冬キャンプの醍醐味といえば、揺らめく炎を眺めながら暖をとる薪ストーブですよね。なかでも日本が誇るアウトドアブランド、キャプテンスタッグのキャプテンスタッグ 薪ストーブ(特にKAMADOシリーズ)は、その圧倒的なコストパフォーマンスと無骨なデザインで、多くのキャンパーに愛されています。
しかし、薪ストーブデビューを飾った方の多くが直面する悩みが「火の粉」の問題です。
「せっかく買った高価なTCテントに穴が開いてしまった……」
「隣のサイトに火の粉が飛んでいかないかヒヤヒヤする」
そんな不安を抱えたままでは、せっかくのキャンプも心から楽しめません。実は、キャプテンスタッグの薪ストーブは、少しの工夫とカスタマイズで、劇的に火の粉のリスクを抑えることができるんです。
今回は、愛用のテントを守り、安全に冬キャンプを成功させるための実践的な火の粉対策について、徹底的に解説していきます。
なぜキャプテンスタッグの薪ストーブは火の粉が飛びやすいのか?
まず、敵を知ることから始めましょう。キャプテンスタッグのロングセラーモデルであるKAMADO 角型薪ストーブなどは、非常に優れた燃焼効率を誇りますが、その構造ゆえに火の粉が飛びやすい側面を持っています。
100mmという太い煙突が持つ「諸刃の剣」
一般的な小型の薪ストーブの煙突径が60mm〜80mm程度であるのに対し、キャプテンスタッグの主力モデルは100mmという太い煙突を採用しています。煙突が太いということは、それだけ空気を吸い込む力(ドラフト効果)が強いということです。
この強力な上昇気流は、薪を勢いよく燃やしてくれる一方で、燃えカスである灰や火の粉まで一緒に空高く吸い上げてしまいます。これが「火の粉噴水」の原因となるのです。
スパークアレスターの未装備
多くのモデルにおいて、標準状態では煙突の先端が開放された「ストレート」や「T字型」になっています。ここには火の粉を物理的にブロックする網(スパークアレスター)が備わっていないため、発生した火の粉がダイレクトに空へ放たれてしまいます。
テントを守るための必須カスタマイズ:ハード編
火の粉対策の基本は「物理的に止める」こと。キャプテンスタッグの100mm径という特殊なサイズに合わせたカスタマイズを紹介します。
煙突の先端にスパークアレスターを導入する
もっとも効果が高いのは、煙突の最上部に網状のパーツを取り付けることです。
- 純正・他社パーツの活用キャプテンスタッグから専用のパーツが出ていない場合でも、ホームセンター等で販売されているホンマ製作所 スパークアレスターなどの100mm径対応パーツを流用するのが定番です。
- 100均アイテムでDIYベテランキャンパーの間で有名なのが、ダイソーなどの100円ショップで手に入る「ステンレス製水切り網」や「蒸し器のパーツ」を使った自作です。これを煙突の先端にワイヤーやボルトで固定するだけで、大きな火の粉の流出を大幅にカットできます。網目が細かすぎると排気不良(逆流)の原因になるため、適度な粗さのものを選ぶのがコツです。
煙突を延長して「冷やす」
煙突が短いと、まだ熱を持って赤く光っている火の粉がそのままテントに降り注ぎます。そこで、キャプテンスタッグ 煙突 継ぎ足しパーツを購入して、煙突を高く伸ばしましょう。
煙突を長くすることで、火の粉が外に出るまでの距離が稼げます。その間に火の粉が冷却され、外に出る頃にはただの灰になっている確率が上がるのです。また、物理的にテントの幕体から排出口が遠ざかるため、ダメージのリスクは格段に下がります。
煙突の固定(ペグダウン)を忘れずに
煙突を高くしたり、先端に重いパーツを付けたりすると、風の影響を受けやすくなります。必ず煙突専用の支え(プロテクターやロープ)を使い、ペグでしっかり地面に固定してください。火の粉対策をしても、ストーブごと倒れては元も子もありません。
運用でカバー!火の粉を最小限に抑える薪の扱い方
ハードウェアの準備ができたら、次は「火の管理」です。実は、燃やし方一つで火の粉の量は劇的に変わります。
針葉樹よりも広葉樹を選ぶ
キャンプ場で安く手に入る薪の多くはスギやヒノキといった「針葉樹」です。これらは着火が良い反面、油分が多く、パチパチと爆ぜやすい性質があります。この「爆ぜ」が火の粉の正体です。
メインの燃焼には、ナラ 薪やクヌギといった「広葉樹」を使いましょう。密度が高く、じっくり静かに燃えるため、火の粉の発生を抑えつつ、長時間の暖房効果が得られます。
薪の乾燥状態をチェックする
湿った薪を無理やり燃やすと、内部の水分が急激に膨張して爆ぜ、大量の火の粉を撒き散らします。薪を購入したら、まずはストーブの周り(安全な距離)に置いて乾燥させてから投入するようにしましょう。
空気を絞りすぎない、開けすぎない
キャプテンスタッグ KAMADOには空気調節口がついています。これを全開にしてガンガン燃やすとドラフトが強まりすぎます。逆に急に閉じすぎると不完全燃焼を起こします。
適度な空気量で「安定した炎」を維持することが、もっとも火の粉を出しにくい状態です。炎が煙突の中に吸い込まれていくような状態は、火の粉が飛びやすいサインだと思ってください。
万が一に備える。周辺設備のガード術
どんなに対策をしても、火の粉を100%ゼロにするのは難しいものです。そこで「落ちてきても大丈夫な環境」を整えます。
スパッタシートを屋根に掛ける
煙突の周囲、特にテントの屋根部分にスパッタシート(防炎シート)を被せておく手法です。万が一火の粉が落ちても、シートが身代わりになってテントを守ってくれます。最近では、煙突穴があらかじめ開いている専用のガードも販売されています。
サイトの配置を工夫する
設営の際、風向きを必ずチェックしてください。風上から風下に向けて「テント→薪ストーブ(煙突)」という配置にすれば、火の粉はテントとは反対方向に飛んでいきます。お隣のサイトとの距離も十分に保つのがマナーです。
まとめ:キャプテンスタッグ薪ストーブの火の粉対策で安心の冬キャンプを
いかがでしたでしょうか。キャプテンスタッグの薪ストーブは、そのままでも素晴らしい製品ですが、ひと手間加えることで「最強の冬キャンプ相棒」へと進化します。
最後に、今回ご紹介した対策をおさらいしましょう。
- 物理的な対策: スパークアレスターを装着し、煙突を延長して火の粉の出口を遠ざける。
- 燃料の選択: しっかり乾燥した広葉樹をメインに使い、爆ぜを最小限に抑える。
- 事前の防御: スパッタシート等を活用し、万が一の落下に備える。
キャプテンスタッグ 薪ストーブを正しく使いこなし、火の粉対策を万全にすることで、テントに穴を空ける心配をせずに、あの温かく幸せな時間を過ごすことができます。
自然の中での火遊びは、何よりも「安全」が第一です。しっかり準備を整えて、最高のストーブライフを楽しんでくださいね!
キャプテンスタッグ薪ストーブの火の粉対策、まずは身近なカスタマイズから始めてみてはいかがでしょうか?

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