せっかく手に入れたお気に入りの一眼レフやミラーレス一眼。山登りやキャンプ、あるいはちょっとしたお出かけに連れて行きたいけれど、「専用のカメラバッグはゴツすぎて持ち歩きたくないな……」なんて悩んだことはありませんか?
普段使いのトートバッグやバックパックに、カメラをそのままポンと放り込むのは傷がつきそうで怖い。かといって、仰々しいクッションボックスを入れると、今度は他の荷物が入らなくなってしまう。そんな「持ち運びのジレンマ」を一気に解決してくれる魔法のようなアイテムが、日本が誇るアウトドアブランド、モンベル(mont-bell)にあります。
その名もモンベル プロテクションラップ。
今回は、なぜこのシンプルな布が多くのフォトグラファーや登山客に「最強」と支持されているのか、その秘密と選び方のコツを徹底的に深掘りしていきます。
そもそもカメララップ(ラッピングクロス)って何?
カメララップとは、その名の通りカメラやレンズを「包む」ための保護布のことです。
一般的なカメラバッグは、箱状のクッションで形が決まっていますよね。一方でカメララップは、風呂敷のように機材に合わせて形を変えられるのが最大のメリットです。
モンベルのプロテクションラップは、ただの布ではありません。ウェットスーツなどにも使われる「クロロプレンゴム(ネオプレン)」という素材を採用しており、抜群のクッション性と伸縮性を兼ね備えています。
これ一枚あれば、いつものお気に入りバッグが、あっという間に「安心なカメラバッグ」に早変わりするというわけです。
モンベルのプロテクションラップが他社より選ばれる理由
カメララップは、ハクバやケンコーといったカメラ用品メーカーからも発売されています。しかし、あえてアウトドアブランドであるモンベルを選ぶ人が後を絶たないのには、明確な理由があります。
1. 「ベリベリ音」がしない独自の固定方式
多くのカメララップは、四隅にマジックテープ(面ファスナー)がついていて、ペタッと貼り付けて固定するタイプが主流です。しかし、これには弱点があります。静かなお寺や美術館、あるいは野生動物を狙っている最中に「ベリベリッ!」と大きな音が響いてしまうのです。
モンベルのプロテクションラップは、ゴム紐をコードロックで留める方式を採用しています。これなら音を立てずに機材を取り出せますし、マジックテープのように服の袖に引っかかったり、砂やゴミが詰まって粘着力が落ちたりする心配もありません。
2. 過酷な環境に耐えるタフな素材
アウトドアブランドが作っているだけあって、素材の信頼性が違います。クロロプレンゴムは断熱性や衝撃吸収性に優れており、岩場が多い登山道や、振動の多いバイクのパッキングなどでも、大切なレンズをしっかりガードしてくれます。
裏地は滑らかなジャージ素材になっているので、カメラの液晶モニターやレンズの表面を傷つける心配もありません。
3. 無駄を削ぎ落としたミニマルなデザイン
モンベルらしい、機能美を追求したシンプルな見た目も人気の理由です。派手な装飾がなく、どんなバッグの中にも馴染みます。使わないときは平らにしてバッグの底に敷いておけば、全く邪魔になりません。
失敗しないサイズ選び!S・M・Lどれを買うべき?
モンベルのプロテクションラップには、3つのサイズ展開があります。自分の持っている機材に対して小さすぎると包みきれず、大きすぎるとバッグの中でかさばってしまいます。
ここでは、それぞれのサイズに最適な機材の目安を整理しました。
Sサイズ(29cm × 29cm)
一番コンパクトなSサイズは、小物の保護に最適です。
- 高級コンデジ(RICOH GR IIIなど)
- 単焦点レンズや標準ズームレンズの単体
- 小型の中型双眼鏡
- モバイルバッテリーやハードディスクなどの精密機器
レンズを付けた状態のミラーレス一眼を包むには少し小さめですが、交換レンズをバッグに忍ばせておく用としては最強のサイズ感です。
Mサイズ(38cm × 38cm)
最も汎用性が高く、最初の一枚におすすめなのがMサイズです。
- 小型〜中型のミラーレス一眼(標準ズームレンズ装着時)
- FUJIFILM X-T5やSONY α7C IIクラスの機材
- ビデオカメラ
レンズキットを買ったばかりの方が、「とりあえずカメラを保護して持ち運びたい」という場合は、このMサイズを選んでおけば間違いありません。
Lサイズ(48cm × 48cm)
大きめの機材や、複数のアイテムをまとめて守りたいときはLサイズの出番です。
- フルサイズ一眼レフ(Canon EOS R5など、標準ズーム装着状態)
- 70-200mmクラスの望遠レンズ
- 10インチ程度のタブレット端末(iPadなど)
登山で「カメラ+予備レンズ」をひとまとめにしてザックに入れたいときも、Lサイズなら余裕を持って包み込むことができます。
実践!プロもやってる便利な活用テクニック
ただ包むだけじゃない、プロテクションラップを120%使いこなすための裏技を紹介します。
レンズ交換時の「作業マット」にする
屋外でのレンズ交換は、砂埃や土が気になりますよね。そんな時、このラップを地面やベンチに広げれば、清潔な作業スペースに早変わり。クッション性があるので、レンズを置くときも安心です。
冬場のバッテリー保温
カメラのバッテリーは寒さに弱く、雪山などでは急激に容量が減ることがあります。断熱性の高いクロロプレン素材のラップで予備バッテリーをくるんでおけば、体温や外気からの影響を和らげ、バッテリーの持ちを助けてくれます。
お弁当やクッカーの保護
カメラ以外にも使えるのがモンベル製品のいいところ。山登りの際、クッカー(鍋)がカチャカチャ鳴るのを防いだり、保温が必要なものを包んだりと、マルチな緩衝材として活躍します。
知っておきたい注意点:防水性能について
ここで一点、誤解されやすいポイントを解説しておきます。
モンベルのプロテクションラップの素材自体は水に強いですが、「完全防水」ではありません。
布を折りたたんで包む構造上、隙間から雨水が入ることはあります。雨の中を歩くときは、このラップで包んだ上で、防水仕様のザックに入れるか、レインカバーを併用するようにしましょう。あくまで「衝撃から守るための防具」として考えるのが正解です。
他のモンベル製品との組み合わせでさらに快適に
もし、より本格的な保護を求めるなら、他のアイテムとの合わせ技も検討してみてください。
例えば、本格的な雨が予想されるハードな登山なら、モンベル ドライバッグの中に、ラップで包んだカメラを入れるのが最強の防御陣形です。また、首から下げたカメラをサッと保護したいときは、専用のカメラレインカバーも併用すると、撮影の幅がぐっと広がります。
結論:モンベルのカメララップは「自由」をくれるアイテム
カメラバッグという「枠」から解放されること。それは、自分の好きなバッグで、好きな場所へ、もっと身軽にカメラを持ち出せるようになることを意味します。
モンベル プロテクションラップは、単なる保護グッズではありません。あなたのフットワークを軽くし、シャッターチャンスを増やすための「自由へのチケット」です。
「今日はカメラを持っていこうか、どうしようか……」
そんな迷いがあった日も、このラップがあれば「とりあえずいつものカバンに入れておこう」と思えるはず。数千円の投資で、高価な機材を傷から守り、かつ撮影スタイルを劇的にスマートにしてくれる。これこそが、多くのユーザーがこのアイテムを「最強」と呼ぶ理由なのです。
サイズ選びに迷ったら、まずは汎用性の高いMサイズから試してみてください。一度使えば、その便利さに手放せなくなること請け合いですよ。
モンベルのカメララップを賢く使って、あなたの大切な機材と一緒に、もっと外の世界へ飛び出しましょう!

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