キャンプを始めようと思ったとき、真っ先に揃えるべきアイテムの一つが寝袋(シュラフ)ですよね。でも、アウトドアショップやネット通販を覗くと、数千円から数万円まで価格帯がバラバラで「結局どれを選べばいいの?」と頭を抱えてしまう方も多いはず。
そんなビギナーの方にとって、救世主とも言える存在がキャプテンスタッグの「フェレール 封筒型シュラフ1200」です。
圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、ホームセンターなどでもよく見かけるこのモデル。実際のところ、寝心地はどうなのか?キャンプ場の夜でも寒くないのか?気になる連結のやり方からメンテナンス方法まで、ユーザーが知りたいポイントを徹底的に深掘りしていきます。
キャプテンスタッグのフェレールが選ばれる理由
数ある寝袋の中で、なぜフェレール 封筒型シュラフがこれほどまでに支持されているのでしょうか。その理由は、一言で言えば「安心感のある安さ」にあります。
キャンプ道具をゼロから揃えるとなると、テント、タープ、焚き火台、ランタン……と出費が重なります。寝袋にかけられる予算が限られる中で、信頼できる国内メーカーであるキャプテンスタッグの製品が3,000円前後で手に入るのは、初心者にとって非常に大きなメリットです。
また、形が「封筒型」であることもポイントです。マミー型(人型)のように体が密着しすぎないため、普段布団で寝ている感覚に近く、寝返りも打ちやすい。この「圧迫感のなさ」が、キャンプに慣れていない人でもぐっすり眠れる理由になっています。
気になるスペックと使用温度の目安
フェレールのスペックを確認すると、使用温度目安は約12℃からとなっています。ここで注意したいのが、この温度表記の見方です。
一般的に、寝袋に記載されている温度は「その温度までなら死なない」という限界値に近いものもあれば、「快適に眠れる」基準のものもあります。キャプテンスタッグの12℃という表記は、あくまで目安。実際に快適に眠るためには、プラス5℃から10℃程度の余裕を見ておくのがセオリーです。
つまり、フェレールが最も活躍するのは、初夏から夏、そして秋の初め頃までの平地のキャンプ場です。標高の高いキャンプ場や、10月以降の冷え込む時期にこれ一枚で挑むと、夜中に寒さで目が覚めてしまうかもしれません。
中綿には「ホローファイバー」という中空状のポリエステル繊維が1200g詰められています。この繊維が空気を蓄えることで、安価ながらもしっかりとしたクッション性と保温性を生み出しています。
実際の寝心地と肌触りはどう?
寝袋を選ぶ上で、肌触りは非常に重要です。フェレールの表地と裏地にはポリエステル100%の素材が使われています。
触った感覚は、さらさらとした「シャカシャカ系」の質感。吸水速乾性に優れているため、夏場の汗ばむ時期でもベタつきにくいのが特徴です。一方で、コットンのようなしっとりとした柔らかさを求める人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
寝心地については、中綿が1200gと多めに入っているため、地面の凹凸を多少和らげてくれる厚みがあります。もちろん、寝袋だけで地面に寝るのは痛いので、キャンプマットを下に敷くのが大前提ですが、エントリーモデルとしては十分なボリューム感と言えるでしょう。
また、幅が80cmとゆったり設計なのも嬉しいポイント。大人の男性が中に入っても肩周りにゆとりがあり、窮屈さを感じにくいのがフェレールの良さです。
家族で使える!連結の仕方をマスターしよう
フェレールの大きな魅力の一つが、2枚を連結して大きな1枚の寝袋として使えることです。小さなお子さんがいるファミリーキャンプでは、バラバラで寝るよりも連結して添い寝ができる方が、子供も安心して眠れますよね。
連結の仕方は至ってシンプル。同じフェレールを2枚用意し、それぞれのファスナーを全開にします。そして、2枚を重ね合わせるようにして、一方のファスナーの端をもう一方のスライダーに差し込んで閉じていくだけです。
特別な右用・左用といった区分けがないため、同じ製品を2つ買えばすぐにダブルサイズに早変わりします。広げれば巨大な掛け布団や敷布団のようにも使えるため、車中泊でのマット代わりとしても重宝します。
この「拡張性」があるからこそ、最初は1枚買って、家族が増えたり必要になったりしたときにもう1枚買い足す、という賢い買い方ができるのです。
洗濯機で丸洗いOK!お手入れのコツ
アウトドアで使う寝袋は、汗や焚き火の匂いがつきやすいもの。フェレールはポリエステル製なので、家庭の洗濯機で丸洗いができるのが大きな強みです。
洗濯する際は、ファスナーを閉めた状態で洗濯ネットに入れ、手洗いモードなどの弱水流で洗うのがコツです。中綿の偏りを防ぐために、乾燥機は避け、風通しの良い日陰で平干ししましょう。
ポリエステルは乾きが非常に早いため、天気の良い日なら半日程度で乾いてしまいます。「汚れたらすぐ洗える」という気軽さは、高価なダウンシュラフにはないフェレールならではのメリットですね。
収納のコツとサイズ感
唯一の難点と言われるのが、収納時のサイズ感です。中綿がたっぷり入っている分、畳んだ状態でも直径24cm×高さ43cmと、少し大きめのラグビーボールのようなボリュームになります。
徒歩キャンプや登山には向きませんが、車で移動するオートキャンプなら全く問題ありません。むしろ、このボリュームがクッション性の証でもあります。
収納袋に入れるときは、綺麗に畳もうとするよりも、足元から「クシュクシュ」と体重をかけて押し込んでいくのがコツ。最後は袋の紐をしっかり絞れば、コンパクトにまとまります。
他の製品と何が違う?賢い選び方
競合となる他メーカーの寝袋と比較してみましょう。例えばコールマンやロゴスにも同価格帯のモデルがありますが、キャプテンスタッグの強みはやはり「実売価格の安さ」と「入手のしやすさ」です。
スペック表だけを見ると似通っていますが、フェレールは非常にスタンダードな作り。余計な装飾がない分、故障が少なく、長く使える道具としての信頼感があります。
もし「もっと寒い時期にも使いたい」と考えるなら、このフェレールの中にフリースブランケットを1枚入れるだけでも、体感温度は劇的に変わります。最初から高価な冬用を買うのではなく、安価なモデルを工夫して使いこなすのもキャンプの醍醐味です。
キャプテンスタッグのフェレールを徹底解説!寝心地や保温性、連結の仕方は?のまとめ
ここまでキャプテンスタッグのフェレールについて詳しく見てきました。
この寝袋は、全ての人に完璧なアイテムではありません。しかし、「これからキャンプを始めてみたい」「家族で手軽に車中泊を楽しみたい」「もしもの時の防災用に備えておきたい」という方にとっては、これ以上ないほどバランスの取れた名作です。
- 3,000円前後で手に入る圧倒的なコスパ
- 2枚連結でファミリー仕様にカスタマイズ可能
- 洗濯機で洗えるイージーメンテナンス
- ゆったりとした封筒型でリラックスできる寝心地
これらのポイントに魅力を感じるなら、フェレールを選んで間違いありません。
夜のキャンプ場で、静かな空気の中に包まれながら眠りにつく贅沢。そんな体験への第一歩を、このキャプテンスタッグのシュラフと一緒に踏み出してみてはいかがでしょうか。道具を賢く選んで、最高のキャンプライフを楽しんでくださいね。

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