアップ」が推奨されるのか
このジャケットは、保温性を最大限に高めるために身体に密着するようなタイトな設計になっています。特に身幅が狭く、前身頃はフリースの2重構造になっているため、内側の圧迫感が強いのが特徴です。
普段、ノースフェイスのデナリジャケットやマウンテンライトジャケットでMサイズを着ている方でも、このモデルに関してはLサイズ、場合によってはXLサイズを選ぶのが一般的です。
体型別のサイズ選びの目安
あくまで目安ですが、以下の基準を参考にしてみてください。
- 身長165cm〜170cm前後の方ジャストで着たいならMサイズですが、ゆとりを持って着るならLサイズがベストです。中にスウェットやパーカーを着込むならL一択でしょう。
- 身長175cm前後の方Lサイズだとかなりタイトなシルエットになります。トレンドのゆったりした着こなしや、レイヤリングを考慮するならXLサイズがおすすめです。
- 身長180cm以上の方迷わずXXLサイズを選択肢に入れてください。着丈がそこまで長くないモデルなので、サイズを上げても「着られている感」が出にくいのがこのジャケットの救いです。
袖丈の長さに要注意
身幅を求めてサイズを上げると、今度は「袖丈」が長くなるという問題が出てきます。最新モデルではサムホールが廃止されたため、袖が余ると手元がダボつきやすくなっています。袖口にはゴムが入っているので止まりはしますが、極端に腕が短い自覚がある方は、必ず試着するか実寸を確認しましょう。
実践的な着こなし術:アウターとして、インナーとして
「これ1枚で冬を越せる?」という質問への答えは、半分イエスで半分ノーです。
秋から初冬:主役のアウターとして
11月から12月前半くらいまでなら、これ1枚で十分すぎるほどの暖かさを提供してくれます。毛足の長いフリース特有の光沢感は、デニムやチノパン、あるいはノースフェイス アルパインライトパンツのようなテクニカルなパンツとも相性抜群です。
真冬:シェルジャケットとの最強コンビ
フリースの弱点は「風」です。アンタークティカバーサロフトジャケットは通気性が良いため、冷たい風が吹くと熱が奪われてしまいます。
そこで真冬は、上に防風性の高いゴアテックス素材のシェルを重ねてください。外からの風を遮断し、中のフリースが熱を閉じ込める。この組み合わせこそが、日本の冬における「最強の防寒システム」になります。
長く愛用するためのメンテナンスとケア
高価な買い物だからこそ、良い状態を長く保ちたいですよね。フリース特有の悩みについても触れておきます。
毛抜けと毛玉への対処
新品のうちは、インナーのシャツに細かい毛が付着することがあります。これは数回着用や洗濯を繰り返すうちに落ち着いてきますので安心してください。
また、バックパックを背負う方は、肩や腰周りの摩擦に注意しましょう。毛足が寝てしまう(潰れてしまう)のを防ぐには、帰宅後に衣類用のブラシで軽く毛並みを整えてあげるのが効果的です。
洗濯はどうすればいい?
基本的には家庭の洗濯機で洗えますが、必ずネットに入れ、「おしゃれ着コース」などの弱水流で洗ってください。乾燥機の使用は厳禁です。高熱でフリースが溶けたり、質感が変わったりする恐れがあります。脱水後は形を整えて陰干しするのが一番です。
アンタークティカバーサロフトジャケットのサイズ感は?廃盤から復活の最新情報も解説:まとめ
アンタークティカバーサロフトジャケットは、一度その暖かさを知ってしまうと、他のフリースには戻れなくなるほどの魅力を持っています。
最後に、選び方のポイントを振り返りましょう。
- サイズは普段より「1サイズ上」を基準にする。
- 最新モデルはベンチレーションやサムホールが廃止され、よりシンプルになった。
- 風が強い日はシェルジャケットを重ねて、魔法瓶のような保温力を手に入れる。
一時は入手困難で幻となりかけましたが、今なら最新の仕様で手に入れるチャンスがあります。本格的な冬が来る前に、ぜひ自分にぴったりの1着を見つけてみてください。
これさえあれば、街歩きから極寒のキャンプまで、冬のあらゆるシーンが圧倒的に快適で楽しいものになるはずです。アンタークティカバーサロフトジャケットのサイズ感は?廃盤から復活の最新情報も解説、この記事があなたの冬の相棒選びの参考になれば幸いです。

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