キャンプの夜を優しく、そして力強く照らしてくれるガスランタン。なかでも日本を代表するアウトドアブランド、キャプテンスタッグのランタンを愛用している方は多いですよね。
でも、初心者の方が最初につまずきやすいのが「マントル」の存在です。「どうやって取り付けるの?」「空焼きって何?」「どれを買えばいいの?」と、疑問が尽きないパーツでもあります。
今回は、キャプテンスタッグのランタンを120%使いこなすために欠かせない、マントルの選び方から失敗しない空焼きのコツまで、徹底的に解説していきます。この記事を読めば、マントルへの苦手意識がなくなって、夜のキャンプがもっと楽しみになりますよ。
そもそもマントルって何?なぜ必要なの?
ガスランタンやガソリンランタンを使おうとして、初めて「マントル」という白い網袋を見たとき、「これがどうして光るの?」と不思議に思った方もいるはずです。
実は、ガスそのものは燃えても青白い炎が出るだけで、周囲を照らすほどの明るさは持っていません。そこで登場するのがマントルです。マントルは合成繊維の網に特殊な薬品が染み込ませてあるもので、これを「空焼き」して灰状にし、そこにガスの炎を当てることで白熱光を放つ仕組みになっています。
いわば、ランタンにとっての「電球」のような役割を果たしているのがマントルなんです。
キャプテンスタッグのランタンマントルの種類と選び方
キャプテンスタッグからは、複数のサイズのマントルが発売されています。自分の持っているランタンに合わないサイズを選んでしまうと、うまく光らなかったり、熱でホヤ(ガラス)が割れてしまったりすることもあるので、正しい選び方を知っておきましょう。
迷ったらこれ!型番別の適合表
キャプテンスタッグのマントルは、基本的に「L・M・S」のサイズ展開になっています。
- マントル Lサイズ 3枚組(UF-6)大型のガスランタンに使用します。圧倒的な光量が必要なメインランタンにはこれです。キャプテンスタッグ マントル L
- マントル Mサイズ 3枚組(UF-7)中型ランタン用の標準的なサイズです。最も汎用性が高く、多くのキャプテンスタッグ製ランタンで採用されています。キャプテンスタッグ マントル M
- マントル Sサイズ 3枚組(UF-8)テーブルの上を照らすような小型ランタン用です。コンパクトなモデルをお持ちの方はこちらを選びましょう。キャプテンスタッグ マントル S
純正品を選ぶメリット
他社製の安いマントルも市販されていますが、キャプテンスタッグのランタンには純正品を使うことを強くおすすめします。
理由は、バーナーヘッド(ガスが出る部分)の形にぴったり合うように設計されているからです。マントルがヘッドにしっかり固定されていないと、空焼きをした後にすぐ脱落してしまい、せっかくの作業が無駄になってしまいます。
また、キャプテンスタッグのマントルは3枚セットで販売されていることが多く、1枚あたりのコストパフォーマンスが非常に高いのも魅力ですね。
失敗しないマントル取り付けの事前準備
マントルを袋から出して、すぐに取り付けて火をつける……。実はこれ、失敗のもとなんです。空焼きを成功させるためには、ちょっとした「仕込み」が必要です。
1. マントルの形を整える
袋から出したばかりのマントルは、ペタンコに潰れて折り目がついています。このまま空焼きすると、焼き上がりの形がいびつになり、明るさにムラが出てしまいます。
まずは指をマントルの中に優しく入れて、ふんわりと丸い形に広げてあげましょう。この一手間だけで、焼き上がりの美しさが劇的に変わります。
2. 紐の結び方にこだわる
マントルをバーナーヘッドの溝にセットしたら、付属の紐をしっかり結びます。このとき、紐の余った部分は5mm程度残してハサミでカットしてください。
紐が長すぎると、空焼きした後にその紐がマントル本体に干渉して、せっかく灰状になったマントルを突き破ってしまうことがあるからです。
プロが教える「空焼き」を成功させる5つのステップ
さあ、いよいよ本番の「空焼き」です。マントルを燃やして灰にする作業ですが、ここが一番緊張するポイントですよね。
ステップ1:無風の場所を確保する
空焼き中のマントルは、例えるなら「綿菓子」のように脆い存在です。少しの風でも揺れると、破れたり形が崩れたりします。必ず風のない場所で行いましょう。屋外なら、ランタンの風防を立てるか、大きな箱などで囲いを作るのがコツです。
ステップ2:下から火をつける
ライターやマッチを使い、マントルの下の方から火をつけます。このとき、一箇所だけに火を当てるのではなく、円を描くように全体へ火を回していくのが理想的です。
ステップ3:ガスは出さない
よくある間違いが、ガスを出しながら火をつけること。これでは空焼きではなく、ただの不完全燃焼になってしまいます。空焼きの段階では、ガスは一切出さず、マントル自体の繊維が燃えるのをじっと待ちます。
ステップ4:完全に真っ白になるまで待つ
火がつくと煙が出て、マントルは一時的に真っ黒になります。不安になるかもしれませんが、そのまま見守ってください。徐々に色が白く変わり、サイズがキュッと小さくなっていきます。
全体がムラなく「真っ白」になったら成功です。
ステップ5:ホヤを慎重に戻す
空焼きが終わったマントルは、触れたら最後、一瞬で粉々になります。ホヤ(ガラス)を戻すときに、マントルにぶつけないよう、全神経を集中させて慎重にセットしましょう。
マントルが光る瞬間!初めての点火手順
空焼きが完了し、ホヤをセットしたらいよいよ点火です。
- ガスつまみを少しずつ回して、シューという音がしたら点火装置(イグナイター)を押します。
- 「ボンッ」という音とともに、マントルが眩いばかりの光を放ちます。
- 最初はガスの量を控えめにし、マントルが安定して膨らむのを確認してから、徐々に光量を上げていきましょう。
この瞬間、キャンプサイトがパッと明るくなる感覚は、一度味わうと病みつきになります。LEDランタンにはない、本物の火だけが持つ温もりを感じるはずです。
知っておきたいマントルの寿命と交換のタイミング
「マントルって一度空焼きしたらどのくらい持つの?」というのは、多くのキャンパーが抱く疑問です。
結論から言うと、穴が開かない限りはずっと使えます。ただし、空焼き後のマントルは非常に脆いため、何らかの理由で破損することが多いです。
こんなときはすぐに交換!
- 小さな穴が開いた:「これくらい大丈夫だろう」と放っておくのは危険です。穴からジェット噴射のように強い炎が漏れ出し、ホヤの特定の一箇所を熱し続けてしまいます。これが原因でキャプテンスタッグ ランタン ホヤが割れてしまう事故が多発しています。
- 移動中の振動で崩れた:キャンプ場へ行く途中の車の振動で、マントルが落ちてしまうことがあります。設営時にランタンの中を覗いて、形が崩れていたら迷わず交換しましょう。
予備は必ず3枚以上持っておこう
キャンプ場に到着してマントルが壊れていたとき、予備がないと夜は真っ暗闇で過ごすことになります。マントルは非常にコンパクトで荷物になりません。常にキャプテンスタッグ マントルの予備をケースの中に忍ばせておくのが、デキるキャンパーの嗜みです。
キャプテンスタッグのランタンを長持ちさせる保管のコツ
マントルをできるだけ壊さずに、お気に入りのランタンを長く使うための保管術をお伝えします。
専用ケースの活用
ランタンをそのまま車に積み込むのはNGです。専用のハードケースか、クッション性の高いソフトケースに入れましょう。このとき、ランタンがケースの中で動かないように隙間をタオルなどで埋めておくと、マントルへの衝撃をさらに和らげることができます。キャプテンスタッグ ランタンケースを活用しましょう。
湿気からマントルを守る
未使用のマントルは、湿気に弱いです。湿気を吸ってしまうと空焼きがうまくいかないことがあります。予備のマントルは、購入時の袋のままではなく、ジップロックのような密閉袋に入れて保管するのがベストです。
意外な落とし穴?マントルがいらないランタンもある
ここで一つ注意点があります。キャプテンスタッグで人気の「オイルランタン」や「キャンドルランタン」には、マントルは必要ありません。
- オイルランタン:パラフィンオイルや灯油を燃料とするランタンです。こちらは「芯(ウィック)」に火を灯すタイプなので、マントルは使いません。キャプテンスタッグ オイルランタン
- ガスランタンでもマントル不要なモデル:最近流行している、キャンドルのような揺らぎを楽しむ「リトルランプ」系もマントルを使いません。
自分が持っているランタンが「マントルを必要とするタイプ(ガス発光式など)」かどうか、事前に確認しておきましょう。
キャンプの夜を彩る、キャプテンスタッグのある風景
マントルの取り扱いに慣れてくると、ランタンへの愛着がぐっと深まります。
シュンシュンというガスが流れる音、マントルが放つ温かいオレンジ色の光。そして、自分で丁寧に空焼きしたという達成感。これこそが、アナログなランタンを使う最大の醍醐味です。
キャプテンスタッグの製品は、どれも質実剛健で使いやすく、それでいて手に入れやすい価格なのが嬉しいですよね。マントルも同様に、私たちのキャンプライフを影で支えてくれる心強い味方です。
キャプテンスタッグのランタン用マントル完全ガイド!選び方や空焼きのコツのまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、キャプテンスタッグのランタンを愛用するなら絶対に知っておきたい、マントルの知識を凝縮してお届けしました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 自分のランタンに合ったサイズ(UF-6/7/8)を正しく選ぶ。
- 取り付け前に形を整え、余分な紐はカットする。
- 空焼きは「無風」の場所で、ガスを出さずに真っ白になるまで焼く。
- 穴が開いたらホヤが割れる前にすぐに交換する。
- 予備のマントルは常に複数枚持ち歩く。
マントルは、確かに手間のかかるパーツかもしれません。でも、その手間をかけた分だけ、キャンプの夜は特別なものになります。
次のキャンプでは、ぜひ自分で完璧な空焼きを成功させて、最高に輝くキャプテンスタッグのランタンの下で、素敵な時間を過ごしてくださいね。
この記事が、あなたのキャンプライフをより明るく照らすヒントになれば幸いです。
キャプテンスタッグ ガスランタンキャプテンスタッグのランタン用マントル完全ガイド!選び方や空焼きのコツを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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