キャンプ好きなら誰もが一度はお世話になったことがあるであろう「鹿番長」ことキャプテンスタッグ。手頃な価格でタフに使えるギアが揃っていて、キャンプ場で見かけない日はありませんよね。
最近のアウトドアブームを受けて「これだけ人気なら、キャプテンスタッグの株を買って応援したい!」「株主優待でキャンプ道具がお得に手に入るかも?」と考える方が増えています。
しかし、いざ証券口座で検索してみても、なぜかキャプテンスタッグの名前が出てこない……。そんな疑問を抱えている方のために、キャプテンスタッグの株式に関する真実と、投資家としてどう向き合うべきかを詳しく紐解いていきます。
キャプテンスタッグの株は買える?上場状況の真実
結論からお伝えすると、2026年現在、キャプテンスタッグ株式会社の株を一般の個人投資家が購入することはできません。なぜなら、キャプテンスタッグは証券取引所に上場していない「非上場企業」だからです。
キャンプ用品のラインナップは膨大で、ホームセンターに行けば必ずと言っていいほどコーナーが設けられています。それほどの大企業であれば上場していてもおかしくないと感じますが、実はそうではありません。
もともとキャプテンスタッグは、キッチン用品メーカーとして知られるパール金属株式会社のアウトドア部門として誕生しました。2012年に分社化されましたが、現在もパール金属のグループ企業という立ち位置です。そして、親会社であるパール金属もまた、上場していない非上場企業なのです。
どんなに業績が良くても、会社が株式を一般に公開していなければ、私たちは株主になることができません。そのため、現在のところ証券会社を通じて「キャプテンスタッグの株主」になる道は閉ざされているのが現状です。
親会社のパール金属も非上場!その理由と背景
「キャプテンスタッグがダメなら親会社のパール金属の株を……」と考えた方もいるかもしれませんが、前述の通りパール金属も非上場を貫いています。
新潟県三条市に拠点を置くパール金属は、フライパンや圧力鍋などの家庭用品で圧倒的なシェアを誇る優良企業です。これほどの規模がありながら上場しない理由は、独自の経営スタイルにあると考えられます。
上場すると、株主から利益の還元や短期間での成長を強く求められるようになります。一方で非上場であれば、短期的な利益に左右されず、長期的な視点でじっくりと商品開発に取り組むことができます。
キャプテンスタッグが「使いやすくて買いやすい」という、ユーザーに寄り添った価格設定を維持できているのも、外部の株主の声に振り回されない独立した経営環境があるからかもしれません。ファンとしては少し寂しいですが、ブランドの質を守るための選択と言えるでしょう。
株主優待でキャンプ用品をもらう夢は叶うのか
投資家にとって最大の楽しみの一つが「株主優待」ですよね。もしキャプテンスタッグが上場していたら、キャプテンスタッグ アルミロールテーブルのような人気商品が優待品としてもらえたり、割引券が届いたりしたかもしれません。
残念ながら、非上場である以上、公式な株主優待制度は存在しません。SNSなどで「キャンプ用品の優待が届いた」という投稿を見かけることがありますが、それはおそらく他の上場しているアウトドア関連企業の優待である可能性が高いです。
キャプテンスタッグの商品を少しでもお得に手に入れたいのであれば、株主優待に代わる手段として、ふるさと納税を活用するのが賢い選択です。本社のある新潟県三条市では、返礼品としてキャプテンスタッグのギアを多数用意しています。実質的な負担を抑えつつ、自治体を通じて企業を応援できるため、投資に近い感覚で利用できるおすすめの方法です。
キャプテンスタッグに投資できない代わりに注目すべき関連銘柄
「どうしてもアウトドア関連の株を持って、業界の盛り上がりを共有したい!」という方のために、キャプテンスタッグの代わりに検討すべき上場企業を紹介します。
まずは、作業服の枠を超えてアウトドア市場を席巻しているワークマン(7564)です。低価格で高機能なキャンプギアを次々と投入しており、キャプテンスタッグの強力なライバルと言えます。全国に店舗があるため、業績の推移も追いやすい銘柄です。
次に、スポーツ用品大手のゼビオホールディングス(8281)やアルペン(3028)も外せません。これらの大型店舗内には、キャプテンスタッグの特設コーナーが設置されていることが多く、販売側としての恩恵を受けています。特にアウトドア特化型の店舗を展開している企業は、業界全体のトレンドを反映しやすいのが特徴です。
また、キャプテンスタッグ カマド スマートグリルのようなヒット商品がどのような店舗で売れているかを観察することで、小売企業の株価を予想するヒントになるかもしれません。
鹿番長の将来性は?非上場だからこその強みと今後
キャプテンスタッグは、単なるキャンプブランドの枠を超えて進化を続けています。最近では、災害時に役立つ「防災」の観点から自社製品を再定義し、自治体との連携を強めています。
アウトドア用品は、テントや寝袋、コンロなど、そのまま避難生活で役立つものばかりです。この「キャンプ×防災」という視点は、地震などの災害が多い日本において非常に安定した需要を生み出します。ブームが去った後も生き残るブランドとしての強さがここにあります。
また、自転車用品やカヌー、さらにはアパレル展開など、ブランドロゴである「牡鹿(鹿番長)」を冠したライフスタイル全般への進出も目立ちます。上場企業のような華やかさはありませんが、着実に、そして多角的に事業を広げている姿勢には目を見張るものがあります。
投資家として「株を買う」ことはできませんが、製品を購入して使い倒すことで、その優れたビジネスモデルを肌で感じることができる。それもまた、一つの応援の形ではないでしょうか。
まとめ:キャプテンスタッグの株は買える?親会社パール金属の株価や投資方法を徹底解説!
ここまで見てきた通り、キャプテンスタッグおよび親会社のパール金属は非上場企業であり、証券市場で株を買うことはできません。
しかし、株価や配当という形ではなくても、私たちはこの素晴らしいブランドを応援することができます。日々のキャンプでキャプテンスタッグ キャンプマットを使い、その快適さを広めること。あるいは三条市へのふるさと納税を通じて地域貢献に繋げること。これらはすべて、広い意味での「投資」と言えるでしょう。
今後、もしもキャプテンスタッグが上場を目指すというニュースが飛び込んできたら、それは間違いなく投資家たちの間で大きな話題となるはずです。その時が来るまで、今は一人のファンとして、コストパフォーマンスに優れた最高のギアをフィールドで使い倒しましょう。
キャプテンスタッグの株について知ることは、日本のものづくりの姿勢や、キャンプ業界の構造を深く理解することに繋がります。あなたのキャンプライフと投資の視点が、この記事によってより豊かなものになれば幸いです。

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