「モンベルのウェアを買いに来たけれど、175cmの自分はMとLどっちを選べばいいんだろう……?」
そんな悩みを抱えて、ショップの鏡の前で立ち止まってしまったことはありませんか?実は、身長175cmという数値は、モンベルのサイズ規格においてちょうど「Mサイズの上限」であり「Lサイズの中央値」にあたる、最もサイズ選びが難しい「境界線」の身長なんです。
せっかく高機能なモンベル ストームクルーザーなどを手に入れても、サイズ選びを間違えてしまうと、動きにくかったり、保温性が十分に発揮されなかったりと、パフォーマンスを台無しにしてしまうことも。
この記事では、175cm前後の人がモンベルで最高の一着を見つけるための「判断基準」を、体型や用途、レイヤリングの観点から徹底的に掘り下げて解説します。
175cmはモンベルのサイズ表で「ど真ん中」の悩みどころ
まずは、モンベルのメンズサイズ表(アジア規格)をおさらいしてみましょう。
- Mサイズ:身長165〜175cm
- Lサイズ:身長170〜180cm
ご覧の通り、175cmはMサイズの最高値であり、Lサイズのど真ん中でもあります。これは、どちらを選んでも「間違いではない」ということを意味しますが、同時に「どちらかがより快適である」という選択肢が必ず存在することも意味しています。
モンベルは日本発のブランドなので、海外ブランドに比べれば袖丈や股下は日本人の平均的な体型にフィットしやすく設計されています。しかし、登山などのアクティビティを前提としているため、街着感覚で選ぶと「思っていたサイズ感と違う」という落とし穴にハマりやすいのです。
「Mサイズ」を選んで正解なのはどんな人?
175cmでMサイズがしっくりくるのは、主に「痩せ型〜標準体型」の方です。具体的な判断基準を見ていきましょう。
体重60kg〜68kg程度のスリムな方
この体重域で、特に肩幅がそれほど広くない方であれば、Mサイズの方がシルエットが美しく、生地の「もたつき」が少なくなります。特にモンベル ジオラインのようなベースレイヤー(下着)や、素肌に近い状態で着るカットソー類は、密着することで本来の速乾・保温性能を発揮するため、Mサイズの方が有利です。
インナー・ミドルレイヤーとして着用する場合
モンベル スペリオダウンのようなインナーダウンや、薄手のフリースを検討しているなら、Mサイズが推奨されます。これらは上にさらにアウターを重ねることを前提としているため、大きすぎると上着の中で生地が余ってしまい、ゴワゴワして動きにくくなってしまうからです。
夏山登山やトレイルランニングがメイン
激しく動くアクティビティでは、ウェアの「バタつき」は疲労の原因になります。ウィンドシェルのような薄手のジャケットを175cmの方がMサイズで着ると、体にほどよくフィットし、風による抵抗を最小限に抑えることができます。
「Lサイズ」を選んで正解なのはどんな人?
一方で、175cmでもLサイズを選んだほうが圧倒的に幸せになれるパターンもあります。
体重70kg以上のガッチリ体型
体重が70kgを超えてきたり、スポーツ経験があって胸囲や肩幅がしっかりしている方は、迷わずLサイズを選びましょう。Mサイズだと、直立している時は良くても、腕を前に出したり、ザックを背負ったりした際に背中や脇の下が突っ張ってしまいます。
アウター・レインウェアを検討している場合
モンベル レインハイカーやハードシェルのように、一番外側に着るウェアは、中にフリースや厚手のセーターを着込む余裕が必要です。175cmの方がMサイズのレインウェアを選んでしまうと、冬場に着込んだ際にパツパツになり、腕が上がらなくなるという失敗がよく起こります。
リラックスした街着やキャンプがメイン
登山のようなシビアな環境ではなく、キャンプや普段使いとしてモンベル ダウンジャケットを羽織りたい場合は、少しゆとりのあるLサイズの方が今っぽいシルエットになります。また、お腹周りが気になる場合も、Mサイズのタイトな設計よりはLサイズの方がストレスなく着用できるでしょう。
盲点!モンベル独自の「特殊サイズ」を活用しよう
「Mだとお腹がきついけど、Lだと袖が長すぎる」
「Lだと丈はいいけど、足が短くて裾が余る」
そんな175cm特有の悩みを解決してくれるのが、モンベルが誇る豊富な「特殊サイズ」の展開です。もし標準のMやLでしっくりこない場合は、以下のサイズ設定があるモデルを探してみてください。
- M-W(Mワイド):身長はMサイズ相当(165〜175cm)だが、身幅やウエストにゆとりを持たせたサイズ。ガッチリ体型の175cmに最適。
- L-S(Lショート):身幅や肩幅はLサイズだが、股下だけを少し短くしたもの。パンツ選びで「ウエストに合わせると裾が余る」という場合に重宝します。
- M-L(Mロング):ウエストはMサイズだが、股下だけを長くしたもの。175cmで足が非常に長いスリム体型の方におすすめです。
これらのサイズはすべての商品にあるわけではありませんが、定番のパンツやレインウェアには設定されていることが多いので、タグをよく確認してみましょう。
カテゴリ別:175cmの失敗しない具体的な選び方
アイテムごとに、175cmの方が意識すべきポイントを整理しました。
レインウェア・ハードシェル
一番外側に着るため、基本は「Lサイズ」が安定です。特にモンベル ストームクルーザーのような本格モデルは、腕を高く上げる動作を考慮して設計されています。Mサイズでジャストすぎると、クライミングやストックを突く動作の際に裾がずり上がってしまい、腰回りが濡れる原因になります。
フリース・中間着
モンベル クリマプラスシリーズなどのフリースは、用途によります。保温性を重視し、肌に近いところで着たいならMサイズ。カーディガンのように羽織りたいならLサイズを選んでください。
ダウンウェア
薄手のインナーダウンならMサイズ。
モンベル アルパインダウンのような極寒地用アウターならLサイズ。
これが175cmの方にとっての鉄則です。ダウンは「中に空気の層(デッドエア)をどれだけ蓄えられるか」が重要ですが、あまりに大きすぎると隙間から冷気が入るため、体型とのバランスが非常に重要になります。
パンツ
パンツ選びで最も重要なのは「ウエスト」と「股下」のバランスです。175cmの方でウエストが80cm前後ならMサイズで綺麗に穿けることが多いですが、モンベルのパンツは足上げをスムーズにするために膝に立体裁断が施されています。この「膝の位置」が自分の膝と合っているかが重要なので、必ず試着して屈伸運動をしてみてください。
失敗を防ぐための最終チェックリスト
購入ボタンを押す前、あるいはレジに向かう前に、175cmのあなたが確認すべき3つのポイントをまとめました。
- 腕をぐるぐる回して背中が突っ張らないか特にジャケット類。Mサイズで「ちょっとタイトかな?」と感じたら、それはフィールドでは「窮屈」に変わります。
- 中に何を着るかイメージできているかTシャツ1枚で試着していませんか?実際に使うシーンで着る「中間着」を想定した厚みの分を計算に入れましょう。
- 座ったりしゃがんだりした時の裾の位置パンツであれば裾が上がりすぎないか、ジャケットであればお腹周りが苦しくないか。動きの中でサイズ感を確かめるのがモンベル選びのコツです。
モンベルのウェアは非常に丈夫で長く使えるものばかりです。175cmという恵まれた体格を活かすためにも、自分の「体型タイプ」と「使用シーン」を冷静に分析して、最適なサイズを選び取ってください。
モンベルのサイズ選び|175cmの人はMとLどっち?失敗しないための基準を徹底解説
いかがでしたでしょうか。175cmという身長は、ある意味で「どちらのサイズも着こなせる」というポテンシャルの高い身長でもあります。
スリムに見せたい、あるいはインナーとして使いたいなら「Mサイズ」。
ゆとりを持って動きたい、あるいはアウターとしてガシガシ使いたいなら「Lサイズ」。
この基本原則さえ押さえておけば、モンベルの店舗やオンラインショップで迷うことはもうありません。もしどうしても迷ったら、日本ブランドならではの「ワイドサイズ」や「ロングサイズ」という選択肢があることも思い出してくださいね。
あなたの登山ライフやアウトドアシーンが、最高のフィット感とともに、より快適で安全なものになることを願っています。

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