キャンプの夜、最大の楽しみといえば「焚き火」ですよね。でも、なかなか火がつかなかったり、煙がすごくて目が痛くなったり、後片付けが面倒だったり……。そんな焚き火の悩みを一掃してくれると話題なのが、日本が誇るアウトドアブランド、モンベル(mont-bell)の「フォールディング ファイヤーピット」です。
独自の「二次燃焼」システムを搭載しながら、驚くほどコンパクトに折りたためるこの一台。今回は、キャンプ初心者からベテランまでがこぞって注目するモンベル ファイヤーピットの魅力と、購入前に知っておきたいサイズ選びのポイントを徹底的に深掘りします。
焚き火革命!モンベル独自の「二次燃焼」がすごい理由
まず、この焚き火台を語る上で欠かせないのが「二次燃焼」というキーワードです。一般的な焚き火台は、薪が燃えるときに出る「未燃焼ガス」がそのまま煙となって空中に消えていきます。これが、煙がモクモク出る原因なんですね。
しかし、モンベル フォールディング ファイヤーピットは、独自の二重構造を採用しています。本体の下部から取り込まれた空気が、壁面の中で熱せられて高温の空気となり、上部の穴から噴き出します。これが未燃焼ガスと混ざり合うことで、再び激しく燃え上がる。これが二次燃焼です。
このシステムのメリットは主に3つあります。
- 煙が圧倒的に少ない: 未燃焼ガスを焼き尽くすため、煙がほとんど出ません。「煙が目に染みて涙が止まらない」「お気に入りの服が焚き火臭くなって取れない」といった悩みが激減します。
- 燃焼効率が非常に高い: 湿った薪や太い薪でも、一度火が安定すれば強力に燃やし尽くしてくれます。
- 後片付けが楽: 薪が完全に灰になるまで燃え切るため、翌朝残るのは驚くほど少量のサラサラした灰だけ。燃えカスの処理に困ることがありません。
迷ったらどっち?「標準サイズ」と「Sサイズ」の違い
モンベル ファイヤーピットシリーズには、主に2つの二次燃焼モデルがあります。どちらを買うべきか迷っている方のために、それぞれの特徴を整理しました。
1. フォールディング ファイヤーピット(標準サイズ)
ファミリーキャンプやグループキャンプ、あるいは「とにかく豪快に燃やしたい」という方におすすめなのがこちらです。
- 薪をそのまま放り込める: キャンプ場で売っている一般的な薪(約30〜40cm)を、切らずにそのまま横置きできます。
- 圧倒的な火力: 大きな薪をガンガン燃やせるので、冬キャンプの暖房としても頼りになります。
- 安定感: 重量が約4.1kgとしっかりしているため、重いダッチオーブンを載せてもビクともしません。
2. フォールディング ファイヤーピット S
ソロキャンパーや、荷物を少しでも軽くしたいデュオキャンプに最適なのがSサイズです。
- 絶妙なサイズ感: 重さは約2.8kg。標準サイズより一回り小さく、持ち運びが格段に楽になります。
- 燃費の良さ: 燃焼効率が良い二次燃焼モデルは薪の消費が早いのが弱点ですが、Sサイズなら少ない薪でも密度高く燃えてくれるため、薪代の節約にもなります。
- 注意点: 市販の大きな薪だと、少しはみ出したり、半分に割る手間が必要になる場合があります。
なお、さらに軽量なモンベル コンパクト ファイヤーピットというモデルもありますが、こちらは「二次燃焼機能」がないタイプ。携行性を最優先するバックパッカー向けなので、二次燃焼のスゴさを体感したいなら、まずは「フォールディング」と名の付くモデルを選ぶのが正解です。
実際に使ってわかったメリットと意外な弱点
どんなに優れた道具にも、得意・不得意があります。リアルな使用感を見ていきましょう。
メリット:設営の速さは世界トップクラス
この焚き火台、とにかく設営が早いです。ジャバラのように左右に広げて、中にロストル(底板)を置くだけ。慣れれば5秒で終わります。キャンプ場に到着して、一刻も早く焚き火を始めたいときにこのスピード感は感動モノです。
メリット:美しい「炎の噴水」
二次燃焼が始まると、本体上部の穴から炎がシュシュっと吹き出す様子が見えます。これがまるで炎の噴水のようで、ずっと眺めていても飽きません。癒やし効果は抜群です。
弱点:薪の消費がとにかく早い
燃焼効率が良すぎるがゆえの悩みです。普通の焚き火台なら1時間もつ薪の量が、40分ほどで灰になってしまうことも。「じっくり、ゆっくり火を育てたい」というブッシュクラフトスタイルの人には、少し忙しすぎるかもしれません。
弱点:重さと収納サイズ
折りたたむと非常に薄くなりますが、ステンレス製なのでそれなりにズッシリとした重みがあります。オートキャンプなら問題ありませんが、徒歩キャンプだと少し気合いが必要です。
料理も楽しめる!専用アクセサリーの活用術
モンベル ファイヤーピットは、調理器具としても優秀です。
標準で「焼き網」が付属していますが、これが非常に頑丈な作りになっています。一般的な使い捨ての網とは違い、太いステンレスワイヤーで作られているため、お肉を焼くだけでなく、重いケトルや鍋を置いてもたわみません。
さらに料理の幅を広げたいなら、別売のモンベル クッカースタンドの導入を検討してみてください。これがあれば、重い鋳鉄製のダッチオーブンを載せて煮込み料理を作ることも可能です。二次燃焼の強力な火力は、チャーハンなどの高火力を必要とする料理にも意外と向いています。
メンテナンスと長く使うためのコツ
ステンレス製なのでサビには強いですが、熱による「歪み」は避けて通れません。特にロストル(底板)は直接高温にさらされるため、何度か使うと少し波打つようになります。これは製品の仕様上避けられないことなので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
長く愛用するためのポイントは、以下の3点。
- 使用後はしっかり冷ます: 急いで片付けようと水をかけるのは厳禁です。急激な温度変化は、深刻な本体の歪みの原因になります。
- 灰をしっかり捨てる: 二次燃焼を促進するための空気穴が灰で塞がると、本来の性能が発揮できません。
- 焚き火シートを併用する: 本体底面から地面までの距離はありますが、二次燃焼焚き火台は下方向への輻射熱もかなり強烈です。キャンプ場の芝生を守るために、必ず焚き火シートを敷いて使いましょう。
モンベルの焚き火台は、あなたのキャンプスタイルを変える
「煙が少ない」「火起こしが簡単」「後片付けがスムーズ」。これらを実現してくれるモンベル ファイヤーピットは、キャンプにおけるストレスの大部分を解消してくれる魔法の道具です。
これまでの焚き火で、煙に追いかけられて場所を移動したり、未燃焼の炭を処理するのに苦労したりしていた方にこそ、ぜひ手に取ってほしい一台です。
ファミリーで賑やかに大きな炎を囲むなら標準サイズ。
一人の時間を大切に、お酒を片手に炎と対話するならSサイズ。
どちらを選んでも、次のキャンプの夜がこれまで以上に待ち遠しくなるはずです。日本のアウトドア環境を熟知したモンベルが提案するモンベル ファイヤーピット。この圧倒的な燃焼パフォーマンスを、ぜひフィールドで体感してみてください。

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