バックカントリースキーやスノーボードを愛する人なら、一度はその名を聞いたことがあるはず。それがザ・ノース・フェイスの「RTGジャケット」です。
「RTG」という3文字に込められた意味を知っていますか?これは「Remote Terrain Gear(リモート・テレイン・ギア)」の略。つまり、人里離れた険しい地形に挑むための特別な道具、という意味です。
単なる防寒着ではなく、過酷な雪山で命を守り、最高の滑走体験を支えるために設計されたこのジャケット。今回は、その圧倒的な性能から、街着でも気になるサイズ感、そして実際のユーザーによるリアルな評価まで、徹底的に深掘りしていきます。
ノースフェイスRTGジャケットが誇る最高峰のスペック
ノースフェイス RTGジャケットがなぜ「最高峰」と呼ばれるのか。その最大の理由は、採用されている素材にあります。
多くのモデルで使われているのは「GORE-TEX Pro(ゴアテックス プロ)」。これは、一般的なゴアテックスよりもさらに耐久性、透湿性、防水性に特化した、いわばプロ仕様の素材です。
雪山では、木々の枝に擦れたり、岩場に体が当たったりすることは日常茶飯事。RTGジャケットは、80デニール以上の厚手ナイロンをメインに使用しているため、ちょっとやそっとでは破れない驚異的な堅牢性を備えています。
また、ただ丈夫なだけではありません。激しい運動を伴うハイクアップ(登り)の最中でも、衣服内のムレを素早く外に逃がしてくれます。脇下に配置された大型のベンチレーションを全開にすれば、一気に換気が可能。この「止まらない、冷えない」という安心感こそが、プロガイドやアスリートから絶大な信頼を寄せられる理由なのです。
バックカントリーで真価を発揮するプロ仕様のディテール
RTGジャケットを手に取ってみると、他のジャケットとは一線を画す「工夫の塊」であることに気づくでしょう。
まず注目したいのが、ポケットの配置です。バックパックのウエストベルトを締めた状態でも干渉しない位置に大型のポケットがあり、グローブをしたままでも開閉しやすいように設計されています。無線機やICチップホルダー、さらにはゴーグルを一時的に収納できるメッシュポケットまで備わっており、山での動作に無駄が出ません。
フードの設計も秀逸です。ヘルメットの上から被ることを前提とした立体裁断になっており、視界を広く保ちながら、首元の動きを一切制限しません。強風が吹き荒れる稜線でも、フードがバタつかずに顔をしっかり保護してくれます。
さらに、裾からの雪の侵入を防ぐパウダースカートも標準装備。転倒した際や、腰まで埋まるようなパウダースノーを滑る際でも、ウェアの中をドライに保つことができます。まさに「滑るため」の戦闘服といえる仕上がりです。
気になるサイズ感:失敗しない選び方のポイント
さて、非常に高価な買い物になるノースフェイス RTGジャケット。絶対に失敗したくないのがサイズ選びですよね。
このジャケットのサイズ感は、結論から言うと「ややゆとりのあるリラックスフィット」です。これは、中に厚手のフリースやインナーダウンを重ね着(レイヤリング)することを前提としているからです。
もしあなたが本格的な雪山用として検討しているなら、普段着ている日本サイズのままで選ぶのがベスト。そうすれば、インナーをしっかり着込んでも動きが窮屈になることはありません。
一方で、もし「この最高峰のギアを街着としてかっこよく着こなしたい」と考えているなら、少し注意が必要です。身幅がかなり広く作られているため、スッキリ着たい場合は1サイズ下を検討してもいいかもしれません。
ただし、袖丈は長めに設定されていることが多いです。これは手を伸ばした際にも手首が出ないようにするための工夫。街で着る際は、ベルクロで手首をしっかり絞ることで、こなれたシルエットを作ることができます。
ユーザーから寄せられるリアルな評価と口コミ
実際にノースフェイス RTGジャケットを愛用しているユーザーは、どのような感想を持っているのでしょうか。
多くのポジティブな声として挙がるのは、「安心感の塊」という言葉。氷点下の吹雪の中でも、ジャケットの中に一歩入ればそこは安全地帯のような感覚になれる、という評価が目立ちます。また、10年近く使い続けても現役で活躍しているという声もあり、初期投資は高いものの、長い目で見ればコストパフォーマンスは悪くないという意見も多いです。
一方で、ネガティブな意見としては「生地が硬くて重い」という点。GORE-TEX Proのタフさゆえに、街着として長時間着るには少しゴワつきが気になる人もいるようです。また、「オーバースペックすぎて宝の持ち腐れになる」という贅沢な悩みも。
しかし、その「本物感」こそが所有欲を満たしてくれるポイントでもあります。ピッケルとRTGのロゴが組み合わさったアイコンを見るたびに、冒険心をくすぐられるというファンは後を絶ちません。
メンテナンスで性能を一生モノにする方法
せっかく手に入れた最高峰のジャケット。長く愛用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
よくある誤解が「ゴアテックスは洗わない方がいい」というもの。実はこれ、正反対です。皮脂や汚れが付着したまま放置すると、透湿性が損なわれ、生地の劣化を早めてしまいます。
ニクワックスなどの専用洗剤を使用して、自宅の洗濯機で定期的に洗ってあげましょう。そして最も重要なのが、乾燥です。洗濯後に乾燥機にかけるか、低温でアイロンを当てることで、撥水機能が劇的に復活します。
手をかければかけるほど、愛着が増していくのもRTGジャケットの魅力。何シーズンも共に山を駆け抜けた相棒は、新品のとき以上にかっこよく見えるはずです。
ノースフェイスRTGジャケットの評価は?最高峰の性能とサイズ感を徹底レビュー!
ここまで見てきた通り、ノースフェイス RTGジャケットは、単なるファッションアイテムではありません。極限の状況下で自分の限界に挑む人のための、最も信頼できる装備の一つです。
過酷なバックカントリーの現場で磨き上げられた機能美、どんな嵐にも負けない圧倒的なタフさ、そして過不足ない収納力。そのすべてが、滑走という一瞬の快楽を最大化するために存在しています。
高価であることは間違いありませんが、一度袖を通せば、その価格の理由が肌で理解できるはずです。雪山の頂に立ったとき、あるいは凍てつく街の風に吹かれたとき、このジャケットを選んでよかったと心から思えるでしょう。
自分にぴったりのサイズを見つけ、最高の性能を身にまとって、今シーズンは新しいフィールドへ一歩踏み出してみませんか?ザ・ノース・フェイスの歴史が詰まったこの一着が、あなたの冬を劇的に変えてくれるはずです。
もし、より軽量なモデルや、他のシリーズとの比較が気になる場合は、ぜひ他のラインナップもチェックしてみてくださいね。理想の一着に出会えることを願っています。

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