冬キャンプを考えたとき、多くの人が頭を悩ませるのが「暖房」の問題ではないでしょうか。特にテント内で暖を取るのは難しい選択で、安全面、効果、手軽さ…いろんな要素が絡んできます。そんな冬キャンプのお悩みを解決してくれるのが、キャプテンスタッグとコロナがコラボレーションで生み出した石油ストーブです。
なぜ「キャプテンスタッグ×コロナ」の組み合わせなのか?
このコラボレーションには、実は深い意味があります。両社の本拠地は新潟県三条市。距離にしてわずか約1キロメートルしか離れていない「ご近所さん」同士なんです。金属加工やものづくりで有名な「燕三条」という同じ土地で、キャンプギアのプロと暖房機器のプロが手を組んだことから生まれたのがこの石油ストーブシリーズ。
キャプテンスタッグはアウトドアユーザーの本音を知り尽くし、コロナは暖房の技術を80年以上磨き続けてきました。冬キャンプ人気が高まる中、安全で快適なテント内暖房を求める声に応えるために、両社のノウハウが一つになったのです。
テント内でも安心して使える技術
「石油ストーブをテントの中で?」と少し不安に思う方もいるかもしれませんが、このコラボモデルはテント内使用をしっかり想定して作られています。
まず第一の特徴は「電源がいらない」こと。自然対流方式を採用しているので、コンセントや発電機がなくても、静かに温かい空気がテント内を循環します。ファン音がないからこそ、自然の中の静寂を楽しみながら暖を取れるんです。
そして何より重要な安全面。きちんと換気できるテントであれば、適切な使用方法のもとでテント内での使用が可能です。ただし、どんなテントでもOKというわけではありません。必ず上下の通気口(ベンチレーター)が確保できるもの、フロアシートが取り外せる構造のものが必要です。また、ストーブとテント内壁、寝袋などの可燃物の間には100cm以上の距離を取ることが強く推奨されています。
さらにレベルアップした安全対策として、一酸化炭素警報機の設置をおすすめします。無色無臭で気づきにくい一酸化炭素は、冬キャンプの隠れたリスク。安心料として備えておけば、より快適な冬キャンプが楽しめます。
2つのモデルで選べる冬の暖房
コラボレーションストーブには主に2種類のモデルがあり、キャンプスタイルに合わせて選べます。
まず、5周年記念モデルとして登場した大型の「SL-51CSA-CT」。こちらは約5.14kWの暖房出力で、木造13畳相当の広さまでカバーできるパワーを持っています。タンク容量は約6.0リットルで、連続燃焼時間は約12時間。家族やグループでのキャンプ、大きなワンポールテントを使用する場合に特に適しています。点火は単一乾電池2本で行えるので、手軽さもポイントです。
もう一つが同じく5周年記念モデルの小型「SZ-32CS-CT」。こちらは約3.19kWの出力で、木造9畳相当の暖房能力があります。コンパクトでレトロなランタン風デザインが特徴で、ソロキャンプやデュオキャンプ、テントの前室などの限られたスペースで活躍します。質量は約6.3kgと比較的軽量で、取り回しもしやすいモデルです。
5周年記念モデルは特別なベージュとブラウンの2トーンカラーで、キャンプサイトのアースカラーやウッド調のギアに自然になじみます。点火窓には特別なコラボレーションロゴも入っていて、コレクション性も高い一品です。
冬キャンプでの具体的な活用法
では、実際にこの石油ストーブを冬キャンプでどう活用すればいいのでしょうか?いくつかの実用的なヒントをご紹介します。
まず設置場所について。必ず平らな場所に置き、本体に付いている水平器で確認しましょう。傾いた状態での使用は燃焼効率を下げるだけでなく、安全面でも好ましくありません。
また、専用の収納ケース(別売り)を使うことで、車での移動中や保管時の傷や衝撃からストーブを守ることができます。約10mm厚のクッション材が入ったケースは、高価なストーブを長く使い続けるための投資と言えるでしょう。
暖房効率をさらに上げたいなら、ストーブファンの活用がおすすめです。熱で動くタイプのファンをストーブの上に置くだけで、暖気の循環が格段に良くなり、テント内の温度ムラを減らすことができます。
リフレクター(反射板)を使えば、ストーブとテント壁の間に設置して熱を反射させることができ、壁際に設置する際の安全距離確保にも役立ちます。
他の暖房器具との比較
冬キャンプの暖房には、薪ストーブやガスストーブなど他の選択肢もあります。それぞれの特徴を理解して、自分のキャンプスタイルに合ったものを選びたいですね。
薪ストーブは直火の輻射熱で体の芯から温まる強力な暖かさが魅力です。調理もできるので、アウトドア感を最大限に楽しみたい方に向いています。ただし、煙突の設置が必要で、火の粉ややけどのリスクが高いこと、準備や後片付けに手間がかかることも事実です。
ガスストーブは手軽さが最大のメリット。カセットボンベをセットするだけですぐに使え、点火も簡単です。臭いも少なく扱いやすいですが、暖房能力は比較的低く、主に補助的な暖房としての使用が現実的です。また、燃料コストが高くなる傾向があります。
対して石油ストーブは、電源がない場所で安定した暖房を得られるバランス型。特にキャプテンスタッグとコロナのコラボモデルは、テント内使用を意識した安全設計が特徴です。燃料コストも比較的安く、長時間の連続燃焼が可能。手間はガスストーブよりかかりますが、薪ストーブよりはるかに少ないです。
安全を守って楽しむために
どんなに優れた道具でも、使い方を誤れば危険なものになってしまいます。特に火を使う暖房器具は、安全への配慮が何よりも大切です。
テント内で使用する際は、必ず換気を徹底してください。一酸化炭素中毒は無色無臭で気づいた時には手遅れになることもあります。通気口を開け、空気の流れを作ることを常に意識しましょう。
就寝時には必ず消火すること。寝ている間に何かがストーブに接触したり、テント内の酸素濃度が変化したりするリスクを避けるためです。快適な寝袋と合わせて、就寝時の暖房対策は別途考えておくことをおすすめします。
また、燃料には必ず灯油を使用してください。ガソリンや他の燃料は絶対に使わないでください。給油は完全に火が消えたことを確認し、ストーブが冷めてから行いましょう。
冬キャンプを変える暖房体験
キャプテンスタッグとコロナの石油ストーブを使った冬キャンプは、従来のキャンプ体験を変えるものです。ただ寒さをしのぐだけでなく、テント内が居心地の良い空間に変わります。
静かな暖かさがテント内を包み込み、白く明るい炎(ホワイトフレーム)はランタンのように柔らかな明かりを提供します。石油ストーブ特有の燃焼音も、自然の中ではむしろ心地よいBGMに感じられるかもしれません。
冬ならではの澄んだ空気、星のきらめき、静けさ…そんな特別な体験を、暖かいテントの中から楽しめるのです。寒さを我慢するキャンプから、冬の自然を心から楽しむキャンプへ。暖房の選択が、キャンプの質そのものを変えてくれます。
あなたに合った冬キャンプの暖房選び
今回ご紹介したキャプテンスタッグとコロナの石油ストーブは、特に「電源のない場所で本格的な暖房が欲しい」「長時間の暖房が必要」「自然の中の静けさを保ちながら暖を取りたい」という方にぴったりの選択肢です。
ソロキャンプ派ならコンパクトなSZ-32CS-CTが、家族やグループでのキャンプならパワフルなSL-51CSA-CTがおすすめ。5周年記念モデルの特別なデザインは、キャンプギアとしてもインテリアとしても楽しめる逸品です。
冬キャンプに挑戦してみたいけど暖房で悩んでいる方、いつもの冬キャンプをもっと快適にしたい方。一度、このコラボレーションストーブの温もりを体験してみてはいかがでしょうか。正しい知識と適切な準備があれば、冬のキャンプは一年で最も特別で美しい時間になるはずです。
冬の自然の中で、静かで安定した暖かさに包まれるひととき。キャプテンスタッグとコロナの石油ストーブは、そんな特別な体験を約束してくれる相棒になるでしょう。

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