登山愛好家の間で、絶大な信頼を誇る日本ブランド「モンベル」。そのバックパックの多くに採用されている「トップリッド(雨蓋)」を、皆さんは使いこなせていますか?
「ただの荷物の蓋でしょ?」と思ったら大間違いです。モンベルのトップリッドは、荷物の増減に柔軟に対応し、時には便利なショルダーバッグに姿を変える、魔法のような拡張パーツなんです。
今回は、モンベルのバックパックを愛用するなら絶対に知っておきたい、トップリッドの互換性、正しい付け方、そしてアタックザックとしての活用術を徹底解説します。これを読めば、あなたの登山スタイルがもっと自由で軽快になるはずですよ。
そもそもモンベルのトップリッドとはどんな役割?
登山用語で「雨蓋(あまぶた)」と呼ばれるトップリッド。モンベルの製品においては、主に「トレッキングパック」や「アルパインパック」などの大型・中型モデルに標準装備、あるいはオプションとして用意されています。
役割は大きく分けて3つあります。
- 荷室の保護と防水性の向上メインの開口部を上から覆うことで、雨の侵入を防ぎます。特にモンベル アルパインパックのようなロールアップ式のバッグと組み合わせることで、より高い防滴性を発揮します。
- 容量の拡張(エクステンション機能)「あと少しだけ荷物が入らない!」という時、トップリッドを固定しているストラップを伸ばしてみてください。本体とトップリッドの間に、ヘルメットや脱いだレインウェアを挟み込んで固定できるんです。これが本当に便利!
- 小物整理の拠点行動食、地図、ヘッドランプ、日焼け止め。ザックの奥に沈ませたくない「すぐ使うもの」を放り込んでおける貴重なスペースです。
自分のザックに合うのはどれ?互換性のチェックポイント
モンベルには、最初からトップリッドがついているモデルと、後付けできるモデルがあります。ここで迷いやすいのが「どのトップリッドが自分のザックに付くのか?」という互換性の問題です。
1. 標準装備モデルの取り外し
モンベル トレッキングパックシリーズなどの大型ザックは、トップリッドがバックルで簡単に取り外せるようになっています。これらは専用設計なので、他のモデルに流用できるケースは限られますが、外して単体利用できるのが強みです。
2. 別売りオプション「L.W.トップリッド」の適合
軽量なモンベル グラナイトパックやモンベル アルティプラノパックを使っているなら、別売りのモンベル L.W.トップリッドが装着可能です。
装着の可否を見極めるポイントは、バックパックの背面側(首元あたり)に「トグル」を通すためのループがあるかどうか。現行のロールアップ式軽量ザックの多くにはこのループが備わっていますが、あまりに古い旧モデルだと付いていないこともあるので注意が必要です。
初心者でも迷わない!トップリッドの正しい付け方
「買ったはいいけど、ストラップの通し方がわからない」という声をよく耳にします。モンベルのトップリッドを美しく、かつ安定して取り付けるためのコツをお伝えします。
背面側の固定が肝心
まずはザックの背面(背負う側)にある小さなループに、トップリッド側のトグル(棒状のパーツ)を通します。これが支点になるので、しっかり奥まで差し込みましょう。
前面のバックルは「コンプレッション」を意識
次に前面のバックルを留めます。この時、ストラップをただ締めるのではなく、中の荷物が揺れないように「本体ごと抑え込む」イメージで引き絞るのがコツです。
荷物が少ない時の裏技
荷物が少なくてトップリッドが「お辞儀」するように垂れ下がってしまう時は、サイドのコンプレッションベルトと干渉しないよう調整しながら、ストラップを最大限短くします。こうすることで、ザック全体の重心が上がり、背負い心地が安定しますよ。
山頂アタックが快適に!ショルダーバッグへの変身方法
モンベルのトップリッドが真価を発揮するのは、テント場や山小屋に到着した後です。重いザックをデポして、必要なものだけ持って山頂を目指す「アタックザック」として使えるんです。
付属のベルトを活用しよう
多くのモデルでは、トップリッドを外すと内側に隠しポケットがあったり、専用の薄いショルダーベルトが付属していたりします。
- バックルを4箇所外してトップリッドを完全に分離する。
- 付属のベルトを両端のバックルにカチッと装着。
- これだけで、立派なショルダーバッグやウエストポーチに早変わり!
モンベル バーサライトパックのような超軽量サブザックを別途持つ方法もありますが、トップリッド活用術なら「荷物を入れ替える手間」が最小限で済みます。財布、スマホ、カメラ、そして行動食。これだけあれば、山頂までの短い行程は十分ですよね。
実際に使ってわかった!メリットと注意点
メリット:とにかく「すぐ手に取れる」
登山の途中で「あ、日焼け止め塗り直したい」「飴を食べたい」と思った時、わざわざザックを下ろしてメインを開けるのは面倒ですよね。トップリッドがあれば、同行者にサッと取ってもらうこともできますし、休憩中に素早くアクセスできます。
注意点1:防水過信は禁物
モンベルのトップリッドにはアクアテクトジッパーが使われていることが多いですが、縫い目から浸水する可能性はゼロではありません。カメラなどの精密機器を入れる場合は、必ずモンベル アクアペルなどの小さなスタッフバッグに入れてから収納しましょう。
注意点2:頭への干渉
荷物を詰め込みすぎてトップリッドがパンパンになると、上を見上げた時にヘルメットや頭の後ろにゴツンと当たることがあります。パッキングの際は、あまり高さを出しすぎないよう、横に広げるイメージで入れると快適です。
モンベル トップ リッドを使いこなして登山をもっと自由に!
モンベルのトップリッドは、ただの「蓋」ではなく、登山の戦略を広げてくれる超実用的なツールです。
容量が足りない時は拡張し、山頂へ行く時は軽快なショルダーバッグになり、小物の迷子を防いでくれる。これほど頼もしい相棒は他にありません。自分のザックとの互換性をチェックして、ぜひ次回の山行からフル活用してみてください。
パッキングが上手くなると、歩きやすさが変わり、景色を楽しむ余裕が生まれます。モンベルの計算され尽くしたシステムを味方につけて、最高の登山体験を手に入れましょう!
次は、あなたのザックにぴったりのモンベル レインカバーも合わせてチェックして、雨対策を万全にしてみてはいかがでしょうか?

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