キャンプの夜を優しく照らしてくれるオイルランタン。なかでも「鹿番長」の愛称で親しまれるキャプテンスタッグのランタンは、初心者からベテランまで愛用者が多い名品です。
しかし、キャンプ場でうっかり倒してしまったり、片付けの最中にぶつけたりして、ホヤ(グローブ)を割ってしまった経験はありませんか?「せっかくのキャンプなのに、もう使えないの?」と落ち込む必要はありません。
今回は、キャプテンスタッグのランタンホヤが割れた時の対処法から、気になる他社製品との互換性、さらには雰囲気をガラリと変えるカスタムホヤの選び方まで、徹底的に解説します。
なぜキャプテンスタッグのホヤは割れる?主な原因と予防策
ランタンのホヤは耐熱ガラスで作られていますが、それでも「ガラス」であることに変わりはありません。キャンプという過酷な環境下では、ちょっとした不注意が破損につながります。
もっとも多い原因は、移動中の振動や衝撃です。コンテナの中に裸のまま入れておくと、他のギアとぶつかってヒビが入ることがあります。必ず専用の収納ケースに入れるか、購入時の外箱を活用しましょう。
次に多いのが「ヒートショック(急激な温度変化)」です。燃焼中の熱いホヤに冷たい水滴がかかったり、冬のキャンプで氷の上に直接置いたりすると、温度差に耐えられずパリンと割れてしまいます。雨が降りそうなときはタープの下へ移動させるなど、水濡れには細心の注意を払いましょう。
また、芯を出しすぎて炎を大きくしすぎるのも危険です。炎がホヤに直接当たると、その部分だけが異常に高温になり、割れや激しい煤(すす)の原因になります。炎の高さは2cm程度に保つのが、ホヤを長持ちさせる秘訣です。
キャプテンスタッグ純正ホヤのサイズラインナップを知る
キャプテンスタッグのオイルランタンには、大きく分けて「大・中・小」の3サイズがあります。ホヤを買い替える際は、自分の持っているモデルがどれに該当するかを正確に把握する必要があります。
オイルランタン<中>サイズ(Mサイズ)
もっとも普及しているサイズです。キャプテンスタッグ オイルランタン 中は、ファミリーキャンプからソロキャンプまで幅広く使われています。替えのホヤも入手しやすく、ホームセンターなどでも見かけることが多い定番品です。
オイルランタン<小>サイズ(Sサイズ)
ソロキャンパーに人気のコンパクトモデルです。テーブルの上に置いても邪魔にならず、サブランタンとして重宝されます。ホヤも小さく可愛らしいサイズですが、中サイズと間違えて購入しないよう注意が必要です。
オイルランタン<大>サイズ(Lサイズ)
圧倒的な存在感と光量を誇る大型モデルです。広いサイトを照らすメインランタンとして活躍します。このサイズのホヤは取り扱い店舗が限られる場合があるため、ネット通販でのストック確保がおすすめです。
気になる他社製ホヤとの互換性!デイツやフュアーハンドは使える?
キャプテンスタッグのユーザーが一番気になるのが、「他社のホヤは使えるのか?」という点でしょう。特に、ドイツの老舗フュアーハンドや、アメリカのデイツのホヤとの互換性についてです。
結論から言うと、キャプテンスタッグ オイルランタン 中サイズであれば、フュアーハンド276やデイツ78のホヤとサイズが非常に近いため、装着できるケースが多いです。
ただし、メーカーが推奨しているわけではありません。数ミリの誤差によってホヤを固定するレバーのテンションが強すぎたり、逆にガタついたりすることもあります。無理に装着すると、点火中にガラスが膨張した際に逃げ場がなくなり、破損するリスクがあることは覚えておきましょう。
あえて他社製を選ぶメリットとしては、デイツなどのロゴが入ったガラスを楽しむといった「ブランドミックス」の遊び心にあります。しかし、安全性とフィット感を最優先するなら、やはり純正のスペアパーツを選ぶのが正解です。
雰囲気が激変!アンバーやアンティークホヤへの交換がおすすめ
最近のキャンプトレンドとして、単なる修理目的ではなく「カスタム」としてホヤを交換する人が増えています。キャプテンスタッグからも、標準のクリアガラスとは異なる魅力的なホヤがリリースされています。
特におすすめなのが「アンバー(琥珀色)」のホヤです。通常の白い光に比べて、より温かみのあるオレンジ色の光が広がり、キャンプサイトの雰囲気が一気に幻想的になります。また、アンバーの光は虫が寄りにくいという実用的なメリットもあります。
他にも、ガラスの表面に波打つような加工が施された「アンティーク」調のホヤもあります。炎が揺らぐたびに、周囲に映し出される影が複雑に変化し、眺めているだけで飽きません。
キャプテンスタッグの本体はリーズナブルなので、こうしたカスタムホヤを数種類持っておき、その日の気分やサイトのテーマに合わせて着せ替えるのも、大人のキャンプの楽しみ方と言えるでしょう。
ホヤが煤で真っ黒に!正しい掃除方法とメンテナンス
オイルランタンを使っていると、どうしても避けて通れないのがホヤの「煤(すす)汚れ」です。炎が大きすぎたり、燃料の質が悪かったりすると、あっという間に内側が黒くなってしまいます。
煤がついたまま放置すると、光が遮られるだけでなく、ガラスに汚れが焼き付いて落ちにくくなります。キャンプから帰ったら、こまめにメンテナンスを行いましょう。
掃除の基本は、乾いた柔らかい布で拭き取ることです。マイクロファイバークロスを使うと、ガラスを傷つけずに効率よく煤を落とせます。
もし油分を含んだ頑固な汚れがある場合は、家庭用の中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく洗いましょう。この時、研磨剤入りのスポンジやクレンザーは絶対に使わないでください。ガラスに目に見えない細かな傷がつき、次に熱が入った時に割れる原因になります。
洗った後は、水滴が残らないように完全に乾燥させます。水分が残ったまま点火すると、その部分だけ温度が上がりにくくなり、歪みが生じて割れることがあるからです。
割れたホヤを交換する際の手順と注意点
いざ新しいホヤに交換する際、慣れていないと「どうやって外すの?」と戸惑うかもしれません。
- まず、ランタン上部の「トップフード(煙突部分)」を上に引き上げます。
- その状態でホヤを横に倒すと、固定されているフレームから外すことができます。
- 新しいホヤを逆の手順でセットします。
この時、素手で新しいホヤをベタベタ触りすぎないようにしましょう。手の脂がついた状態で熱が入ると、その部分が焼き付いてシミになることがあります。気になる場合は、薄手の作業手袋を着用するか、装着後にアルコールを含ませた布でサッと拭き取ると綺麗に仕上がります。
また、交換時には「芯の状態」も一緒にチェックしましょう。芯が斜めに切れていたり、焦げ付いていたりすると、綺麗な炎の形にならず煤が出やすくなります。先端を平らにカットするだけで、ホヤの汚れを劇的に減らすことができます。
ガスランタンのホヤはオイル用とは別物?
キャプテンスタッグには、オイルランタン以外にガスランタンもラインナップされています。例えばキャプテンスタッグ ガスランタン Mなどのモデルです。
注意したいのは、オイルランタン用とガスランタン用のホヤは、全くの別物であるという点です。ガスランタンはマントルという網を燃焼させるため、オイルランタンよりもはるかに高温になります。そのため、より高い耐熱性能を持った専用のグローブが必要です。
ガスランタンのホヤを割ってしまった場合は、必ずそのモデルの型番に適合する専用スペアパーツ(例:キャプテンスタッグ 交換用グローブ)を探してください。「形が似ているから」とオイル用のホヤを流用するのは、爆発や炎上の恐れがあり非常に危険です。
キャプテンスタッグのランタンホヤ完全ガイド!割れた時の交換や互換性は?
ここまでキャプテンスタッグのホヤについて詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
お気に入りのランタンが割れてしまうとショックですが、それは新しいスタイルに挑戦するチャンスでもあります。純正のクリアホヤで清潔感を保つのも良し、アンバーホヤでヴィンテージな雰囲気を演出するのも良し。
もしもの時のために、自分のランタンのサイズに合った予備のホヤを一つ用意しておくと、キャンプ場でのアクシデントにも余裕を持って対応できます。
正しい知識と少しのメンテナンスで、キャプテンスタッグのランタンは一生モノの相棒になってくれます。今夜も美しい炎をホヤの中に灯して、最高の焚き火時間を楽しみましょう。

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