車中泊やキャンプ、あるいは海辺での着替えに。リアゲートテントって、一度使うと「もっと早く知りたかった!」と思えるアイテムですよね。でも実際に買おうとすると、自分の車に合うのか、設営が面倒じゃないのか、いろんな疑問が湧いてきます。
今回はそんなリアゲートテントの魅力から、失敗しない選び方、そして本当におすすめできるモデルまで、じっくり話していきましょう。
リアゲートテントって何?タープやルーフテントとどう違うの?
リアゲートテントとは、車のバックドア(リアハッチ)に取り付けて、車内とつながるプライベート空間を作り出すアイテムです。ハッチバックタイプの軽自動車やミニバン、SUVなど、跳ね上げ式のバックドアを持つ車種で使えます。
よく似た名前のアイテムに「カーサイドタープ」や「ルーフテント」がありますが、それぞれ役割が違います。カーサイドタープは車の側面に張り出すリビングスペースを作るもの。ルーフテントは車の屋根の上にテントを設置して寝床にするものです。リアゲートテントは「車の後ろに壁と屋根を作る」ことに特化していて、とにかく手軽さとプライバシー確保が最大の魅力なんです。
ルーフテントが数十万円することを考えれば、リアゲートテントは1万円前後から手に入るので、車中泊ビギナーにも本当におすすめです。
リアゲートテントを選ぶ前に知っておきたい3つのこと
まず、この3つを押さえておけば失敗しません。
1. 自分の車に取り付けられるか
最初にチェックしたいのは、自分の車のリアゲート形状です。跳ね上げ式であれば基本的に装着可能ですが、吸盤で固定する製品が多いので、ガラス面が広いほど安定します。軽バンやミニバンは相性抜群。逆に、横開きタイプのバックドアや、リアスポイラーが大きく張り出している車種は要注意です。
2. 耐水圧と遮光性を確認する
リアゲートテントで一番多い不満、それは「雨の日に使えない」です。耐水圧の数値が低いと小雨でも浸みてくるので、できれば10,000mm以上は欲しいところ。最近のモデルでは20,000mmという、本格的な登山用テント並みの耐水圧を持つものも出てきています。 UVカット率や遮光性も、夏場の車中泊では命取りになりかねない大事なポイントです。せっかくのプライベート空間が日差しでサウナ状態になっては台無しですからね。
3. 設営の手間と収納サイズを見極める
リアゲートテントの多くは「簡単設営」をうたっていますが、実際は製品によって差が激しいです。収納袋がキツすぎて二度と畳めない、なんて口コミもあります。初めての1人設営でもスムーズにできるか、しまいやすいかどうかは購入前にユーザーレビューをよく見ておくことをおすすめします。
道の駅やキャンプ場で大活躍する理由
リアゲートテントが支持される一番の理由は、限られたスペースで使えることです。サイドオーニングのように横に大きく張り出さないので、道の駅の駐車場や海岸沿いのスペースでも周囲に迷惑をかけずに使えます。 また、着替えやトイレ(簡易トイレ使用時)など、車内だけでは心もとないシーンで、さっと目隠しができるのも車中泊のストレスを大きく減らしてくれます。
おすすめのリアゲートテント8選
ここからは、実際の使用者の声も参考にしながら、実力派のリアゲートテントを紹介していきます。
1. 耐水圧と遮光性を極めたモデル:iBeamed リアゲートタープ
遮光メタルグレー窓付きの最新モデルです。とにかくスペックがすごい。耐水圧20,000mm、UVカット率・遮光性それぞれ99.99%以上という、これ以上望めない数値。旧モデルでは耐水圧1,100mmでしたから、まさに劇的な進化です。暑い季節の車中泊で、テント内の温度上昇を抑えたいという方に強くおすすめできます。窓付きで、閉塞感が少ないのも高ポイントです。
2. クルマ用テントとしても使える2WAY:JOYTUTUS 車連結テント
リアゲートタープとしてだけでなく、単体で車用テントとしても使える珍しいモデルです。耐水性とUVカット機能をしっかり備えているので、キャンプ場で「車とテントをつなげたい」というシーンで活躍します。1つで2役こなせるので、荷物を減らしたい人には特におすすめです。
3. 設営スピードが魅力:CARSULE バックドアテント
「設営最短5分」がキャッチコピーの名品です。メディア掲載実績も多く、感覚的には車の後ろにポップアップテントをくっつけるイメージに近いです。大きな窓からの開放感、メッシュスクリーンによる虫除け効果も◎。ただし大雨は少し苦手なので、上級者向けというよりはデイキャンプやフェスといったライトな用途に合います。
4. 1人でも簡単、4通りのスタイル:Geer Top カーサイドタープ
ストラップが本体に付属しているため、1人での設営が非常に楽です。また、フルクローズから日よけスタイルまで4通りにアレンジ可能なので、天候や気分に合わせて使い分けられます。「駐車場でさっとお昼寝スペースを作りたい」という時、その手軽さが光ります。
5. 軽バンオーナーにドンピシャなフィット感:FIELDOOR リアゲートタープ
ホンダ・バモスなどの軽バンに、まるで純正品かのようにフィットすると評判のモデルです。ポールを車内側に立てる独特の構造で、リアゲートとの隙間を最小限に。軽自動車での車中泊はスペースが命ですから、この設計はかなり理にかなっています。
6. ミニバンの湾曲ゲートにも安心:DOD バックドーム
アウトドアブランドDODの「バックドーム」は、ミニバンに多い少し湾曲したバックドアにフィットするよう調整しやすい設計です。吸盤だけに頼らず、付属のベルトで車体にしっかり固定する方式で、強風時の安心感が違います。デザイン性も高く、キャンプ場で映えること間違いなし。
7. 吸盤いらずの新発想:ogawa カーサイドシェルター
吸盤の吸着力に不安を感じる方にはこのモデルです。ルーフキャリアやレールに固定する方式で、吸盤を使いません。吸盤跡が気になる新車にも安心です。ogawa(オガワ)の品質はテント好きならよくご存知のはず。生地の質感や縫製の丁寧さはさすがの一言です。
8. とにかくコスパ重視なら:SUNLUCK リアゲートテント
低価格ながら一通りの機能は押さえたコスパモデルです。初めてリアゲートテントを試してみたい、という方の入門用に最適。防水性は高価格帯に劣る部分があるので、本格的な雨の日は避けるなどの工夫をすれば十分実用になります。
リアゲートテントの「弱点」も正直に知っておこう
良いところばかりお伝えしてきましたが、実際のユーザーレビューを見ると、いくつか共通の悩みも見えてきます。正直にお伝えしますね。
収納袋がキツすぎる問題:複数の製品で「畳んだテントが袋に入らない」という声があります。収納のしやすさも含めて選ぶと失敗が少ないです。
吸盤の吸着力:特に寒冷時や濡れた状態だと吸着力が落ちます。対策として、バンジーコードやキャリアバーを使ってテンションをかけて固定すると、風のある日の安心感が段違いです。
チャックの耐久性:開閉頻度の高い場所だけに、チャック故障の報告が目立ちます。ジッパーの開閉は優しく丁寧に行うだけで寿命が変わります。
リアゲートテントでかなえる、自由な車中泊ライフ
リアゲートテントは、ただの便利グッズではありません。あなたの1台の車を、もっと自由にくつろげる「動く部屋」に変えてくれるアイテムです。予算や車種、よく行くシーンに合わせて、ぜひお気に入りの1張りを見つけてくださいね。


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