キャンプの夜、お気に入りのランタンに火を灯す瞬間は最高に贅沢な時間ですよね。でも、そんな楽しいひとときを暗転させるのが「ホヤ(グローブ)の破損」というトラブルです。
うっかり落としてしまったり、急激な温度変化でヒビが入ってしまったり……。特に鹿番長の愛称で親しまれるキャプテンスタッグのランタンユーザーにとって、ホヤの買い替えや互換性の悩みは避けて通れない道かもしれません。
今回は、キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オイルランタンを愛用する皆さんのために、ホヤの種類から選び方、さらには他社製品との互換性まで、知っておきたい情報をすべてまとめました。これを読めば、もうホヤ選びで迷うことはありません。
そもそもランタンのホヤとは?なぜ重要なのか
ランタンの火を囲むガラスの部分を「ホヤ」と呼びます。単なる風よけだと思われがちですが、実はランタンの性能を維持するために非常に重要な役割を担っています。
まず第一の役割は、安定した燃焼を助けることです。野外では常に風が吹いていますが、ホヤがあることで直接火に風が当たるのを防ぎ、燃焼に必要な空気の流れをコントロールしてくれます。もしホヤにヒビが入っていたり、隙間があったりすると、炎が安定せず煤(すす)が出やすくなってしまいます。
第二の役割は、周囲への安全性確保です。むき出しの火は非常に危険ですが、耐熱ガラスであるホヤがあることで、うっかり手が触れても直接火傷するリスクを軽減してくれます。
キャプテンスタッグの製品はコストパフォーマンスに優れていますが、ホヤはガラス製品。どんなに丁寧に扱っていても、寿命や事故での破損はつきものです。いざという時に焦らないよう、自分の持っているモデルに合うホヤを把握しておくことが、キャンプを継続的に楽しむコツと言えます。
キャプテンスタッグ製ホヤのサイズラインナップを把握しよう
キャプテンスタッグから発売されているオイルランタンには、大きく分けて3つのサイズが存在します。ホヤを新調する際は、まず自分の持っているランタンがどのサイズに該当するかを正確に知る必要があります。
1. 小サイズ(ミニサイズ)のホヤ
ソロキャンプやテーブルランタンとして人気の高い、最もコンパクトなモデル用です。
主な対応本体はキャプテンスタッグ CS オイルランタン 小などです。
このサイズは非常に可愛らしく、持ち運びにも便利ですが、ガラス自体が薄いため、パッキングの際の圧迫で割れてしまうケースが散見されます。専用の交換用ホヤも「小」として販売されているので、間違えないように注意しましょう。
2. 中サイズのホヤ
最も普及しているスタンダードなサイズです。キャンプ場で一番よく見かけるのがこのタイプではないでしょうか。
対応本体はキャプテンスタッグ CS オイルランタン 中です。
流通量が多いため、替えのホヤも手に入りやすく、後述する他社製ランタンとの互換性についても話題にのぼりやすいのがこの「中」サイズです。
3. 大サイズのホヤ
圧倒的な存在感と光量を誇る、大型モデル用です。
対応本体はキャプテンスタッグ CS オイルランタン 大。
ホヤ自体の体積も大きく、予備として持ち運ぶには少しかさばりますが、ファミリーキャンプなどでメインランタンとして使用している場合は、万が一に備えてストックを持っておくと安心です。
気になる他社製ランタンとの互換性について
多くのキャンパーが抱く疑問が、「キャプテンスタッグのホヤは、デイツやフュアハンドに使えるのか?」という点です。結論から言うと、中サイズに関しては非常に高い互換性を持っています。
フュアハンドとの互換性
世界的に有名なFEUERHAND(フュアハンド) ランタン 276。このホヤが割れてしまった際、実はキャプテンスタッグの「中サイズ」のホヤが代用品としてぴったり収まることが多いのです。
純正のホヤが品薄だったり、少しでも安く抑えたいというユーザーの間では、あえてキャプテンスタッグのホヤを装着するというのが一種の裏技として知られています。
デイツとの互換性
こちらも定番のDIETZ(デイツ) ハリケーンランタン 78。デイツの76番や78番といったモデルも、キャプテンスタッグの中サイズホヤとほぼ同寸法です。
ただし、これらはあくまでメーカー非推奨の「自己責任」での使用となります。数ミリの個体差でガタつきが生じたり、耐熱性能に微妙な違いがあったりすることもあるため、装着した後は必ず安定して固定されているか確認してから点火するようにしてください。
ホヤを長く使うためのメンテナンスと煤対策
「ホヤが真っ黒になって、明かりが暗くなってしまった」
これはオイルランタン初心者の方が必ずと言っていいほど直面する悩みです。この黒い汚れの正体は、不完全燃焼によって発生した煤です。
煤が付着する最大の原因は、芯を出しすぎていることにあります。大きな炎を作ろうとして芯を上げすぎると、酸素の供給が追いつかずに煤が発生し、ホヤの内側にこびりつきます。炎の形が綺麗な「フィッシュテール(魚の尻尾のような形)」になる程度の高さに調整するのが、ホヤを綺麗に保つ秘訣です。
もし汚れてしまったら、以下の手順で掃除しましょう。
- ランタンが完全に冷めていることを確認する。
- ホヤを取り外し、乾いた柔らかい布やキッチンペーパーで拭き取る。
- 汚れがひどい場合は、中性洗剤をつけたスポンジで優しく洗う。
ここで絶対にやってはいけないのが、熱い状態のホヤを水につけることです。耐熱ガラスとはいえ、急激な温度変化には弱いため、一瞬でパリンと割れてしまいます。撤収作業を急いでいるときこそ注意が必要です。
ホヤを割らないための運搬術
キャンプ場への移動中、振動や衝撃でホヤが割れてしまうのは本当にもったいないことです。多くのキャンパーは工夫して衝撃から守っています。
最も効果的なのは、専用の収納ケースを使用することです。キャプテンスタッグ ランタンケースのようなクッション性のあるバッグに入れ、さらにホヤの内部に隙間を埋めるための緩衝材(プチプチやキッチンペーパー)を詰めておくと、ガラスの遊びがなくなって破損リスクが激減します。
また、100円ショップで売られているクッションケースや、厚手の靴下をカバー代わりにするというアイデアもあります。ちょっとしたひと工夫で、ホヤの寿命は格段に延びるのです。
万が一の時に!ホヤの交換手順をマスターしよう
ホヤが割れてしまったとき、あるいは新しいホヤに交換したいときのために、手順を整理しておきましょう。構造を知っていれば、ものの1分で完了します。
- 本体上部の「トップリング」を真上に引き上げます。これにより、ホヤを上から押さえているパーツがフリーになります。
- ホヤを保護している「ホヤガード」のレバーを操作し、ガード全体をサイドに倒します。
- ホヤが露出するので、ゆっくりと取り出します。この際、割れたガラスで手を切らないよう、必ず手袋を着用してください。
- 新しいホヤを台座にセットし、逆の手順で元に戻します。
非常にシンプルな構造ですが、無理に力を入れるとフレームを歪めてしまう可能性があります。スムーズに動かないときは、どこか引っかかっていないか目視で確認しながら進めましょう。
カスタムホヤで自分だけのランタンを楽しむ
最近では、純正のクリアなホヤだけでなく、見た目を変えるためのカスタムホヤも注目されています。
たとえば、表面に特殊な加工が施されたキャプテンスタッグ オイルランタン用 交換ホヤ シルバーなどは、消灯時もおしゃれなインテリアとして映えます。
また、サードパーティ製になりますが、ホヤに模様がエッチングされたものや、色付きのアンバーガラスなども販売されています。これらはキャプテンスタッグのランタンを手軽にドレスアップできるアイテムとして人気です。
「キャンプサイトの雰囲気を少し変えたいな」と思ったら、本体を買い換えるのではなく、ホヤを交換してみるというのも賢い選択肢の一つです。
100均や身近なもので代用できる?
検索などで「ランタン ホヤ 代用 100均」といった言葉を見かけることがありますが、これには注意が必要です。
確かにサイズが似た瓶やグラスは見つかるかもしれませんが、一般的なガラスは直火の熱に耐えられるようには作られていません。点火して数分後に破裂し、火が周囲に飛び散る危険性があります。
キャプテンスタッグの交換用ホヤは、数百円から千円程度と非常にリーズナブルです。安全性を考えれば、必ず専用の耐熱ガラス製ホヤを購入するようにしましょう。
キャプテンスタッグのランタンホヤ完全ガイド!種類・互換性・交換方法を徹底解説のまとめ
いかがでしたでしょうか。キャプテンスタッグのランタンは、そのタフさと使い勝手の良さで多くのファンを魅了しています。その心臓部とも言える炎を守るのが、今回ご紹介した「ホヤ」です。
ホヤの種類とサイズを正しく理解し、適切なメンテナンスを行うことで、あなたのランタンはより長く、より美しい光を放ち続けてくれます。もし割れてしまっても、互換性のあるパーツが豊富に揃っているのも、このブランドを選ぶ大きなメリットです。
最後にポイントをおさらいしましょう。
- サイズは「小・中・大」の3種類。自分のモデルを確認すること。
- 中サイズはフュアハンドやデイツとの互換性が高い。
- 煤汚れは芯の調整で防げる。掃除は必ず冷めてから。
- 持ち運びはケースと緩衝材で保護を徹底する。
キャプテンスタッグ ランタン ホヤを手元に予備として一つ持っておくだけで、キャンプ当日のトラブルにも余裕を持って対応できるようになります。
道具を愛し、手入れをすることもキャンプの醍醐味。新しいホヤで、今夜も最高の焚き火タイムを楽しんでくださいね。

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