冬の低山歩きや雪の残る春先、あるいは凍結した林道。そんなシーンで「アイゼンを出すほどじゃないけれど、滑るのは怖いな……」と感じたことはありませんか?
そんな時に、ザックに忍ばせておくだけで絶大な安心感を与えてくれるのが、モンベル チェーン スパイクです。
「チェーンスパイクって、ぶっちゃけ軽アイゼンと何が違うの?」
「サイズ選びで失敗したくない」
「安いものとモンベル製、どっちがいいんだろう?」
今回は、そんな登山者のリアルな疑問に寄り添いながら、モンベルの名品チェーンスパイクの魅力を深掘りしていきます。これを読めば、あなたの冬山の足元がもっと快適で安全なものになるはずです。
チェーンスパイクと軽アイゼン、どっちを選ぶべき?
登山靴に装着する滑り止めには、大きく分けて「アイゼン(クランポン)」と「チェーンスパイク」があります。初心者がまず迷うのがここですよね。
結論から言うと、この二つは「得意分野」が全く違います。
チェーンスパイクは、柔らかなエラストマー(ゴム状の樹脂)のバンドを靴に被せ、足裏全体に配置された小さなステンレスの爪で地面を捉える道具です。一方で軽アイゼン(4本〜6本爪)は、土踏まず付近に鋭く長い爪が集中しています。
チェーンスパイクの最大のメリットは「歩行感の自然さ」です。足裏全体に爪が分散しているため、雪道から急に岩場や木道が現れても、普段の靴に近い感覚で歩き続けることができます。一方で、急な斜面や凍りついた急坂で「ガリッ」と踏ん張る力は、爪の長い軽アイゼンに軍配が上がります。
「なだらかな雪道や凍った林道がメインならモンベル チェーン スパイク」、「斜度がある本格的な雪山なら軽アイゼン」という使い分けが、安全への第一歩です。
なぜ「モンベル」のチェーンスパイクが選ばれるのか
市場には数千円で買えるノーブランドのチェーンスパイクも溢れています。しかし、過酷な山岳環境で使う道具として、多くの登山者がモンベルを選ぶのには理由があります。
まず圧倒的なのが「ゴムの信頼性」です。チェーンスパイクは、氷点下の環境でゴムをグイッと伸ばして装着します。安価な製品だと、このゴムが寒さで硬くなって千切れたり、歩行中に外れて紛失したりするトラブルが少なくありません。モンベルの製品は、日本の冬の気温を考慮した高品質なエラストマーを採用しており、しなやかさと耐久性が両立されています。
さらに、万が一の「修理対応」も大きなポイント。チェーンが一本外れた、ゴムが切れたといった場合でも、全国のモンベルストアで相談に乗ってもらえる安心感は、使い捨ての格安品にはない価値です。
失敗しないサイズ選びの決定版
モンベル チェーン スパイクを購入する際、最も注意すべきがサイズ選びです。S、M、L、XLといったサイズ展開がありますが、これは単純に「足のサイズ」だけで選ぶと失敗します。
大切なのは「履いていく靴のボリューム」です。
例えば、夏用のトレランシューズで26cmの人と、厳冬期用の厚手の登山靴で26cmの人では、靴の外周が全く異なります。ボリュームのある冬靴に小さすぎるサイズを無理やり被せると、ゴムに過度な負荷がかかって寿命を縮めます。逆に、薄い靴に大きすぎるサイズをつけると、歩行中にズレて転倒の原因になります。
ベストなのは、実際に山で履く予定の登山靴をモンベルの店舗に持ち込み、その場で装着してみること。ゴムが靴の側面にピタッと密着し、かつ爪が足裏の正しい位置に来ているかを確認しましょう。もしネットで購入する場合は、靴の種類(ローカットか厚手のハイカットか)を考慮して、メーカーのサイズチャートを慎重にチェックしてください。
装着のコツとお手入れのルーティン
せっかく手に入れたモンベル チェーン スパイク、長く安全に使うためのコツをお伝えします。
装着する際は、まず「FRONT」という刻印がつま先側に来るように持ちます。つま先を奥までしっかり差し込んだら、かかと側のタブをグイッと引っ張って固定。この時、チェーンが左右に偏っていないか、ゴムがねじれていないかを確認するのが、歩行中に外さないための秘訣です。
そして、下山後のお手入れが寿命を分けます。
雪道には泥や、場合によっては道路の凍結防止剤(塩分)が含まれています。これらはステンレスの錆やゴムの劣化を早める原因になります。帰宅したらぬるま湯で泥をしっかり洗い流し、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてください。
仕上げに、市販のシリコンスプレーをゴム部分に軽く吹いておくと、ゴムのひび割れを防ぎ、次のシーズンも新品のようなしなやかさを保つことができます。
山だけじゃない?日常での意外な活用法
実は、このモンベル チェーン スパイクが活躍するのは山だけではありません。
数年に一度、都心で大雪が降った時のことを思い出してください。雪が止んだ翌朝の路面は、カチカチのアイスバーン。革靴やスニーカーでは一歩も歩けないような状況でも、チェーンスパイクがあればスタスタと歩けてしまいます。
非常にコンパクトに収納できるため、雪予報の日の通勤カバンに忍ばせておくのも賢い方法です。登山用としてだけでなく、日常生活の「もしも」を支える防災グッズとしての側面も持っているのです。
モンベル チェーン スパイクを賢く使って冬を楽しもう
冬の山歩きにおいて、足元の不安を解消してくれるモンベル チェーン スパイクは、もはや必須装備と言っても過言ではありません。
軽アイゼンとの違いを理解し、自分の靴にぴったりのサイズを選び、そして適切にメンテナンスをする。このステップを踏むだけで、あなたの雪山ライフの安全性は劇的に向上します。
雪の結晶が輝く静かな森や、真っ白に染まった尾根道。そんな美しい景色に出会うために、ぜひ信頼できる相棒としてモンベル チェーン スパイクを仲間に加えてみてください。一歩一歩がもっと力強く、もっと楽しくなるはずです。

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