キャンプやフェス、公園でのんびりする時間って、本当にいいですよね。
でも、その「いい時間」を一瞬で台無しにするのが、安物のイスだったりします。腰が痛い、立ち上がりにくい、すぐ壊れた…。そんな経験、ありませんか?
僕も散々失敗して、最終的にたどり着いたのがヘリノックス チェアワンでした。そして2025年、その名作が「Chair One (re)」として生まれ変わったんです。
今回は、旧型と新型を両方使い倒した僕が、ヘリノックス ワン(re)のリアルな進化点と、どんな人にどっちが向くのかを徹底解説します。購入前のモヤモヤを、ここでスッキリさせていきましょう。
「ヘリノックス ワン」ってそもそも何がすごいの?
最初に軽くおさらいです。ヘリノックスのチェアが世界的にヒットした理由、それは「携帯性と快適性の高次元なバランス」にあります。
400g台の超軽量モデルから、今回のワンのような標準モデルまで、共通するのは「ちゃんと座れる」こと。骨組みをテンションでガチガチに固める独自構造のおかげで、布が体を包み込むように支えてくれる。これが、安いコピー品と決定的に違うポイントです。
ただ、そんな名作にも改善の余地はありました。次の章で、その課題が新型でどう解決されたかを見ていきましょう。
2025年モデル「Chair One (re)」が解決した5つの不満点
旧型を愛用していたからこそ、「ここがもうちょっと」と感じていた部分が確かにあったんです。新型(re)は、まさにそこにメスを入れてきました。
1. 座面の低さ問題:立ち座りが格段にラクになった
旧型最大の不満が、座面の低さです。地面に近いので、焚き火を囲むにはいいんですが、テーブルと合わせると低すぎる。なにより、よいしょっと立ち上がるのが地味にしんどかった。
新型(re)は、座面高が約66cmから71cmにアップしています。この差、数字以上に体感は大きいです。太ももへの圧迫感が減り、立つときの膝への負担が激減しました。普通のキャンプテーブルとの相性も、これでようやくバランスが取れるようになった印象です。
2. 座面幅の窮屈さ:ゆったり座れる22.5インチに進化
旧型は、小柄な人にはフィットするんですが、体格のいい男性だと「太ももの横がフレームに当たる」という声がありました。海外のレビューでもよく指摘されていた点です。
新型(re)は座面幅が57cmに拡大。ほんの数cmの差ですが、太ももの外側にできる空間が、長時間の快適さをまったく変えます。ちょっと斜めに座ったり、あぐらをかいたりする余裕も生まれました。
3. テンションラインの刷新:包み込まれ感が増した座り心地
これは座ってすぐに感じる違いです。旧型は座面の縁に沿って1本だけコードが通っている構造でした。
新型(re)は、座面の中央付近にもう1本コードが追加されています。ヘリノックス社はこれを「(re)Tension Design」と呼んでいます。この2本目のラインが、座ったときの荷重をより均等に分散してくれるんです。
結果、お尻がドシッと一点に沈み込まず、面で支えられている安心感があります。ハンモックに近い、フワッとした座り心地に磨きがかかりました。
4. さらに頑丈に:ポールとハブの強化
フレームのアルミポール径が太くなり、樹脂製の接合パーツ(ハブ)も大型化しました。旧型も全然壊れる気配はなかったですが、新型はさらに剛性感がアップ。体重145kgまで対応しているので、大柄な方でも安心して使えます。
5. 地味に便利な小物ポケット
座面の右サイドに、メッシュポケットが追加されました。スマホをちょっと入れておくのに超便利。これ、キャンプ中に「スマホどこやったっけ」がなくなるだけで、ストレスがひとつ消えます。
旧型「Chair One」は買う意味がなくなったのか?
ここまで読むと「新型一択でしょ」と思いますよね。でも、ちょっと待ってください。旧型にも明確なメリットは残っています。
それは価格と携帯性です。
新型(re)の価格は約\$120。旧型はモデルチェンジに伴い、セールになるタイミングも増えています。重さも旧型の方がわずかに軽く、収納時の長さが短い。ザックのサイドポケットに差したい、というような使い方なら旧型のスリムさに軍配が上がります。
旧型が向いている人:
- とにかく予算を抑えたい
- 小柄で、旧型サイズがむしろジャストフィットする
- 徒歩移動が多く、1gでも軽く、1cmでも小さくしたい
軟弱な地面で困らないためのアクセサリ選び
ヘリノックスワンシリーズに共通する弱点、それは脚が地面に沈みやすいことです。砂地や芝生が柔らかいサイトでは、これがストレスになります。
解決策は2つ。
ひとつは、純正の「グランドシート」。脚同士をつないで接地圧を分散するシートです。もうひとつは「ボールフィート」という、脚先に被せるアクセサリ。より手軽で、収納にも影響しません。
「これから買うなら」という方には、最初からセットで手に入れておくのがおすすめです。後から「やっぱり必要だった」と買い足すのが、一番コスパ悪いので。
競合と比べた「ヘリノックス ワン」の立ち位置
市場には、もっと安いチェアは山ほどあります。でも、「安さ」と「長く付き合える満足感」は別物です。
ヘリノックスの強みは、補修パーツが手に入り、5年保証が付いていること。壊れたら終わりの消費財ではなく、ちょっと高いけど、5年、10年と使える道具という考え方です。
そして新型(re)は、フレームに工場の廃材アルミを再利用し、シート生地にもリサイクル素材を採用。こうしたブランドの姿勢に価値を感じるかどうかも、選ぶ際の大きなポイントになるでしょう。
まとめ:それでも僕が「ヘリノックス ワン(re)」を推す理由
キャンプ道具って、結局は「自分の機嫌をとるための道具」だと思うんです。
座るたびに腰が痛い、立ち上がるたびに膝がきしむ。そんなイスで過ごす時間は、せっかくの休日なのに自分の機嫌をじわじわ削っていきます。
ヘリノックス チェアワン(re)は、決して安い買い物ではありません。でも、座った瞬間の「これこれ」という安心感と、何年もそれを変わらず提供してくれる信頼感は、価格を忘れさせるだけの価値があります。
旧型からの買い替えを迷っているなら、「立ち座りのストレスを減らしたい」「もっとゆったり座りたい」と感じていた方は、迷わず(re)にしてください。後悔はしないと思います。
これが初めての一脚なら、なおさら(re)を選ぶべきです。最新にして最良の、アウトドアチェアのスタンダードがここにあります。


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